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京都・奈良の旅2017 その2 [旅の記録]

【4月22日(土)】

本日は奈良公園周辺を観光しますよ。
天気も良くて混みそうだから早めに出発。
9時前には奈良公園に到着。

まず目に入るのはやっぱり鹿。

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あ、間違えた、これはしかまろくんだ。

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やる気のないお顔。


まずは興福寺へ。

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この五重塔は本当に美しい。惚れ惚れするようなお姿です。

知らないで行ったのですが、北円堂は春の特別開扉の初日!
もちろんお参りします!

ここは運慶作の弥勒さまをはじめ、かの有名な無著・世親像、四天王立像と国宝がズラリ。
すすすすばらしい。
これよ、私はこういうのが見たかったのよ~、と顔には出ないが大興奮。

ぐるりと回って近くから素晴らしいお姿を拝めますが、やはり真正面から拝んだ構図が最高です。
正面にご本尊の弥勒さま、両脇侍の菩薩、奥の左右に無著・世親。
それらの像が無言でこちらを見つめます。
四天王はちょうど隠れている。
完璧な構図が説得力のある美しさ。完成された世界を感じます。
うーん、すごい。
午前中だったので、東の扉から入る日の光を受ける無著像が美しかったなぁ。
四天王は右手で「よっ」という感じでトレイを持つような恰好の多聞天がいい。
しつこく何周もしてから外に出ました。

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ご参考までに、チケット裏の配置図をどうぞ。


続いては興福寺といえばこれ、阿修羅 -天平乾漆群像展-です。
こちらも春の特別公開中。
稼ぎ頭の阿修羅像をはじめとして国宝・重文がずらり勢ぞろい。壮観です。
それぞれ、一体だけでも人を呼べるようなお宝が惜しげもなく並べられているのはさすが奈良の名刹。
東京の博物館に連れてきたら人だかりができるに違いない、あの仁王像が奥の方にさりげなく配置されているんだもの。
なんて贅沢なんでしょう!
仁王像、八部衆、天燈鬼・龍燈鬼あたりは上野の博物館でも拝んだことがありますが、いいものは何度見てもいいものだし、こうしてお堂に並んでいるのもまた違った雰囲気でいいです。

引き続き東金堂へ。
こちらもまた国宝・重文の仏様が所狭しと並べられています。
だんだん有難味が薄れてくるのがおそろしい……。
私はやっぱり十二神将像が好きです。
あの有名な仏頭がよこちょの方に「とりあえず」な感じで置かれているのが印象的でした。
もともとこの東金堂のご本尊だったそうですが、色々あって現在は頭のみとなり、国宝館の改修工事の間はここに安置されるとのこと。

一体だけでも東京の特別展の目玉になるようなお宝が当たり前のように並ぶ。
興福寺おそるべし。


お次は奈良国立博物館へ。
ここで開催中の快慶展が今回の旅のきっかけです。
これに関しては「美術館/博物館」カテゴリーで別記事にしましょうかね。

快慶 日本人を魅了した仏のかたち


朝から歩き回ってだいぶ足も疲れてきたし、地下のレストランでカレーを食べて一休み。
展示室内が寒かったので外の方が温かそうだとあえてテラス席にしたら、松の花粉がすごかった。
ばふっと煙を吐くように花粉が飛ぶ。
拭いても拭いても黄色くなる。
店員さんの忠告を素直に聞いておけばよかったワイ。。。


快慶展のチケットで入れるということなので、なら仏像館も見ていきましょう。
こちらも国宝・重文がズラリ。
もはや感覚がマヒしてくる。

そうそう、室生寺で会えなかった十二神将の未さんと辰さんにここで会えました。
辰さんに駆け寄って「はぁ~、かっこいい……」とうっとり眺めている女性が印象的でした。
確かに凛々しいお姿です。
どうしたもんかと思案気な未さんも可愛かった。


先はまだまだ長いのでその3へ続く。


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