SSブログ

私の美学 [本]

図書館でざっと本棚を流していたら「おなら大全」という本を見付けた。
ハードカバーでかなりの厚みがある立派な装幀の本。
本の存在そのものもかなり不思議だけれど、フランスで出たこういう本をわざわざ日本語に翻訳して売ろうという奇特な編集者と翻訳家の存在にも驚く。
しかもそれがさほど大きくもない公共図書館に置いてあるのだから、人間の文化の豊かさには感嘆せずにいられない。

この本をパラパラとめくりながら、ジャン・ジュネの「泥棒日記」の一節を思い出した。

「人はすべて行為をその成就にまで続行しなければならない。そうすれば、その出発点がなんであろうとも、終極は美しいはずだ。行為が醜いのは、それがまだ完全に成就されていないからなのだ。」

これが私の美学です。


コメント(0)  トラックバック(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました