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日米衝突の根源 [本]

「日米衝突の根源」 渡辺惣樹



全572ページ、厚さ3.3cmの大作。
読書会の課題本でなければ絶対に読まなかったであろう。

別につまんなくはなかったが、さほど面白くもなかった。
ふうん、そうなんだー。
で、終了。

まあいいけど。


面白いなーと思ったのが、日本を訪れたハワイの国王がこっそりと明治天皇に、
「うちの姪っ子をおたくのプリンスの嫁にどうよ?」
と持ち掛けていた、という話。

アメリカに飲み込まれる恐れをぼんやりと感じていた国王が、日本の皇室と婚姻関係にあれば、アメリカによるハワイ併合に日本が反対してくれるはず、と考えたようだ。
結局、この申し出は丁重に断られたようだけれど、もしもハワイ国王の姪っ子が日本のプリンスの妃になっていたら、歴史はどんな風に変わっていたでしょうね。
面白いなぁ。

アメリカは北太平洋を支配する上でハワイを非常に重要視していて、何が何でも併合しなくてはいけない、と考えていたようです。
その際、もっとも脅威になるのが日本だった。
そして、いざ日米衝突となった時、日本がまず攻撃したのがハワイだった。

あんまり地理に明るくない私は、なんとなーく表面上だけの理解で↑のようなことを捉えていて、
「ふうーん、そうなんだー」
くらいにしか思っていなかったのですが、
地球儀上で見ると、ハワイの地理的重要性というのは本当に一目瞭然。
日本とアメリカのほぼ中間地点にハワイがある。
なんだかんだ説明するより、地球儀を見せるのが一番早い。そして納得度も深い。
「知る」ことと「分かる」ことの違いってこういうことなのかなー、と思いました。

3,780円。
買って損したとは思わないけど、別に読まなくてもよかったかな、とも思う。

そして結局、読書会には行かなかったり。




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