オランダ・ベルギーの旅 3日目 [旅の記録]
【12月28日 3日目】
今日は、クレラー・ミュラーへ行くみんなとは別に、一人でハーグへ行ってみます。
駅で窓口のおっちゃんにメモを渡す。
おっちゃん、わざわざそのメモを読み上げる。
Den Haag CS
1 person
round-trip
おっちゃんが言うには、8:27発の2a番線の列車に乗れとのこと。
切符にメモしてくれたから間違いない。
証拠写真。
私としては事前に調べて7:57の列車に乗るつもりで早く出てきたんだけど、おそらく運休になったかなにかでしょう。
そうなると30分以上待たなければいけない。
そんなわけで暇だから駅構内をプラプラ歩いているうちに、私が行くべき駅は正しくはDen Haag HSだったんじゃないか!? という気がしてきた。
そうだそうだ、多分そうなのだ。きっとそうに違いない。危ないところだった!
慌てて案内の人に切符を見せて、この切符を買っちゃったんだけど、本当はDen Haag HSに行きたい、と言うと、その切符で問題ないと言う。
一安心してHS行きの列車を待っている間に、いやいや、やっぱりCSで正しかったんじゃないか!? と言う気がしてきて、慌てて資料を確認すると……やっぱりCSが正しかった。
もっと自分を信じるべきであった。
ハーグには駅が二つあって、観光地にはCS(Central Station)が近い。
HS(何の略か知らん)の方は観光には不便な上に治安が悪いので行かない方がいいらしい。
あやうくそっちの危ない方へ行ってしまうところだったわ。
急いで、最初におっちゃんが教えてくれた列車に乗るべく2aのホームへ行くものの、なんかこの列車、さっきからずっと動く気配なく止まってるよねぇ。。。
次の列車が来る様子もないし。
と思っているうちに、なぜか人々がホームを下りていく。
こういう場合は人の流れに乗ってみた方がいいので、私もホームを下りて、再度案内所へ。
「Den Haag CSへ行きたいんですが」
「それだったら、スキポール空港駅に行って、乗り換えです」
「8:27の列車はどうなったの?」
「トラブルで動いてないよ」
え、そうなの……。
しょっちゅうホームが変わったり運休になるとは聞いていたけれど、ここまでいい加減とは。
乗り換えについては耳で聞いただけでは不安だったので、メモに書いてもらって、またまた別のホームへ。
駅に着いてから約1時間後、ようやく電車に乗れたのでした。。。
オランダの列車はよく運休になったり変更になったりするという話ですが、本当にそうでした。
朝はなかなか明るくならないのでいまいちテンションが上がってなかったんだけど、電車に乗ってるうちになんだか楽しくなってきた!
海外旅行3回目で英語も大して話せない私が、一人で外国の列車に乗っているなんてねー。うふふ。
オランダは本当にまったいらである。
お兄さんのメモのおかげでスキポール空港での乗り換えもスムーズにこなし、1時間ほどでハーグに到着。
駅の案内所でおばさまにマウリッツハイスへの道を聞く。
聞いてはみたものの、半分くらい分からん。
どうやら、右へ行って何かを渡って、どうかすると看板が見えてくるらしい。
もう一度聞き返しても良かったんだけど、聞いたところでやっぱりよく分からないだろうから、とりあえず言われた通り駅を出て右の方へ。
少し先に踏切がある。
たぶんこれを渡れと言っていたのだろう。
で、渡る。
渡ったら、どうしたらいいんだっけ?
もうここからは手元の地図と勘を頼りに歩きます。
道路には昨日の雪が凍り付いてツルツルになっていて危ない危ない。
しかしそんな中もオランダ人は自転車でガンガン走っている。
しばらく歩いて、なんか違うような気がするなー、と思い始めたところで標識発見。
ちょっと行き過ぎていたようです……。
しかしまあ、無事着いたから結果オーライ。
何やらマウリッツハイスと書いてある建物があるんだけど、入り口が美術館っぽくなかったため、別館か何かかと思って一度通り過ぎる。
古くて雰囲気ある建物があるなー、とか眺めながら歩いていたら、大通りに出てしまってなんか違う。
おかしいなーと思って戻ってみたら、やっぱりさっきの建物がマウリッツハイス美術館でした。
この美術館はマウリッツさんのお屋敷だった建物を利用しているので、美術館というよりもたくさん絵が飾ってあるお屋敷という感じで、とても雰囲気があっていいです。
こんな感じね。
マウリッツハイスと言えばフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が有名ですが、私はやっぱりレンブラント!
キタ! レンブラント部屋!!
メインの「テュルプ博士の解剖学講義」はもちろん素晴らしいけれど、なんか、ドアの上にかかってるあの人が気になるんです……。
You! やっちゃいなよ。
こういう人をドアの上に配置するこのセンス、イカス。
レンブラントを堪能した後はエッシャー美術館へ。
こちらは王太后の別邸だった建物を利用しているとのこと。
クリスマスツリーもかわいいぞ。
3階ではエッシャーのだまし絵の世界を体験できます。
球体に写る私。
続いてはパノラマ・メスダフへ。
中を見る前にカフェでちょっと休憩。
トマトスープとパンを頂きます。
一息ついたところで、さあ、中へ入りましょうか。
この美術館はちょっと変わったところで、メスダフさんの描いたパノラマ画が展示されています。
ちょっと写真では伝わりにくいと思うのですが、こんな感じの壁画が360度ぐるっと回っていて、手前の砂とか椅子などは実物です。
遠近法を使ってものすごく巧妙に作ってあって、ぼーっと眺めていると、絵ではなくて本当に丘の上から景色を眺めているようなリラックスした気分になります。
近くに住んでいたら度々通いたくなるような不思議な空間です。
けっこう色々見て回った気がしますが、まだ時間に余裕があるので平和宮まで足を延ばしてみましょう。
国際司法裁判所が入っている建物です。
逆光でよく見えない。。。
時間の決まっているガイドツアーに参加すれば中の見学もできるのですが、私が行ったときはすでにガイドが出発した後でした。
とりあえず入り口にある資料館のようなところだけ見ておきました。
いかにも裁判官な人々。
駅へ帰る途中でマウリッツハイスに寄り、カフェでアップルパイとカフェラテをいただく。
うまい。
帰りはアムステルダムまで直通の電車に乗れました。
最後にハーグの街の印象について。
王宮や各国大使館のある街なので、なんとなくハイソな雰囲気です。
街を歩く人々もどことなく品のいい感じ。(思い込み?)
高級店も多いしね。
しかし、そんな街になぜ昼間でも歩かない方がいいような治安の悪い地区があるのかよく分からんが。
ハーグでは道路を渡ろうとしていると、車は必ずと言っていいほど止まってくれます。
歩行者用の信号が赤なのにわざわざ止まって「どうぞ」とやってくれることすらあります。
なので、現地の歩行者は信号を守りません。
赤信号でもどんどん渡ります。当然、横断歩道じゃないところもガンガン渡ります。
アムステルダムの車もよく止まってくれたけど、ハーグの車は更に歩行者に優しい印象。
日本でも街中ではこういう優しい運転をしたいものだ。
本日の夕食:ステーキ(日本の感覚でミディアムレアにしてもらったら、相当レアだった……)
今日は、クレラー・ミュラーへ行くみんなとは別に、一人でハーグへ行ってみます。
駅で窓口のおっちゃんにメモを渡す。
おっちゃん、わざわざそのメモを読み上げる。
Den Haag CS
1 person
round-trip
おっちゃんが言うには、8:27発の2a番線の列車に乗れとのこと。
切符にメモしてくれたから間違いない。
証拠写真。
私としては事前に調べて7:57の列車に乗るつもりで早く出てきたんだけど、おそらく運休になったかなにかでしょう。
そうなると30分以上待たなければいけない。
そんなわけで暇だから駅構内をプラプラ歩いているうちに、私が行くべき駅は正しくはDen Haag HSだったんじゃないか!? という気がしてきた。
そうだそうだ、多分そうなのだ。きっとそうに違いない。危ないところだった!
慌てて案内の人に切符を見せて、この切符を買っちゃったんだけど、本当はDen Haag HSに行きたい、と言うと、その切符で問題ないと言う。
一安心してHS行きの列車を待っている間に、いやいや、やっぱりCSで正しかったんじゃないか!? と言う気がしてきて、慌てて資料を確認すると……やっぱりCSが正しかった。
もっと自分を信じるべきであった。
ハーグには駅が二つあって、観光地にはCS(Central Station)が近い。
HS(何の略か知らん)の方は観光には不便な上に治安が悪いので行かない方がいいらしい。
あやうくそっちの危ない方へ行ってしまうところだったわ。
急いで、最初におっちゃんが教えてくれた列車に乗るべく2aのホームへ行くものの、なんかこの列車、さっきからずっと動く気配なく止まってるよねぇ。。。
次の列車が来る様子もないし。
と思っているうちに、なぜか人々がホームを下りていく。
こういう場合は人の流れに乗ってみた方がいいので、私もホームを下りて、再度案内所へ。
「Den Haag CSへ行きたいんですが」
「それだったら、スキポール空港駅に行って、乗り換えです」
「8:27の列車はどうなったの?」
「トラブルで動いてないよ」
え、そうなの……。
しょっちゅうホームが変わったり運休になるとは聞いていたけれど、ここまでいい加減とは。
乗り換えについては耳で聞いただけでは不安だったので、メモに書いてもらって、またまた別のホームへ。
駅に着いてから約1時間後、ようやく電車に乗れたのでした。。。
オランダの列車はよく運休になったり変更になったりするという話ですが、本当にそうでした。
朝はなかなか明るくならないのでいまいちテンションが上がってなかったんだけど、電車に乗ってるうちになんだか楽しくなってきた!
海外旅行3回目で英語も大して話せない私が、一人で外国の列車に乗っているなんてねー。うふふ。
オランダは本当にまったいらである。
お兄さんのメモのおかげでスキポール空港での乗り換えもスムーズにこなし、1時間ほどでハーグに到着。
駅の案内所でおばさまにマウリッツハイスへの道を聞く。
聞いてはみたものの、半分くらい分からん。
どうやら、右へ行って何かを渡って、どうかすると看板が見えてくるらしい。
もう一度聞き返しても良かったんだけど、聞いたところでやっぱりよく分からないだろうから、とりあえず言われた通り駅を出て右の方へ。
少し先に踏切がある。
たぶんこれを渡れと言っていたのだろう。
で、渡る。
渡ったら、どうしたらいいんだっけ?
もうここからは手元の地図と勘を頼りに歩きます。
道路には昨日の雪が凍り付いてツルツルになっていて危ない危ない。
しかしそんな中もオランダ人は自転車でガンガン走っている。
しばらく歩いて、なんか違うような気がするなー、と思い始めたところで標識発見。
ちょっと行き過ぎていたようです……。
しかしまあ、無事着いたから結果オーライ。
何やらマウリッツハイスと書いてある建物があるんだけど、入り口が美術館っぽくなかったため、別館か何かかと思って一度通り過ぎる。
古くて雰囲気ある建物があるなー、とか眺めながら歩いていたら、大通りに出てしまってなんか違う。
おかしいなーと思って戻ってみたら、やっぱりさっきの建物がマウリッツハイス美術館でした。
この美術館はマウリッツさんのお屋敷だった建物を利用しているので、美術館というよりもたくさん絵が飾ってあるお屋敷という感じで、とても雰囲気があっていいです。
こんな感じね。
マウリッツハイスと言えばフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が有名ですが、私はやっぱりレンブラント!
キタ! レンブラント部屋!!
メインの「テュルプ博士の解剖学講義」はもちろん素晴らしいけれど、なんか、ドアの上にかかってるあの人が気になるんです……。
You! やっちゃいなよ。
こういう人をドアの上に配置するこのセンス、イカス。
レンブラントを堪能した後はエッシャー美術館へ。
こちらは王太后の別邸だった建物を利用しているとのこと。
クリスマスツリーもかわいいぞ。
3階ではエッシャーのだまし絵の世界を体験できます。
球体に写る私。
続いてはパノラマ・メスダフへ。
中を見る前にカフェでちょっと休憩。
トマトスープとパンを頂きます。
一息ついたところで、さあ、中へ入りましょうか。
この美術館はちょっと変わったところで、メスダフさんの描いたパノラマ画が展示されています。
ちょっと写真では伝わりにくいと思うのですが、こんな感じの壁画が360度ぐるっと回っていて、手前の砂とか椅子などは実物です。
遠近法を使ってものすごく巧妙に作ってあって、ぼーっと眺めていると、絵ではなくて本当に丘の上から景色を眺めているようなリラックスした気分になります。
近くに住んでいたら度々通いたくなるような不思議な空間です。
けっこう色々見て回った気がしますが、まだ時間に余裕があるので平和宮まで足を延ばしてみましょう。
国際司法裁判所が入っている建物です。
逆光でよく見えない。。。
時間の決まっているガイドツアーに参加すれば中の見学もできるのですが、私が行ったときはすでにガイドが出発した後でした。
とりあえず入り口にある資料館のようなところだけ見ておきました。
いかにも裁判官な人々。
駅へ帰る途中でマウリッツハイスに寄り、カフェでアップルパイとカフェラテをいただく。
うまい。
帰りはアムステルダムまで直通の電車に乗れました。
最後にハーグの街の印象について。
王宮や各国大使館のある街なので、なんとなくハイソな雰囲気です。
街を歩く人々もどことなく品のいい感じ。(思い込み?)
高級店も多いしね。
しかし、そんな街になぜ昼間でも歩かない方がいいような治安の悪い地区があるのかよく分からんが。
ハーグでは道路を渡ろうとしていると、車は必ずと言っていいほど止まってくれます。
歩行者用の信号が赤なのにわざわざ止まって「どうぞ」とやってくれることすらあります。
なので、現地の歩行者は信号を守りません。
赤信号でもどんどん渡ります。当然、横断歩道じゃないところもガンガン渡ります。
アムステルダムの車もよく止まってくれたけど、ハーグの車は更に歩行者に優しい印象。
日本でも街中ではこういう優しい運転をしたいものだ。
本日の夕食:ステーキ(日本の感覚でミディアムレアにしてもらったら、相当レアだった……)
2015-01-07 11:27
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