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初法廷 [裁判傍聴]

無職の今だからこそできることをやってみようシリーズ。
裁判傍聴。
ということで、思い立って東京地裁へ行ってみた。

当然だけど、弁護士がうじゃうじゃいる。
私は実物のひまわりバッジを見るのは初めて。
でかいでかいとは聞いていたけど、ホントに大きいなぁ。目立つなぁ。

初めは強制わいせつ罪の法廷に行ってみた。
痴漢とかそんなのだよね?
怖々と法廷へ入ってみると、会議室くらいのこじんまりとした広さだった。
しかもなにやら傍聴人は関係者がほとんどの様子。
いかにも野次馬然とした私は思いっきり場違いに思えて早々に退散。

続いて強盗殺人の法廷へ。
ここはそれなりに広くて傍聴人もたくさんいた。
法廷そのものは退屈だったな。
弁護人が検察側の証拠不備についてダラダラと意見を述べるだけ。
私の弁護士のイメージって、アグレッシブでタフで自信に満ちあふれているギラギラした人、だったのだけれど、どうも皆が皆そういう訳でもないらしい。
この弁護人は下を向いて(原稿を読んでいる)ボソボソと話す。
退屈だぁ。
裁判官も退屈そう。
検察官も退屈そう。
被告人は居眠りを始めて裁判官に注意される。

最後、弁護人と裁判官のやりとりだけは面白かった。
裁判官強い。
弁護人弱い。

弁「できれば被告人質問は次回にしてください」
裁「どうして今日は被告人質問ができないんですか」
弁「十分な打ち合わせができていませんので」
裁「どんな話をする予定なんですか」
弁「えーと、」
裁「この事件は平成11年に起きた事件ですよね。それから随分長い時間が掛かっています。これまでもさまざまな話をしたはずですよね。別の何かがあるんですか」
弁「えー、ですから、これまでは概略のようなもので、今後はもっと詳細を」

更に弁護人は被告人の特性(耳が不自由で補聴器をつけていても会話がなかなか成り立たない、知的能力にやや問題がある、自分に興味のあることだけ延々と話す等)によって打ち合わせが大変に困難であることを訴える。
うーん、弁護士先生も大変だなぁ。

その他、気になったこと。
検察官は書類を風呂敷に包んで持って来た。
その風呂敷には大きく桐の紋入り。
検察官は皆あの風呂敷を使うのか、それとも検察官の家紋なのか。
ちょっといい感じ。

同日、抽選式の傍聴券が交付されるくらい注目されている殺人事件についての法廷が開かれるのは知っていた。
判決だけで1時間も時間を取っているから、大きな事件なんだろうなとも思った。
でも判決だけ聞いてもなぁ、と逃してしまった。
帰ってから、歯学部を目指していたお兄ちゃんが妹を殺しちゃったあの事件だと知る。
ちょっと行ってみたかった。

実は明日もまた行く。
今度は友達と。
すごく裁判好きな人っぽいよね。


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