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2018年読書総括 [本]

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

お正月恒例の読書総括です。
2018年の読書冊数は52冊でした。
数が少ないのはいつものことですが、振り返ってみると去年と比べて割と質のいい本を読んでいて、その点ではよかったかなと思います。
候補14冊の中から絞り込んだベスト5は以下の通り。順不同です。

ライカでグッドバイ』 青木冨貴子
沢田教一の魅力と、彼の写真の迫力とまなざしの優しさと、青木さんのクールな書きっぷりと。

中東から世界が見える イラク戦争から「アラブの春」へ』 酒井啓子
ISIS怖〜い、テロリスト怖〜い、中東怖〜い、という思考停止状態から一歩抜け出すはじめの一冊に最適。

さらば、わが愛 覇王別姫』李碧華(田中昌太郎 訳)
お前がこの映画を好きなのは十分わかったからもういい、と言われそうだが、ようやく原作が読めて嬉しかったんです。

教誨師』 堀川惠子
続けて読んだ死刑関連本いずれも読み応えがあったが、きっかけとなったこの本で代表してもらいましょう。

津波の霊たちーー3・11 死と生の物語』 リチャード・ロイド・パリー (濱野大道 訳)
丁寧な取材から引き出された当事者たちの複雑な心情が、絶妙な構成によって多層的に描き出される。

ハッピーでロマンチックな本が1つもない。
そもそも読んでないのか?
来年も引き続き良質なノンフィクションを中心に読んでいきたい。


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