最近読んだ本、今読んでいる本 [本]
「ないがままで生きる」 玄侑宗久
「ありのままの私」というものは、自己の核となる確固としたものが「ある」ということを前提にしているわけで、それはやはり唯一絶対の神と、神によって作られた人間という一神教の考え方が根本にある。
一方で、仏教においてはそもそも「私」なんてものはないんだ、と考える。
禅僧でありかつ芥川賞作家でもある玄侑宗久が、禅や老荘思想を基に「ない」ということの自由さ、豊かさ、穏やかさを説いたエッセイ集、かな。
森田正馬の「あるがまま」も、言ってることは同じなんだけどね。
「古美術読本(六) 仏像」 井上 靖 監修、 大岡 信 編
ずうーっと。もう本当に10年近く積読本になっていて、この前の断捨離祭りで捨てようとしたんだけど、思いとどまってようやく手を付けた。
色んな人が仏像について色んなことを言っている本。
この類いの本は、実物を見たことがあったり、せめて写真で見て知っていたりすると「あー、ふむふむ、あれね」と思って面白いのだけれど、全然知らないものについては「はぁ、左様か」としか思わないものでして。
パラパラっと流し読みしようと思います。
ところで。
高校生の時にテスト問題か何かで読んだ仏像に関する文章がすごく印象深くて、もう一度読みたいのだけれど、誰が書いた文章なのかが分からず探しあぐねている。
どこかのお寺の古い木造の仏像が朽ちることなく保たれていたのは、人々が欠かさずにあげていた線香の煙によって燻されることで虫食いなどから逃れることができたわけで、それもまたある種の「信仰の力」と言えるだろう、とかなんとか、そんな話だったと記憶する。
大岡信だったような気がするんだけど……大野晋かも?
どっちかだと思うんだよねぇ!
いつかどこかで出会えるといいなぁ。
「失敗の本質―日本軍の組織論的研究」 戸部 良一 他
何年か前に(もしかして10年くらい前?)ビジネス系のカリスマたちがやたらとこの本をプッシュするブームがあった。
その数年後に、「失敗の本質は確かに名著だけど、あまりにもあっちでもこっちでも取り上げられていて、もういいんじゃないのって思う」というようなネットの記事を読んで、そうか、もういいのか、じゃあいいや、と思って読まないでいた。
ところが相変わらずあっちでもこっちでも出て来ていて、「もういいんじゃないの」と言えるのは実際に読んだ人だけなのだ、という当たり前のことに気付いてようやく読むことにした。
まだ序章の途中までしか読んでいないんだけど、いやもう、これ、確かに名著だわ。
最初の数ページを読んだだけで名著の風格が漂ってきます。
期待大。
「ありのままの私」というものは、自己の核となる確固としたものが「ある」ということを前提にしているわけで、それはやはり唯一絶対の神と、神によって作られた人間という一神教の考え方が根本にある。
一方で、仏教においてはそもそも「私」なんてものはないんだ、と考える。
禅僧でありかつ芥川賞作家でもある玄侑宗久が、禅や老荘思想を基に「ない」ということの自由さ、豊かさ、穏やかさを説いたエッセイ集、かな。
森田正馬の「あるがまま」も、言ってることは同じなんだけどね。
「古美術読本(六) 仏像」 井上 靖 監修、 大岡 信 編
ずうーっと。もう本当に10年近く積読本になっていて、この前の断捨離祭りで捨てようとしたんだけど、思いとどまってようやく手を付けた。
色んな人が仏像について色んなことを言っている本。
この類いの本は、実物を見たことがあったり、せめて写真で見て知っていたりすると「あー、ふむふむ、あれね」と思って面白いのだけれど、全然知らないものについては「はぁ、左様か」としか思わないものでして。
パラパラっと流し読みしようと思います。
ところで。
高校生の時にテスト問題か何かで読んだ仏像に関する文章がすごく印象深くて、もう一度読みたいのだけれど、誰が書いた文章なのかが分からず探しあぐねている。
どこかのお寺の古い木造の仏像が朽ちることなく保たれていたのは、人々が欠かさずにあげていた線香の煙によって燻されることで虫食いなどから逃れることができたわけで、それもまたある種の「信仰の力」と言えるだろう、とかなんとか、そんな話だったと記憶する。
大岡信だったような気がするんだけど……大野晋かも?
どっちかだと思うんだよねぇ!
いつかどこかで出会えるといいなぁ。
「失敗の本質―日本軍の組織論的研究」 戸部 良一 他
何年か前に(もしかして10年くらい前?)ビジネス系のカリスマたちがやたらとこの本をプッシュするブームがあった。
その数年後に、「失敗の本質は確かに名著だけど、あまりにもあっちでもこっちでも取り上げられていて、もういいんじゃないのって思う」というようなネットの記事を読んで、そうか、もういいのか、じゃあいいや、と思って読まないでいた。
ところが相変わらずあっちでもこっちでも出て来ていて、「もういいんじゃないの」と言えるのは実際に読んだ人だけなのだ、という当たり前のことに気付いてようやく読むことにした。
まだ序章の途中までしか読んでいないんだけど、いやもう、これ、確かに名著だわ。
最初の数ページを読んだだけで名著の風格が漂ってきます。
期待大。
2016-01-28 15:35
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