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オランダ・ベルギーの旅 4日目 [旅の記録]

【12月29日 4日目】

本日はアムステルダム市内をブラブラと観光します。
が、大抵の美術館などは開館が10時からなので、その前に近所のスーパーへ買い物に行きましょう。

外国人にとっては物珍しいものがたくさんあって楽しい!
水やお土産用のチョコレートなどと共にティーバッグも買いました。

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日本人にとっては斬新な発想のGreen Tea with Lemon。
これがホテルの部屋に置いてあって、予想外に美味しかったのです。
他にも色んな種類があってたくさん買いたかったのですが、オランダ土産にお茶っていうのもあんまりピンとこなくて、一箱しか買わなかったのでした。
しかしこれは間違っていた!
帰国後に知ったのですがPickwickってオランダの会社だったのですね。
ヨーロッパに最初にお茶を広めたのは実はイギリスではなくオランダだったのだとか。
うーん、それを知っていたらもう少し買っておくんだったなぁ……。
しかも日本で買うと2倍以上する。。。


レジに行って、日本の感覚でカゴごと渡したらお姉さんが不服そうに何やら言っている。が、何言ってるか分からない。
お姉さん、あきらめたような顔でカゴの中の商品をベルトコンベアー上に取り出す。
あ、そうなのね。全部出さなきゃいけなかったのね。
海外のスーパーで買い物するの初めてなのよー。許してね。
ついでにベルトコンベアーに載せた後は、「私の物はここまで!」という印に細い積み木のようなバーを置くシステムらしいです。


ホテルの部屋に荷物を置いたら、さあ出掛けましょう!

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朝のアムステルダム中央駅とトラム。


まずは駅前を通って聖ニコラス教会へ。
どうやら中に入れるのは12時半からのようです。
写真だけ撮って次へ行きましょう。
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噂の飾り窓地区は路地が狭くて何やら怪しげな雰囲気。
ただ人通りは多いので、昼間に歩くぶんには特に危ないことはないと思います。
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なんとなく歩いていたら旧教会を発見。開くのを待って中へ入ります。
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きゃー、心霊写真!
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…ではなくて、教会内にプロジェクターで映像を映す前衛的な作品展示です。

こういうのとかね。
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はっきり言ってキモい。


ここ飾り窓地区は昔の日本で言う吉原みたいなところで、商売の女性が飾り窓と呼ばれるショーウィンドウのような所に下着姿で並んでいらっしゃいます。気に入ったコがいたら値段の交渉をして中へ、というそういう場所です。
旧教会のすぐ隣にも飾り窓はあって、月曜の朝から営業していることにも驚いたが、入っていく客もいてすげぇなと思った。
かなり巨体なお姉さんの下着姿はなかなか圧倒的でした。
写真を撮るのはマナー違反なのでやめましょう。


次はすぐ近くのMuseum Ons' Lieve Heer op Solder(日本語訳わからず)です。
ここは運河沿いに建つ細長い伝統的な家・カナルハウスの内部が見られる博物館。
日本で言う「うなぎの寝床」のような、間口が狭くて奥行きのある建物でして、狭くて急な階段を上り下りして中を回ります。
これが結構複雑な構造になっていて、小さく区切られた部屋を通ったり複数ある階段を上ったり下りたりしているうちに、自分が何階のどの部分にいるのかわからなくなる。

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ちょっと探検アトラクションみたいで楽しい。

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これ、寝床なんだけど、あきらかに小さい。
どれもこのサイズだから子供用ってわけではないと思うんだけど。
丸まって寝ることが前提にされているのか。
押し入れで寝るみたいでちょっとワクワクするよねー。


続いてニューマルクト広場を通ってレンブラントの家へ。
レンブラントが一時期住んでいた建物がミュージアムになっています。

内部はこんな感じで当時の様子を再現。
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多数のエッチングも展示されています。
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さあ、どんどん次へ行きましょう。
運河沿いに並ぶ蚤の市をチラチラ見ながら歩きます。
お、ニット帽売ってる。ニット帽を買いたいと言っていたあの人はもう買ったのかしら?
…なーんて思った時、ふと、自分が帽子を被っていないことに気付く。
まずい、リュックの中にも入ってないぞ!
さっきのレンブラントハウスに忘れてきてしまったに違いない。
きっとロッカーの中に置いてきちゃったんだーー。

慌てて戻ると、私が使っていたロッカーはすでに別の人が使っている。
勇気を出してお姉さんに訴えます。
「あの中にニット帽を忘れちゃったんです」
すると上の階からおいちゃんが降りてきてロッカーを開けてくれる。
……でも、ない。
しょんぼりとお礼を言って、あきらめて帰ろうと思ったとき、ここを出る直前にベンチで休憩したことを思い出した。
もしや……
あった!!

まだ残っていたおいちゃんのところへ行って謝ります。
「ごめんなさい。あそこにありました……」
おいちゃんは「もうーー」という表情とジェスチャーで許してくれました。
ごめんちゃい。


気を取り直してエルミタージュ美術館へ。
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ここはサンクトペテルブルグにあるエルミタージュの別館。
本館の方も行ってみたいよねぇ。

展示エリアは大きく二つに分かれていて、入って左手の展示室は肖像画を中心とした絵画が展示されています。

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この集団肖像画の部屋が圧巻。
私はどうやらオジサンたちの集団肖像画が好きらしい、ということに気付いた。


もう一つの展示エリアは豪華な食器類の特別展です。

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華やか!

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こんな感じで展示ホール全体がとても綺麗でステキです。


エルミタージュを出て、どこかで一休みしてお昼でも食べたいわねー、と歩いていると、運河沿いのベンチに身を寄せ合って座る青年二人。
そう、アムステルダムはゲイに優しい町。
ゲイ記念碑もあります。
仲の良い友達同士なのかもしれないけど、カップルかもしれない。
ちなみに二人とも美形でした。

そのつもりで街ゆく人々を眺めると、腕を組んで歩く男性二人とか、ぴったりした服に身を包んだフェミニンな男性とか、そうなのかなー、という感じの人々が結構いる。
行き交う人々を眺めているだけでも色んな発見がある楽しい街です。


お腹空いたなー、と思いながら歩いていたら、初日の夜に行ったクリスマスマーケットにたどり着いた。

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昼間のレンブラント像と夜警の人々。

ここでとんがり帽子のような形の揚げ物を買って食べる。
ご飯の中にコンビーフとチーズが入っていてうまい!
この時、私はこれをオランダ名物・クロケットなのだと勝手に思い込んでいたのだけれど、今にして思えばこれはイタリアのライスコロッケであった。
だって屋台にItalyって書いてあったもの。。。

さらに、初日に買えなかったワッフルを今日こそ食べる!
焼き立てで表面はカリカリ、間のキャラメルはとろーり。
あったかくておいしーーい!!
食べられてよかったー。


いったんホテルへ戻って、今度は逆に西の方を散策します。
オシャレなカフェを発見したのでお茶にしましょう。

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うまーい。


この辺りのヨルダーン地区は静かでオシャレな雰囲気の、散策にぴったりな場所です。
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家の中をのぞき込むとおじいちゃんがソファで寛いでいたりして、普通に生活の場となっています。
人様の家だからそんなにジロジロ見られないけど、すごくシャレていて居心地の良さそうな部屋です。
訪問してお茶でもいただいてみたいものだ。


本日の夕食:昼間色々食べ過ぎたので抜き。


最後にアムステルダムの街の印象について。

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ホテルの窓から見えた通りの様子。

車が止まってくれるのはハーグと一緒。
でも結構ギリギリのところを走ってくるので怖いこともあります。

これは運河沿いの建物の様子。
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建物が傾いているのが分かるでしょうか。
大部分が干拓地のため地盤が緩く、建物は明らかに傾いていて建物同士で支え合っているように見えます。
地震がないから建っていられるんでしょうね。

そして気になるのはマリファナの臭い。
オランダはマリファナが合法で、Coffee Shop というところで買うことができます。
紛らわしいのですが、コーヒーを飲みたい時はカフェに行きましょう。

このマリファナの臭い、今まで嗅いだことがない人は当然すぐには分からないのですが、アムステルダムの街の中を歩いていると度々同じ独特の臭いを嗅ぐことがあって、しばらくすると「ああ、これが噂のマリファナの臭いか」と分かるようになります。

同行の人々は「この臭いダメ。気持ち悪くなる」と言っていましたが、私はそこまで拒絶感はなかったんだよねぇ。
そりゃ、いい匂いだとは思わなかったけれども、それほど悪くもないと思ったような……
依存症になったら日本では暮らせないのでもちろんやりません。


ありがとう、アムステルダム!! 楽しかったよーー。

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