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冷凍庫から解放された日 [セミリタイア]

労働から解放されて約1週間。
たっぷりの時間を満喫しています。

ホームセンターを隅から隅まで眺めて歩いたり、そのうち作ろうと保存しておいたレシピを試したり、スーパーで買った安い切り花を生けてみたり、ハーブの鉢植えを作ったり、YouTube見たり、アニメ見たり、本読んだり。

今のところ退屈することはありません。
20代の頃、東京でアパート暮らしをしながら10ヶ月ほどプー太郎生活をしたことがありますが、その時も全然飽きなかった。
東京には色々あるからとかそういうんじゃない。
だってやってたことは今と変わらない。
図書館行って本借りてパン屋寄ってサービスのコーヒーをもらって飲みながら帰るとか。
世の中には仕事をしないといられない人もいるみたいだけど、幸いにも私にはプー太郎の才があるようだ。
まあ、数年経ったらどうなるか分かりませんけどね。

仕事を辞めると決めて以降、爆上がりしていた私の幸福度ですが、一点のシミとして幸福度を押し下げているものがありました。
それは冷凍庫の音。

私が書斎として使っている部屋には食材を保存するための冷凍庫が鎮座していた。
広い部屋なので空間的に邪魔ということはないのだけれど、いかんせんコンプレッサーの音がうるさい。
一年ほど前からあまり音楽を聞かなくなり、自然音あるいは無音を好むようになっていた私にとって、冷凍庫の発する機械音はものすごく不快でかなりのストレスを感じていた。

場所の移動を願い出たが受け入れられず、音が静かになることを期待して新しく買い替えたもののうるさいことに変わりはなくむしろ余計耳障りになったような気さえした。
せっかく日当たりの良い明るい部屋なのに、冷凍庫があるせいで私はその部屋を使えなくなっていた。
なんで人間様が冷凍庫に部屋を追い出されなければならないのか。
しかし私は実家に居候の身。
文句があるなら家を出て自分の城を持つしかないが、そこまでの経済的余裕は今の私にはない。
はて、どうしたものか。。。

そんなとき奇跡は起きた。
一度却下された冷凍庫の引越しが認められたのだ。
それが決まっただけで、冷凍庫はまだそこにあるにも関わらず私の幸福度は最高値を大きく更新した。
そして今日、ついに冷凍庫の引越しが行われた。
私はもうランダムに発生する冷凍庫の音に怯えることはないのだ。
なんという幸福だろう!

冷凍庫が鎮座して私のストレス発生源となっていた南東の角は、今はお花と観葉植物とアレクサによって癒しを与えるパワースポットとなった。
幸せ。すごい幸せ。
部屋に入るたびに「あー、幸せだぁ。ありがとうございますありがとうございます」と呟いている。

どうにもならないものと諦めていたけれど、最終的に私が望む最良の結果となった。
願いって叶うんだなぁ。





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