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インフルエンザとライブハウス [その他舞台/ライブ]

鈴本の後で発症したのは風邪ではなくインフルエンザでした。
熱が39度を超えたので医者に行って調べてもらったところ、
「若隠居さんはA型です」
となぜか誇らしげに告げられました。
検査キットを見せてくれて
「このCの部分は検査終了を意味しますので、全員線が入ります。若隠居さんはこのAのところに赤い線が入っていますので、A型のインフルエンザです」
「はあ、そうですか」
「ちなみにこの人はB型で、Bだとここのところに青い線が入ります」
「はあ、なるほど」
「この人も、この人も、A型です」
と、他の人の検査キットまで出して説明してくれる必要性がよくわからないが、神妙な顔で聞いておいた。

ちなみにインフルエンザ検査は鼻のかなり奥まで棒を突っ込まれてすごく痛い。
あれは子供は泣くわ。

熱は一晩で引いたけれど3日仕事を休んで、締切のある仕事があったので4日目に出て行った。
ボスに嫌がられるかと思ったけれど、あにはからんや、むしろ感染したかったらしい。
「僕にもうつってるかと思って楽しみにしてたんだけどなぁ」
「なんでインフルエンザなんかなりたいんですか」
「だって堂々と休めるじゃないか」
小学生みたいなことを言う還暦の紳士。

インフルエンザで寝ている間、Google Homeでひたすら音楽を聴いていた。
なかでもScoobie Doはやっぱりいいなぁ、と思い、ふと思い立ってライブ情報を調べたら、なんと週末に地元でライブがある。
なんだこのタイミングの良さは。
しかもまだチケットとれる。
行きます行きます。

で、日曜日に行ってきました。
ライブハウスは十数年ぶりで、しかも病み上がりで、初めての場所で、なんか色々不安でしたが、案ずるより産むが易し。とっても楽しゅうございました。
ライブハウスというと私のイメージではキラキラした10代20代の集う場所なのですが、中途半端な地方都市という土地柄もあってか、私同様、地味目の一人客が多くて安心しました。
まあ、メンバー全員四捨五入すると40になるようなベテランバンドだっつーのもあるでしょうけどね。

小さなライブハウスなので舞台との距離が本当に近い。
最後列でもすぐそこに演者がいて表情もよく見える。

ボーカルはイメージ通りだったけどMCの語り方は意外と優しい。
茨城のばあちゃんに見つかったら「なんだその髪。邪魔だね―のか。ばーちゃん切ってやっから」と言われそうな髪型がたぶんトレードマークなんだな。

リーダーは眼をつぶって直立不動の姿勢でギターを弾く姿がたまらない。
その老成した雰囲気は実に私好みです。

アフロのドラマーは妙な人気があってやたらと名前を呼ばれていた。
MOBYというのはなんとなく呼んでみたい名前ではある。

ベーシストはブラックジャックのような黒リボンも髪型も細い身体も女ウケしそうな感じで、何もしてない時はどうってことないんだけどベースを弾いている姿はなんかやたらステキに見えて、時折、女子がかたまっているエリアに視線を投げる(ように見える)王子ぶりにキュンとしました。
あとベース弾く手がエロい。

初参戦なので曲のお作法とかはわからず最後列で大人しくしていましたが、とってもとっても楽しかった。
やっぱりライブじゃないと味わえない楽しさってある。
Zepp東京も行こうかなぁ。



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