SSブログ

スーパー歌舞伎II  新版 オグリ [歌舞伎]

新橋演舞場でオグリを観てきました。

IMG_0557.jpg

猿之助さんと隼人くん、どっちでもいい……ていうかどっちも観たい!
どちらの主演か確認せずに都合のいい日時でチケットを取ったら隼人くんでした。

開演前の舞台の様子。
この鏡面と光を使った演出がとてもきれいでした。
IMG_0558.jpg

スーパー歌舞伎ですから、歌舞伎っぽさを残しつつもかなり現代的な舞台になっています。
とてもわかりやすく華やかな舞台でケレン味もたっぷりなので、子供たちが観ても面白いと思う。

前半の小栗一郎から六郎が活躍する場面が戦隊モノ的ワクワク感があって私は好き。
もっとそれぞれの特徴を活かした活躍が観たかったけど、6人分やっていたら尺が足りないよね。。。

隼人くんがイケメンなのは言うに及ばず、新悟くんがすっかり姫が板についているのに驚いた。
特に声が可愛い。
明るく前向きで心の優しい綺麗な娘というのは往々にしてウザかったりするのですが、この照手姫はまったくそういうものを感じさせず、ただひたすらに健気で応援したくなる。すごい!

照手姫には兄さまが二人いて、一人はただただお家のことだけを考えているのだけれど、もう一人の方は父や兄に従いつつも妹の幸せとは…とふと考えてしまう。
登場回数は多くないけれど印象的な役でした。

最近涙もろくなったのか、泣けるシーンが度々あって大変だった。
特に私がぐっと来たのは照手が川に流される場面。
本当は川に沈めろと命じられていたけれども、生涯に一つくらいは良いことをしたいと、沈めずに流すことにした二人。
「鬼の中にも仏の心」「生きることは地獄かもしれねぇが、生きておくんなせぇ」

流された照手は過去を隠して小鮎として老夫婦の世話になっている。
浜に集まってきた婆さんたちはスマホやタブレットを片手に若く美しい小鮎をディスる。
背後のスクリーンにはツイッターやLINEでメッセージが飛び交う様子が映し出され、
「小鮎ブスww」
「二次BLガチ勢らしいよ」
などなど、舞台上のバアサマたちも気になるが、小鮎ディスりからも目が離せなくて大変だった。
あれもっとじっくり見たいなぁ!

他にも見どころが多く、笑えて泣けて最後までとっても楽しい舞台でした。
できればもう一度、今度は猿之助さん主演で観たいくらい。
でも25日で終わりだからちょっと難しいかな……。

これは最後に空から降ってきたバラの花びら。
IMG_0563.jpg


コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。