SSブログ

オランダ・ベルギーの旅 2日目 [旅の記録]

【12月27日 2日目】

今日はこの旅の第一の目的と言ってもいい、国立ミュージアムへまいります!

DSCN0487.jpg
おおー、巨大なレンブラントの自画像がお出迎え。
そう、私はレンブラントを見るためにオランダくんだりまでやってきたのよ!

建物内部はこんな感じで、建物自体も素敵です。
DSCN0488.jpg

こういう図書室モエる。
DSCN0495.jpg

しかしまずはレンブラントだよね、そうだよね。
いそいそと二階へまいります。

お、あれは噂の「夜警」ではないですか!
予想以上にデカいぞ。
この絵は目の前でじっくり細部を眺めるのもいいですが、遠くの方から人々が群がっている様子を見るのもまたいい。
というか、私はむしろその方が好きだったりする。
DSCN0489.jpg

まあ、夜警もいいけど、早くアレ見たい、アレ。
「アムステルダムの織物商組合の見本調査官たち」
私はこの絵を見るためにアムステルダムまで来たのですよ!
この美術館にあるはずなのよ。
でもないのよ。
レンブラントエリアにないのよ。
どういうことどういうこと。
いやまさか、そんなはずは……嫌な予感が頭をよぎる。
しかし探しても見つからないものは見つからないので、素敵なヒゲのオジサマに聞いてみる。

「この絵はありますか?」 ←スマホで画像を表示して見せながら
「ああ、この絵ね。これはねー、今ロンドンにあるよ」
「ロンドン!?」
嫌な予感的中。
そうなのです、有名な絵画は特別展のために他所の美術館に貸し出されることが多いのです。
まあ大丈夫だろう、と高を括って調べないで来てしまったのですが、まんまとこの罠にひっかかりました。。。
「この絵は2月に戻ってくるよ。大きなイベントをやるからね」
「2月ですか……」

がっかり。がっかりであります!
しかしまあ、事前にこの絵がないことを知っていたとしても、やっぱりオランダに来ていただろうと思う。
今回たまたま機会があって来ることができたわけで、この絵がないなら行かない、とはならなかったはず。
そう考えればそれほど悔しくもない。
いつかこの絵が日本に来ることがあるかもしれないし、私が再びオランダに行ったっていいわけだし。
そんなわけで、割とあっさりあきらめがつきました。
ちなみに「ユダヤの花嫁」もあるはずなのに見つからなかったので、おそらく一緒にロンドンへ行っていると思われます。

気を取り直して色々と見てまいりましょう。

てっぺんの顔が怖い。
DSCN0493.jpg

この無駄に曲線を使った収納家具というのは日本人の発想にはないよね。
DSCN0498.jpg

姪っ子に似てる。
DSCN0502.jpg

メッシに似てる。
DSCN0509.jpg

なんか気色悪い。
DSCN0507.jpg


さて、一通り見たので、友達と合流して美術館のカフェでランチです。

DSCN0517.jpg
チーズのオープンサンドを食べる。
うまかったけどパンの耳がかたくてなかなか切れなくて食べるのに苦労した。
上に乗っている黄緑色の小さい玉はタマネギのようなラッキョウのような味がしました。
私は割と好き。


お昼過ぎに国立ミュージアムを出たのですが、その頃には入場待ちのながーい列ができてました。
そして改めて見れば、出迎えてくれたレンブラントの巨大な自画像は確かに2月から5月までの特別展の案内であった。。。
DSCN0521.jpg

ところで、後々まで同行の人たちと話題になったのですが、ここのスタッフはイケメン率高し!
青年もオジサマも、白人も黒人も、見た目のレベルが高い。
しかも上下黒のスーツで身を固めているので1割増しカッコよく見える。
そんな人たちが多数あっちこっちを巡回している。
展示品の数々はもちろんのこと、イケメンスタッフも必見です!


さてさて、続いてゴッホ美術館へ。
入場で並ぶとは聞いていましたが、確かに長い列が出来ている。
そして雪が降っている……。

入場制限がかかっているので、一定の人数が入ったら止められてしまいます。
30分近く待った上、運悪く私たちの目の前で「はい、ここまでね」と切られてしまう。
ちぇー、と思いながら待っている間、目の前にいるスタッフのお兄さんを観察していると……

まず状況説明として、入場待ちの列は3本あります。
チケットを持っていない人の列、事前購入のチケットやパスの類いを持っている人の列、時間指定のe-ticketを持っている人の列、に分かれています。
しかし、列が長すぎてどの列に並んだらいいのか分かりにくい。
なので人々は一番前に来て聞きます。
「私はどの列に並んだらいいの?」
列の先頭にいるのはお兄さん一人。
次々と人が来て尋ねます。
「私はどの列に並んだらいいの?」
おそらくお兄さんの仕事は人々を案内することではなくて、「はい、ここまでね」と列を切ることです。
でも人々は次々やって来て尋ねます。
「私はどの列に並んだらいいの?」
その度にお兄さんは答えます。
「チケット持ってない人は向こう、チケットを持ってる人は真ん中、時間指定のe-ticketを持ってる人はここ」
それでもまだまだ人々はやって来て同じ質問をします。
「私はどの列に並んだらいいの?」
だんだんお兄さんがうんざりしてきているのがわかります。答えがぶっきらぼうになってきます。
しまいには、無言で列を指さすだけになる。
(そしてその指の先には私がいる……)

「チケットを持ってるんだけど……」と尋ねる人に対して、「あなたが何のチケットを持っているのか俺は知らない。チケットには色々ある」と言って片っ端からチケットの種類を羅列する。これは完全に八つ当たりである。

人が途絶えたところで、お兄さん自棄になったのかおもむろに歌いだす。
それでも人々はお兄さんを呼んで尋ねる。
「私はどの列に並んだらいいの?」
お兄さん、ついには答えることを放棄する。
「この列の後ろに俺の同僚がいるからそいつに聞け」
同僚に丸投げ!
面白すぎる!!

そんなやさぐれたお兄さんのところへ、一人のおばちゃんがやって来てカタコトの英語で訴える。
「チケットある!」
「時間指定のチケットを持っている人しか入れられません」
「チケット持ってる! 入れろ!」
「ダメ! 不平は聞かない! 俺は忙しい!」
お兄さん、うんざりしてその場を離れる。おばちゃんあきらめてその場を去る。

お兄さん、大変だねぇ……と声をかけてあげたかったけれど、そんな気の利いた英語表現は知らないので、ただただ笑わせてもらいました。

私にとっては、このお兄さんのやさぐれぶりが面白かったことと、クロークのお兄さんが超イケメンだったことがゴッホ美術館の記憶です。

まあ、とりあえず壁にデザインされたセミのデッサンなんぞを載せてみる。
(この美術館は作品の写真撮影は禁止ですが、壁の撮影は可)
DSC_0029.jpg


その後、カフェでちょっと一休みしてから、皆と別れて一人ファン・ローン博物館へ。
入り口で€1が云々と言われる。
私はミュージアムカードを持っていたので、それでチケットを買う必要はないはずなのだけれど、特別展をやっているから別途かかるとかそういうことなのかしら、と思い、まあ€1なら、と払っておく。
後で考えてみたら任意だったような気がしないでもない。
やはりもうちょっと正確に英語は理解できるようになっておいた方が良さそうだ。
それか「その€1は払わないといけないの?」と聞ける逞しさか。
まあ€1くらいいいんだけどさ。

さて、ここは豪商ファン・ローンさんのお屋敷が博物館になったもの。
中はこんな感じの豪華なお屋敷です。
DSCN0532.jpg

なんというか、私にとってはファンタジーの舞台のような空間でした。
かつてこのお屋敷に生身の人間が実際に生活していたことがとても不思議な気がするのです。

その後、適当にブラブラと歩いてホテルに帰りました。
トラムに乗ろうと思って帰りの分のチケットも買ってあったんだけれど、行きに使ったチケットと途中でわかんなくなっちゃって、歩いて帰れる距離だったので結局トラムには乗りませんでした。
タッチするだけなので、回収されるでもなし、刻印されるでもなし。
紛らわしくて困るわー。

本日の夕食:アルゼンチンレストランでハンバーガー






nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました