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被告になるよりは無職がいい [裁判傍聴]

今日も楽しく裁判傍聴へ行って来た。

運良く、以前にも傍聴した集団強姦の続きを聞くことができた。
右陪席は今日も可愛い。
姿を見た途端にニヤニヤしてしまう。

検察による被告人質問の続きから。
途中からなので、なかなか話に入って行けなくてちょっと苦労した。
前回と同じ検察官が相変わらずダラダラと質問をする。
ようやく被告人の証言の矛盾をつく。
被告人の横顔が紅潮した・・・ように見えた。

途中から検察官が交替。
この検察官はやり手だ。
ツッコミが鋭い。
この鋭いツッコミに右陪審はニヤニヤと笑う。
その顔を見て私もニヤニヤと笑う。

検察官は被告人の犯罪意識について畳み掛けるように質問を続ける。
悪い事をしているという気持ちはあったのか?
その場合の悪い事というのは具体的にどういう罪か?
強姦にあなたが関わっていないというのなら、あなたにはどんな罪があると思ったのか?
などなど。
だんだんと被告人の答えがしどろもどろになってくる。

検察官はとどめを刺す。
「あなた、すでにこの時点で自分の言っている事がどんどん変わっているの、分かってますか?」
「そう、ですか・・・」
「言っている事が変わっているという自覚はありますか?」
「はい」←圧倒されてすでに混乱していると思われる。
「それで信用してもらえると思っていますか?」
「信用っていうか、自分は何もしていないっていうのがあるんで・・・」
「言い逃れしようとしてるんじゃないんですか」
「そういうことはないです」
「以上です!」

この後、弁護人による質問があったけど、一体何を狙ったものなのか分からなかった。
この被告人と弁護人の間に信頼関係はないな、と思った。

続いて左陪席から質問。
取調期間中に弁護人とはどんな話をしたのか、というような内容だったと思う。
右陪席からの質問はなし。
つまんなーい!楽しみにしてたのに!!

最後、裁判長から質問。
10日か20日で出してあげるから言われた通りの調書にしろと刑事に言われた、という点について質問。
被告人の答えに、裁判長は首を捻る。
明らかに信じていない。
裁判長にこれやられちゃうと、被告人にとって精神的ダメージは大きいだろうな。
終いには裁判長「言っていることが分からない」と切り捨てる。
裁「あなたずっとその場にいてね、これから何が行われるのかまったく関心がないの?」
被「その時には、なかったです」
裁「関心を持たなかったということを、あなたは恥ずかしいとは思わないの?」
被「今は恥ずかしいと思います」
裁「集団強姦っていうのはあなたたちにとっては日常的なことなの?」
被「いえ、そんなことはないです」
裁「その異常な状況について、ほとんど覚えていないというのはどういうことなの?」
被「その時は大麻のせいで頭がぼんやりしていて・・・」
裁「大麻のせいにするつもりなの」
被「大麻のせいっていうか・・・」
ここで裁判長のとどめの一撃。
「あなたが法廷で言ってることはね、全然伝わって来ないんですよ」
被告人は放心したような顔で元の席に戻った。

さてどうなるのか!?
次回も是非聞きに行こうと思います!

帰って来たらSE職のごめんなさいメールが来ていた。
まあ、きっと、これでいいんだよ。
多分、これでいいんだよ。
へこたれない!!


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