オランダ・ベルギーの旅 1日目 [旅の記録]
12月26日から1月2日までの6泊8日でオランダ・ベルギーへ行ってきました。
その旅の記録をねっとりと一日ずつご紹介。
【12月26日 (1日目)】
カレンダーより一日早い休みですが、年末年始だし出国ラッシュ始まってるよね!? と思って気合を入れて早めに成田空港へ行ったところ、実際はガラガラ。
なんとなく拍子抜けー。
さあ、鮮やかな水色のKLMオランダ航空に乗るのです!
オランダは自転車の国なので、カップにも自転車の模様が入ってます。
ちょっと見にくいかなー。
機内食はこんな感じ。
あんまり期待していなかったのですが、KLMの機内食はうまかった!
7年前に乗ったエールフランスよりうまかったような気がする。
カンボジアに行ったときのベトナム航空よりも明らかにうまかった。
約11時間半のフライトを経て無事にアムステルダム国際空港に到着。
さて、電車でアムステルダム中央駅に向かうのですが……切符の買い方が分からない。。。
窓口があるはずなんだけど、見つからない。
自動券売機はいっぱいある。
この自動券売機、コインかクレジットのみの支払いとなっていて、着いたばかりの私は紙幣しか持っていないのでクレジットカード払いしかない。
よくわからないながらもタッチパネルで切符の種類を選択していざ決済しようとするものの……どこにクレジットカード入れるのさ???
なんかここに怪しい溝があるけど、これかなー、これじゃないよなー、こんなところに入れるの見たことないもの。
一旦あきらめて、小銭を作るべく€1のキャンディを売店で買うも……おつりは€5紙幣と€2コインが2枚。
無念、€5の切符買うにはコインが足りない。(慣れてないから€5が紙幣だとは知らなかったもんで……)
売店のお兄さんに両替してもらおうかな。それとももう一つキャンディ買おうかな。
どうしようかな、どうしようかな、誰か教えてくれないかな、他の人が買っている様子を盗み見て……
とウロウロしていても拉致があかないので、再度自動券売機にトライ。
試しに例の怪しい溝にカードを差し込んでみると……おお、反応した!
やっぱりここだったんだ!
でももっと分かりやすくしておいて~~。
写真を撮っていないのでお見せできないのが残念ですが、海外旅行に慣れていない日本人は絶対すぐには分からないであろう、妙な形なのですよ。
なんとか電車に乗り込み、アムステルダム中央駅を目指します。
日本の電車と違っていちいちアナウンスがないので、駅に着く度に駅名を必死でチェック。
ただ、列車内はWiFiが使えることが多いので、その場合はWiFiに繋ぐと今乗っている列車が次にどの駅に着くのか、その先の駅の到着予定時刻はいつか、が分かるのでとても便利です。
そして、周りのスーツケースを持った観光客の様子を見ていれば自分が降りる駅は大抵外しません。
みんな大体行くところは一緒だから。
オランダの鉄道は日本のようなきっちりした改札がなくて、一応ゲートはあるんだけど、それはICカードの人がピッとやるためのものであって、切符の人は素通りして構わない。
(ちなみに切符をタッチしても一応反応する)
無賃乗車ができなくもないですが、検札が来ますのでちゃんと切符を買ってないと高額な罰金を取られるそうです。
鉄道の乗り方をはじめ、この旅を通じて感じたのは、日本と違って自己申告制のシステムが多いな、ということでした。
で、改札を出て、この切符はどうしたらいいの? と途方にくれる。
日本だと切符は改札で回収されるから、切符が手元に残っていることがものすごく気持ち悪い。
けっこう立派な切符だしさ。
こんなの。
クレジットカードくらいの大きさの厚紙で、触ってみると小さくわずかに膨らんでいる箇所がある。
たぶんここにICチップが埋め込まれていて、それを読んでいると思われます。
日本の磁気切符よりコスト高そう。
だからか、運賃とは別に切符1枚につき€1の手数料がかかるようです。
で、なんでもとりあえず聞いてやれ、と思って案内のマダムに聞いてみる。
「この切符どうしたらいいの?」
「それはここに来るのに使ったの?」
「そうです。」
「じゃあそれで終わり」
あ、そう。そうなの。
なんとなく違和感が残りながらも、切符をしまってホテルに向かいます。
駅に着いてからホテルまでは事前にしっかり調べてあったので迷うことなく行けました。
チェックインの時のお姉さんは綺麗でとてもフレンドリー。
誰かと一緒にここに滞在するのかと聞かれ、友達と一緒だと答えたら、じゃあ、あなたのお友達が来ているか見てあげる、とのこと。
お姉さんの話では他に5組の日本人客が来ているらしい。
意外とたくさんいるのね。
この人じゃない? と見せてくれたのはUさんという方で、私のまったく知らない人。
いや、その人は全然知らないけど。。。
○○という名前で予約はない? と改めて尋ねると、お姉さんが調べてくれて、ああ、あったわ。でもまだチェックインしてないみたい、とのこと。
でしょうね。だってまだ飛行機の中だもの。(←これは思っただけ)
お姉さんは最後に「私は○○です。何かご不明な点があったら内線7番にかけてね」というようなことを言っていて、おそらく英語でのコミュニケーションに慣れている人だったら「サンキュー、○○!!」と名前を付けるのが礼儀なのだろうけれど、そもそも外人の名前が聞き取れない私にはそれはとても困難であった。
とりあえずサンキューベリーマッチと言って部屋に向かう。
部屋はこんな感じ。
ダブルの部屋をシングルユースです。
小奇麗で良かったけど、アムステルダムのホテルは相場が高いです。
三ツ星ホテルでバス無しのダブルルームが一泊約2万円。ユーロ高にしたってやっぱりちょっとお高めです。
ついでに椅子もベッドも便座もシャワーヘッドも日本人には高すぎます。
便器に座って床にかかとが着かないというのは、こう、力が入らないということで、イマイチ具合が悪いですね!
ちなみにバスルームがガラスばりなのはカップルの宿泊を前提にしているからでしょうか。
この感じだと結構はっきりとシルエットが浮かぶよねぇ。
私は一人だったから素っ裸でバスルームから出てきても全然平気でしたが、友達同士とかだとかなり気を遣うのではないでしょうか。
荷物を置いて一息ついたところで部屋の電話が鳴る。
なぜ鳴る。
友達はまだ到着していないし、部屋番号だって知らない。
他の客が友達の部屋と間違えて掛けてきたのか。
いや、それにしてはタイミングが良すぎる。
やっぱ、アレですよね。レセプションからですよね。
私、あんまり英語得意じゃないから、電話で英語なんて話したくないんですよね。
無視したい……けど、そういうわけにもいかないよなぁ。。。
仕方なく出ると、やはり先ほどのお姉さんであった。
部屋はどう?何か困ったことはない? というようなことを(たぶん)言っている。
とりあえず日本人としてはバスタブが欲しかったので、バスタブ付きの部屋がいいんだけど(ちなみに私の発音が悪く、バスがすぐに通じなかった)、と言うと、トリプルの部屋にしかないの、ごめんなさい、とのこと。
ああ、それならいいです。ノープロブレムです。
「他には何かある?」
「お湯が欲しいんだけど」
「それなら机の引き出しにポットがあるわよ」
「引き出し……ああ、あったあった」
あとは大丈夫です、ありがとう、と言って電話を切る。
カタコトの英語でもとりあえず用は足りた……よかった。
今までホテルに泊まってこういう風にレセプションから電話がかかってきたことってないんですが、ヨーロッパだと割とあるのでしょうか。
同じホテルに泊まった友達に聞くと、そんな電話はなかったとのこと。
お姉さん、暇だったのかなぁ。
荷物を片付けてから、友達が到着するまでまだ少し時間があったので、一人でブラブラと散歩に出かけます。
とりあえずダム広場へ向かう。
夜の王宮。
友達と合流して、レンブラント広場のクリスマスマーケットへ。
青く浮かび上がるレンブラント像と夜警の人々(であることを後日昼間に見て初めて知る)。
クリスマスマーケットには美味しそうなものがたくさん売っていて、色々食べてみたかったのですが、今までの経験上、長時間のフライトの後はあんまり食べない方がいいので、やめておく。
……でも友達が食べてるワッフルすごく美味しそうだった。
どうしよう。買おうかな。買わないかな。食べようかな。食べないかな。
えーい、買ってこよう! とその屋台に戻ると、おいちゃんはもう閉店と言っているのか、しばらくはまだ焼けないよ、と言っているのか、何言ってるのかよくわからないんだけど、売ってくれない。
メソメソ。
意地悪な感じではなくて、本当にごめんね、という感じだったのが救いでした。
そんなわけで、何も食べずにホテルへ戻り、スーパーマーケットという名の実態はコンビニのような店で買ったリンゴを齧って寝たのでした。
あ、そうそう、オランダのテレビではイナズマイレブンとポケモンをやってました。
もちろんオランダ語吹き替え版です。
ピカチュウの声だけはそのままでした。
オランダバージョンのピカチュウを聞いてみたかったような気もします。
たぶんもっと声が低くなるでしょう。
その旅の記録をねっとりと一日ずつご紹介。
【12月26日 (1日目)】
カレンダーより一日早い休みですが、年末年始だし出国ラッシュ始まってるよね!? と思って気合を入れて早めに成田空港へ行ったところ、実際はガラガラ。
なんとなく拍子抜けー。
さあ、鮮やかな水色のKLMオランダ航空に乗るのです!
オランダは自転車の国なので、カップにも自転車の模様が入ってます。
ちょっと見にくいかなー。
機内食はこんな感じ。
あんまり期待していなかったのですが、KLMの機内食はうまかった!
7年前に乗ったエールフランスよりうまかったような気がする。
カンボジアに行ったときのベトナム航空よりも明らかにうまかった。
約11時間半のフライトを経て無事にアムステルダム国際空港に到着。
さて、電車でアムステルダム中央駅に向かうのですが……切符の買い方が分からない。。。
窓口があるはずなんだけど、見つからない。
自動券売機はいっぱいある。
この自動券売機、コインかクレジットのみの支払いとなっていて、着いたばかりの私は紙幣しか持っていないのでクレジットカード払いしかない。
よくわからないながらもタッチパネルで切符の種類を選択していざ決済しようとするものの……どこにクレジットカード入れるのさ???
なんかここに怪しい溝があるけど、これかなー、これじゃないよなー、こんなところに入れるの見たことないもの。
一旦あきらめて、小銭を作るべく€1のキャンディを売店で買うも……おつりは€5紙幣と€2コインが2枚。
無念、€5の切符買うにはコインが足りない。(慣れてないから€5が紙幣だとは知らなかったもんで……)
売店のお兄さんに両替してもらおうかな。それとももう一つキャンディ買おうかな。
どうしようかな、どうしようかな、誰か教えてくれないかな、他の人が買っている様子を盗み見て……
とウロウロしていても拉致があかないので、再度自動券売機にトライ。
試しに例の怪しい溝にカードを差し込んでみると……おお、反応した!
やっぱりここだったんだ!
でももっと分かりやすくしておいて~~。
写真を撮っていないのでお見せできないのが残念ですが、海外旅行に慣れていない日本人は絶対すぐには分からないであろう、妙な形なのですよ。
なんとか電車に乗り込み、アムステルダム中央駅を目指します。
日本の電車と違っていちいちアナウンスがないので、駅に着く度に駅名を必死でチェック。
ただ、列車内はWiFiが使えることが多いので、その場合はWiFiに繋ぐと今乗っている列車が次にどの駅に着くのか、その先の駅の到着予定時刻はいつか、が分かるのでとても便利です。
そして、周りのスーツケースを持った観光客の様子を見ていれば自分が降りる駅は大抵外しません。
みんな大体行くところは一緒だから。
オランダの鉄道は日本のようなきっちりした改札がなくて、一応ゲートはあるんだけど、それはICカードの人がピッとやるためのものであって、切符の人は素通りして構わない。
(ちなみに切符をタッチしても一応反応する)
無賃乗車ができなくもないですが、検札が来ますのでちゃんと切符を買ってないと高額な罰金を取られるそうです。
鉄道の乗り方をはじめ、この旅を通じて感じたのは、日本と違って自己申告制のシステムが多いな、ということでした。
で、改札を出て、この切符はどうしたらいいの? と途方にくれる。
日本だと切符は改札で回収されるから、切符が手元に残っていることがものすごく気持ち悪い。
けっこう立派な切符だしさ。
こんなの。
クレジットカードくらいの大きさの厚紙で、触ってみると小さくわずかに膨らんでいる箇所がある。
たぶんここにICチップが埋め込まれていて、それを読んでいると思われます。
日本の磁気切符よりコスト高そう。
だからか、運賃とは別に切符1枚につき€1の手数料がかかるようです。
で、なんでもとりあえず聞いてやれ、と思って案内のマダムに聞いてみる。
「この切符どうしたらいいの?」
「それはここに来るのに使ったの?」
「そうです。」
「じゃあそれで終わり」
あ、そう。そうなの。
なんとなく違和感が残りながらも、切符をしまってホテルに向かいます。
駅に着いてからホテルまでは事前にしっかり調べてあったので迷うことなく行けました。
チェックインの時のお姉さんは綺麗でとてもフレンドリー。
誰かと一緒にここに滞在するのかと聞かれ、友達と一緒だと答えたら、じゃあ、あなたのお友達が来ているか見てあげる、とのこと。
お姉さんの話では他に5組の日本人客が来ているらしい。
意外とたくさんいるのね。
この人じゃない? と見せてくれたのはUさんという方で、私のまったく知らない人。
いや、その人は全然知らないけど。。。
○○という名前で予約はない? と改めて尋ねると、お姉さんが調べてくれて、ああ、あったわ。でもまだチェックインしてないみたい、とのこと。
でしょうね。だってまだ飛行機の中だもの。(←これは思っただけ)
お姉さんは最後に「私は○○です。何かご不明な点があったら内線7番にかけてね」というようなことを言っていて、おそらく英語でのコミュニケーションに慣れている人だったら「サンキュー、○○!!」と名前を付けるのが礼儀なのだろうけれど、そもそも外人の名前が聞き取れない私にはそれはとても困難であった。
とりあえずサンキューベリーマッチと言って部屋に向かう。
部屋はこんな感じ。
ダブルの部屋をシングルユースです。
小奇麗で良かったけど、アムステルダムのホテルは相場が高いです。
三ツ星ホテルでバス無しのダブルルームが一泊約2万円。ユーロ高にしたってやっぱりちょっとお高めです。
ついでに椅子もベッドも便座もシャワーヘッドも日本人には高すぎます。
便器に座って床にかかとが着かないというのは、こう、力が入らないということで、イマイチ具合が悪いですね!
ちなみにバスルームがガラスばりなのはカップルの宿泊を前提にしているからでしょうか。
この感じだと結構はっきりとシルエットが浮かぶよねぇ。
私は一人だったから素っ裸でバスルームから出てきても全然平気でしたが、友達同士とかだとかなり気を遣うのではないでしょうか。
荷物を置いて一息ついたところで部屋の電話が鳴る。
なぜ鳴る。
友達はまだ到着していないし、部屋番号だって知らない。
他の客が友達の部屋と間違えて掛けてきたのか。
いや、それにしてはタイミングが良すぎる。
やっぱ、アレですよね。レセプションからですよね。
私、あんまり英語得意じゃないから、電話で英語なんて話したくないんですよね。
無視したい……けど、そういうわけにもいかないよなぁ。。。
仕方なく出ると、やはり先ほどのお姉さんであった。
部屋はどう?何か困ったことはない? というようなことを(たぶん)言っている。
とりあえず日本人としてはバスタブが欲しかったので、バスタブ付きの部屋がいいんだけど(ちなみに私の発音が悪く、バスがすぐに通じなかった)、と言うと、トリプルの部屋にしかないの、ごめんなさい、とのこと。
ああ、それならいいです。ノープロブレムです。
「他には何かある?」
「お湯が欲しいんだけど」
「それなら机の引き出しにポットがあるわよ」
「引き出し……ああ、あったあった」
あとは大丈夫です、ありがとう、と言って電話を切る。
カタコトの英語でもとりあえず用は足りた……よかった。
今までホテルに泊まってこういう風にレセプションから電話がかかってきたことってないんですが、ヨーロッパだと割とあるのでしょうか。
同じホテルに泊まった友達に聞くと、そんな電話はなかったとのこと。
お姉さん、暇だったのかなぁ。
荷物を片付けてから、友達が到着するまでまだ少し時間があったので、一人でブラブラと散歩に出かけます。
とりあえずダム広場へ向かう。
夜の王宮。
友達と合流して、レンブラント広場のクリスマスマーケットへ。
青く浮かび上がるレンブラント像と夜警の人々(であることを後日昼間に見て初めて知る)。
クリスマスマーケットには美味しそうなものがたくさん売っていて、色々食べてみたかったのですが、今までの経験上、長時間のフライトの後はあんまり食べない方がいいので、やめておく。
……でも友達が食べてるワッフルすごく美味しそうだった。
どうしよう。買おうかな。買わないかな。食べようかな。食べないかな。
えーい、買ってこよう! とその屋台に戻ると、おいちゃんはもう閉店と言っているのか、しばらくはまだ焼けないよ、と言っているのか、何言ってるのかよくわからないんだけど、売ってくれない。
メソメソ。
意地悪な感じではなくて、本当にごめんね、という感じだったのが救いでした。
そんなわけで、何も食べずにホテルへ戻り、スーパーマーケットという名の実態はコンビニのような店で買ったリンゴを齧って寝たのでした。
あ、そうそう、オランダのテレビではイナズマイレブンとポケモンをやってました。
もちろんオランダ語吹き替え版です。
ピカチュウの声だけはそのままでした。
オランダバージョンのピカチュウを聞いてみたかったような気もします。
たぶんもっと声が低くなるでしょう。
米子松江出雲の旅 後編 [旅の記録]
9月22日
今日は西へ東へ移動しますよ。
地図を見るとわかるのですが、ものすごく非効率な動きをしています。
しかし、飛行機の便とホテルの選択肢が少ないから仕方ないのです。
まずは出雲へ向けて出発です。
一畑電車に乗ってゴー。
宍道湖を眺めながらのんびり参ります。
この辺りは本当に景色がいいですなぁ。
まったく退屈することなく外の景色を眺めていると、途中の一畑で電車がスイッチバック。
登山列車でもないのにめずらしーい。
昔の路線が廃止になった名残らしいです。
運転手さんが一人なので、前の車両から後ろの車両まで歩いて移動するのがちょっと面白い。
進行方向を変えて別の線に入っていきます。
さらに途中からアテンダントのお姉さんが乗り込んできてガイド放送までしてくれます。
おかげで川跡での乗り換えもスムーズ。
川跡から出雲大社にはこの電車に乗るのです!
まるでコンパートメント!
ステキ!!
片側はこのような向かい合わせの2人掛けで、もう片側は4人掛けのボックス席になっています。
座席の下には荷物置き場もあるよ。
網棚も木製です!
このステキな電車に乗れるのはほんの数駅分だけなのですが、出雲大社へ行かれる際にはぜひ乗っていただきたい。
はい、出雲大社前に到着です。
宮家の名前がずらり。皇室との深い繋がりを感じます。
本殿の後ろのスサノオノミコトのお社付近がパワースポット! と何かで読んだ気がするのですが、確かに何やら清々しい気持ちのする場所でした。
一説によると、昔の本殿は地上48メートルの天上にそびえる大社だったとか。
こんな感じ。
これはすごい!
こんなのがあったら確かにすごい!
確かにそこには神がいらっしゃるに違いない!
一通りお参りを済ませ、期間限定(というと安っぽくなるが、遷宮記念)のお守りをいただいて、この辺りでちょっと一休みいたしましょう。
ガイドブックに載っていた「ぜんざい餅」とやらを食べてみようじゃないか。
なになに、抹茶とぜんざい餅のセットで500円。じゃあそれをいただきましょう。
……餅、小さいのが一つ。
しかも、あんまり、美味しくない。
なにこれーー。がっかりーー。
北野天満宮の裏手で食べた焼き餅やお伊勢参りの途中で買った二軒茶屋餅並みのうまさを期待していたのに、激しくがっかりよ。むしろご立腹よ。
この店は鳥居前の一等地に店舗を構えるという地の利だけでやっているに違いない。
気を取り直して古代出雲歴史博物館へ参ります。
ここのお姉さんは非常に親切で、やれトイレはどこだの、コインロッカーに荷物を預けたいから一度出せだの、半券なくしたから替わりのくれだの、色々言ってくる一人旅の女に嫌な顔一つせず対応してくれる。ありがとう。
展示品を見て古代のロマンに思いを馳せる。
出土した数十本の剣が並ぶ様子は圧巻です。
あと、面白かったのが、江戸時代に描かれた出雲の国での神々の縁結び作業の図。
まるでお役所仕事のように役割分担していたり、間違えて縁結びしちゃったり、それを糾弾したり、逆ギレしたり。
日本の神々はとても人間臭くていい。
丁寧な説明もついていてわかりやすいです。
映像資料なども豊富に揃っているので、興味のある人は時間をたっぷりとって行かれるといいでしょう。
博物館の外には因幡の白兎になぞらえてところどころにウサギちゃんがいます。
カワイイ。
よく見ると足元には小銭が……
なんで日本人はこんなところにもお賽銭をあげたくなるんだろうね。。。
そういや、前日に見た松江城内の井戸にも大量の小銭が投げ込まれていたなぁ。
ディスニーランドでも小銭が投げ込まれているところあるよね。
なんなんだろうね。
お昼はもちろん出雲そば。
どこが美味しいのかは入ってみなければ分からない。
とりあえずえいや、と入った博物館前のお蕎麦屋さんは正解でした。
うまい!
三枚の割子そばでしたが、もう一枚くらいは軽く食べられそうだったな。
お蕎麦を食べた後、急げば予定より1本早い電車に乗れそうだったけど、急ぐのはやめて辺りをブラブラ。
お土産屋さんには興味がなかったので、ソフトクリームを食べたりしてのんびりしました。
再び一畑電車に乗って松江に帰ります。
ピンクのしまねっこ号に乗るよ。
お姉さんがさりげなくピースしてくれてるよ。
中にはしまねっこも乗ってるよ。
松江に再び戻ってきて、今度は反対方向の美保関へ参ります。
途中、バス停までの道を間違えて危うく乗り遅れるところでしたが、親切な松江マダムに助けてもらってなんとか間に合いました。ふうー。
バスを乗り継いでやってきました美保神社。
なかなか立派なお社です。
なぜ私がバスを乗り継いで1時間半もかけてここまで来たかと言いますと、出雲大社の大国主命の奥さんである三穂津姫命と、二人の間のお子さんの事代主がここ美保神社に祀られているのです。
今はあまり知られていないようですが、昔は両方お参りするのが礼儀だったとか。
しかし観光地としては寂れた感が拭えない。
かつてはさぞや栄えていたであろうという名残が感じられるだけに、少々悲しい。
でも、景色が美しくて、ゆったりしていて、とても良いところです。
やっぱりねー、交通の便が良くないっていうのがネックだよね。
私が思うに、出雲大社と美保神社の連絡バスを1日数本でもいいから走らせたらいいんじゃないかと思うんですがどうでしょうね。
両参りを前面に出してですね。
採算取れないのかなぁ。
まあ、この静かな町は静かなままでいて欲しいという気がしないでもないですが。
再びバスに乗って松江に帰る。
松江駅でお土産の和菓子を買い、お洒落カフェでから揚げセットを食し、ホテルに戻ってお休みなさい。
9月23日
米子から午前便で帰ります。
お天気にも恵まれ、大変充実したいい旅でした。
今度は鬼太郎の街、境港へ行ってもいいかもね。
今日は西へ東へ移動しますよ。
地図を見るとわかるのですが、ものすごく非効率な動きをしています。
しかし、飛行機の便とホテルの選択肢が少ないから仕方ないのです。
まずは出雲へ向けて出発です。
一畑電車に乗ってゴー。
宍道湖を眺めながらのんびり参ります。
この辺りは本当に景色がいいですなぁ。
まったく退屈することなく外の景色を眺めていると、途中の一畑で電車がスイッチバック。
登山列車でもないのにめずらしーい。
昔の路線が廃止になった名残らしいです。
運転手さんが一人なので、前の車両から後ろの車両まで歩いて移動するのがちょっと面白い。
進行方向を変えて別の線に入っていきます。
さらに途中からアテンダントのお姉さんが乗り込んできてガイド放送までしてくれます。
おかげで川跡での乗り換えもスムーズ。
川跡から出雲大社にはこの電車に乗るのです!
まるでコンパートメント!
ステキ!!
片側はこのような向かい合わせの2人掛けで、もう片側は4人掛けのボックス席になっています。
座席の下には荷物置き場もあるよ。
網棚も木製です!
このステキな電車に乗れるのはほんの数駅分だけなのですが、出雲大社へ行かれる際にはぜひ乗っていただきたい。
はい、出雲大社前に到着です。
宮家の名前がずらり。皇室との深い繋がりを感じます。
本殿の後ろのスサノオノミコトのお社付近がパワースポット! と何かで読んだ気がするのですが、確かに何やら清々しい気持ちのする場所でした。
一説によると、昔の本殿は地上48メートルの天上にそびえる大社だったとか。
こんな感じ。
これはすごい!
こんなのがあったら確かにすごい!
確かにそこには神がいらっしゃるに違いない!
一通りお参りを済ませ、期間限定(というと安っぽくなるが、遷宮記念)のお守りをいただいて、この辺りでちょっと一休みいたしましょう。
ガイドブックに載っていた「ぜんざい餅」とやらを食べてみようじゃないか。
なになに、抹茶とぜんざい餅のセットで500円。じゃあそれをいただきましょう。
……餅、小さいのが一つ。
しかも、あんまり、美味しくない。
なにこれーー。がっかりーー。
北野天満宮の裏手で食べた焼き餅やお伊勢参りの途中で買った二軒茶屋餅並みのうまさを期待していたのに、激しくがっかりよ。むしろご立腹よ。
この店は鳥居前の一等地に店舗を構えるという地の利だけでやっているに違いない。
気を取り直して古代出雲歴史博物館へ参ります。
ここのお姉さんは非常に親切で、やれトイレはどこだの、コインロッカーに荷物を預けたいから一度出せだの、半券なくしたから替わりのくれだの、色々言ってくる一人旅の女に嫌な顔一つせず対応してくれる。ありがとう。
展示品を見て古代のロマンに思いを馳せる。
出土した数十本の剣が並ぶ様子は圧巻です。
あと、面白かったのが、江戸時代に描かれた出雲の国での神々の縁結び作業の図。
まるでお役所仕事のように役割分担していたり、間違えて縁結びしちゃったり、それを糾弾したり、逆ギレしたり。
日本の神々はとても人間臭くていい。
丁寧な説明もついていてわかりやすいです。
映像資料なども豊富に揃っているので、興味のある人は時間をたっぷりとって行かれるといいでしょう。
博物館の外には因幡の白兎になぞらえてところどころにウサギちゃんがいます。
カワイイ。
よく見ると足元には小銭が……
なんで日本人はこんなところにもお賽銭をあげたくなるんだろうね。。。
そういや、前日に見た松江城内の井戸にも大量の小銭が投げ込まれていたなぁ。
ディスニーランドでも小銭が投げ込まれているところあるよね。
なんなんだろうね。
お昼はもちろん出雲そば。
どこが美味しいのかは入ってみなければ分からない。
とりあえずえいや、と入った博物館前のお蕎麦屋さんは正解でした。
うまい!
三枚の割子そばでしたが、もう一枚くらいは軽く食べられそうだったな。
お蕎麦を食べた後、急げば予定より1本早い電車に乗れそうだったけど、急ぐのはやめて辺りをブラブラ。
お土産屋さんには興味がなかったので、ソフトクリームを食べたりしてのんびりしました。
再び一畑電車に乗って松江に帰ります。
ピンクのしまねっこ号に乗るよ。
お姉さんがさりげなくピースしてくれてるよ。
中にはしまねっこも乗ってるよ。
松江に再び戻ってきて、今度は反対方向の美保関へ参ります。
途中、バス停までの道を間違えて危うく乗り遅れるところでしたが、親切な松江マダムに助けてもらってなんとか間に合いました。ふうー。
バスを乗り継いでやってきました美保神社。
なかなか立派なお社です。
なぜ私がバスを乗り継いで1時間半もかけてここまで来たかと言いますと、出雲大社の大国主命の奥さんである三穂津姫命と、二人の間のお子さんの事代主がここ美保神社に祀られているのです。
今はあまり知られていないようですが、昔は両方お参りするのが礼儀だったとか。
しかし観光地としては寂れた感が拭えない。
かつてはさぞや栄えていたであろうという名残が感じられるだけに、少々悲しい。
でも、景色が美しくて、ゆったりしていて、とても良いところです。
やっぱりねー、交通の便が良くないっていうのがネックだよね。
私が思うに、出雲大社と美保神社の連絡バスを1日数本でもいいから走らせたらいいんじゃないかと思うんですがどうでしょうね。
両参りを前面に出してですね。
採算取れないのかなぁ。
まあ、この静かな町は静かなままでいて欲しいという気がしないでもないですが。
再びバスに乗って松江に帰る。
松江駅でお土産の和菓子を買い、お洒落カフェでから揚げセットを食し、ホテルに戻ってお休みなさい。
9月23日
米子から午前便で帰ります。
お天気にも恵まれ、大変充実したいい旅でした。
今度は鬼太郎の街、境港へ行ってもいいかもね。
米子松江出雲の旅 前編 [旅の記録]
米子・松江・出雲のあたりをぐるっと旅行してきました。
その旅の記録。
9月20日
夕方発の飛行機で米子へ。
荷物の受け取りでは早速目玉のオヤジがお出迎え。
空港連絡バスで米子駅近くのホテルへ。
最後の一人になってしまったので、最前列で運転手さんと少しお話したり。
ホテルに着いたら、飛行機の中で食べそこなった弁当を食い散らかして、早々に就寝。
9月21日
朝食後、少し時間があったのでホテルのすぐ裏手の城山公園に行ってみる。
頂上の城址まで15分か……まあ、とりあえず行ってみるか。
正直、全然期待していなかったのですが、石垣が残っていて、なかなか立派な城址である!
芝生がはられて綺麗に整備されているので最高に眺めがいい。
市内を一望。おおー、海が見えるぞ。あの大きな山は大山かしら。
天気も良くてものすごく気持ちいい。
近くに住んでたら散歩がてらしょっちゅう来てるだろうな。
下りは別ルートで。
ところどころに石のお地蔵さんがいらっしゃって、どうやら四国八十八ヶ所巡りの疑似体験ができるようになっているようです。
ホテルへ戻ったら、無料シャトルバスで、いざ足立美術館へ。
ご自慢のお庭を見てみようじゃございませんか。
うむ! 美しい!!
なるほどね! これを維持するには入館料2300円は必要かもね!
これこれ。
一番有名な構図。
窓から見える景色がまるで一枚の絵画のよう。
窓から見える景色がイチイチ美しい。
一休みして喫茶室で抹茶ラテでもいただきましょう。
これで1000円!高い!
だけど窓からはこんな景色が見えますよ。
これならしょうがないかもね。
高いからあんまり人がいなくて静かにゆっくりできるのもまた良し。
そうそう、美術館なのでもちろん美術品を収蔵しているのですが、ワタクシあの時代の日本画はそれほど好きではないので、軽く流しただけでした。
一つご忠告。
入り口と出口が分かれているので、入り口でコインロッカーに荷物を預ける場合は取り忘れにご注意ください。
私も危うく忘れてバスに乗るところでした。
いやー、ヒヤヒヤした。
一日に10人くらい忘れる人が発生してるんじゃないかと思うんだけど、あれ、なんとかならんのかしら。
せめて注意書きをしておくとかさ。。。
入館料2300円もとるんだからさ!
さて、松江到着。
ホテルに荷物を置いて、街歩きに出かけましょうか。
まずは松江城をぐるりと囲むお堀を船で巡ってみましょう。
川面を渡る風が気持ちいーい!
低い橋も潜れるように、この船の屋根は低く下がるようになっています。
屋根が下がる時は乗客も頭を下げなければなりません。
これがまた楽しかったりする。
こんな狭いところも通ります。
通るよー。
通過中。
堀川めぐりを堪能した後は松江城へ。
青空にそびえる松江城の雄姿。
美しいですなー。
中にも入れます。
天守閣からの眺めはすばらしいですが、私は実は地階が一番モエた。
なんかすごく戦国な感じがしてモエた。
戦国時代のお城じゃないかもしれないけど…
お城の後は城下街の風情が残る塩見縄手へ。
小泉八雲記念館はすっとばして、八雲旧居へ参ります。
いいですなー。
こういうお庭のある家に住んでみたいものですなー。
続いて中級武士の屋敷だったという武家屋敷を見学。
なんだか藤沢周平の小説を読みたくなってくる。
たまに人形がいてぎょっとする。
夕方になったので、宍道湖へ沈む夕日を見るために県立美術館へ向かいます。
ケーキなど食べながら待っていましたが……夕日見えず。
あんなに晴れていたのに、西の空には雲がかかっていて夕焼け雲しか見えず。
まあいいか。
ホテル近くへ戻って、夕食は蒸し寿司をいただきます。
ちらし寿司をせいろで蒸したようなもので、アツアツの状態で出てきます。
ご飯がふっくらでうまい!
しかし県立美術館でうっかり食べたケーキのせいであんまりお腹空いてない!
やはり空腹は何よりのご馳走である。
食いすぎの胃を抱えてホテルに戻って就寝。
続きは後編で!
その旅の記録。
9月20日
夕方発の飛行機で米子へ。
荷物の受け取りでは早速目玉のオヤジがお出迎え。
空港連絡バスで米子駅近くのホテルへ。
最後の一人になってしまったので、最前列で運転手さんと少しお話したり。
ホテルに着いたら、飛行機の中で食べそこなった弁当を食い散らかして、早々に就寝。
9月21日
朝食後、少し時間があったのでホテルのすぐ裏手の城山公園に行ってみる。
頂上の城址まで15分か……まあ、とりあえず行ってみるか。
正直、全然期待していなかったのですが、石垣が残っていて、なかなか立派な城址である!
芝生がはられて綺麗に整備されているので最高に眺めがいい。
市内を一望。おおー、海が見えるぞ。あの大きな山は大山かしら。
天気も良くてものすごく気持ちいい。
近くに住んでたら散歩がてらしょっちゅう来てるだろうな。
下りは別ルートで。
ところどころに石のお地蔵さんがいらっしゃって、どうやら四国八十八ヶ所巡りの疑似体験ができるようになっているようです。
ホテルへ戻ったら、無料シャトルバスで、いざ足立美術館へ。
ご自慢のお庭を見てみようじゃございませんか。
うむ! 美しい!!
なるほどね! これを維持するには入館料2300円は必要かもね!
これこれ。
一番有名な構図。
窓から見える景色がまるで一枚の絵画のよう。
窓から見える景色がイチイチ美しい。
一休みして喫茶室で抹茶ラテでもいただきましょう。
これで1000円!高い!
だけど窓からはこんな景色が見えますよ。
これならしょうがないかもね。
高いからあんまり人がいなくて静かにゆっくりできるのもまた良し。
そうそう、美術館なのでもちろん美術品を収蔵しているのですが、ワタクシあの時代の日本画はそれほど好きではないので、軽く流しただけでした。
一つご忠告。
入り口と出口が分かれているので、入り口でコインロッカーに荷物を預ける場合は取り忘れにご注意ください。
私も危うく忘れてバスに乗るところでした。
いやー、ヒヤヒヤした。
一日に10人くらい忘れる人が発生してるんじゃないかと思うんだけど、あれ、なんとかならんのかしら。
せめて注意書きをしておくとかさ。。。
入館料2300円もとるんだからさ!
さて、松江到着。
ホテルに荷物を置いて、街歩きに出かけましょうか。
まずは松江城をぐるりと囲むお堀を船で巡ってみましょう。
川面を渡る風が気持ちいーい!
低い橋も潜れるように、この船の屋根は低く下がるようになっています。
屋根が下がる時は乗客も頭を下げなければなりません。
これがまた楽しかったりする。
こんな狭いところも通ります。
通るよー。
通過中。
堀川めぐりを堪能した後は松江城へ。
青空にそびえる松江城の雄姿。
美しいですなー。
中にも入れます。
天守閣からの眺めはすばらしいですが、私は実は地階が一番モエた。
なんかすごく戦国な感じがしてモエた。
戦国時代のお城じゃないかもしれないけど…
お城の後は城下街の風情が残る塩見縄手へ。
小泉八雲記念館はすっとばして、八雲旧居へ参ります。
いいですなー。
こういうお庭のある家に住んでみたいものですなー。
続いて中級武士の屋敷だったという武家屋敷を見学。
なんだか藤沢周平の小説を読みたくなってくる。
たまに人形がいてぎょっとする。
夕方になったので、宍道湖へ沈む夕日を見るために県立美術館へ向かいます。
ケーキなど食べながら待っていましたが……夕日見えず。
あんなに晴れていたのに、西の空には雲がかかっていて夕焼け雲しか見えず。
まあいいか。
ホテル近くへ戻って、夕食は蒸し寿司をいただきます。
ちらし寿司をせいろで蒸したようなもので、アツアツの状態で出てきます。
ご飯がふっくらでうまい!
しかし県立美術館でうっかり食べたケーキのせいであんまりお腹空いてない!
やはり空腹は何よりのご馳走である。
食いすぎの胃を抱えてホテルに戻って就寝。
続きは後編で!
岡山2日間 その2 [旅の記録]
【4/19(土)】
今日は1日倉敷で過ごします。
本日は晴天なり。
水路に沿って昔ながらの家並が残る倉敷の美観地区。
船に乗ったお嫁さんもいますよ。
川沿いだけでなく、路地もいちいちかっこいい。
左手のお屋敷は、大富豪大原さんの別邸、有隣荘です。
残念ながら公開はしていません。
お店を覘いてお土産を買ったり、川舟に乗ったり、ソフトクリームを食べたりした後は、この町のシンボル大原美術館へ。
本館が本館なだけあって一番見ごたえがある。
「アルプスの真昼」「りんご採り」「ポントワーズのロンデスト家の中庭」「木を伐る人」「積みわら」「雅歌」
あたりが私の好みですな。
こちらのページで惜しみなく紹介されています。
ゴーギャンの「かぐわしき大地」はお目当ての一つだったのですが、どこかへ貸出中なのか、味気ないモノクロコピーが貼ってあるだけでした。
せめてカラーコピーで。。。
お宝中のお宝、エル・グレコの受胎告知はこれだけのために一部屋設けてある。
まあしかし、あまり私の好みではないので特に感慨もなく。
この美術館の収蔵作品の中で最も印象深かったのは、フレデリックの 「万有は死に帰す、されど神の愛は万有をして蘇らしめん」です。
この絵は7枚組の実に巨大な大作で、天井近くの壁上部にまるで壁画のように飾られています。
大原美術館建造時にはこの作品が建物の横幅を決めたと伝えられているとか。
ものすごい迫力。
大きく3つの部分に分かれていまして、左3枚では神の怒りをかった人間が死に絶える様子が描かれ、中央の1枚には神の福音を携えた白鳩と救いを求める人々が、そして右3枚で神の愛のもとに復活した人類が描かれています。
人類滅亡シーンは炎と岩の中を大量に人々が倒れている絵でして、はっきり言って日本の地獄絵図の方がよっぽど創造性がある、と思った。地獄のバリエーションの豊かさでは負けねーぜ。
真ん中の福音の図は無駄に美しい美青年が数人いて面白い。
みんな全裸なんだけど、ブロンドのヘアスタイルがやけにキマッてるんだよねー。
そして実は地獄絵図より恐ろしいのが復活の図であった。
二重の虹のかかる緑の楽園に全裸の人間の群れがうじゃうじゃ。
ホントにうじゃうじゃ。
それはまるで……そう、家畜のよう。
顔をよく見るとみんな三白眼の虚ろな表情で薄ら笑いを浮かべている。
さながら薬で洗脳されて「私は幸せです、ご主人様~」とか言わされているしもべの如し。
天上には光をまとう主の御姿が。
ひいいい、怖い!
これが噂の「人類家畜化計画(注:ドストエフスキー「悪霊」でシガリョフの語る未来計画参照)」なのか!?
でも確かに自律的な人間よりも「神のあわれみによって生かされる哀れな羊」の方が生きるのは楽だよなぁ、とか思ったり。
でもその安楽を拒否したのがニーチェの超人思想なのかなーと思ったり。
25年をかけて制作されたフレデリックの代表作なだけあって色々と考えさせられます。
彼が描きたかったこととは違う方向性だろうけど。。。
本館の他に分館、工芸・東洋館、児島虎次郎記念館があり、一通り回ったけど疲れてかなりおざなりな感じでした。
モダンアートってイマイチ良さが分からないし、陶器もよく分からない。
後漢時代の器を見て「孔明とか曹操とかはこういうの使ってたんだなー」と思ったくらいです。
大原家の美術部門総監督的な児島虎次郎の絵は良かったです。基本的に明るくて。
休憩がてらてきとーにうどん屋さんへ入る。
このぶっかけうどんがうまかった!
つゆと天かすとの相性が良くて、具材も盛りだくさん。(トッピングを追加したから)
セットのままかり寿司もおいしくて、割と小食なワタクシですがぺろりと平らげました。
観光地のうどん屋さんだからあんまり期待していなかったんだけど当たりでした。
昨日のばら寿司より安いのにこちらの方がずっと満足度は高い。
電車の時間までまだちょっと時間があったので、路地を散策したりお土産を物色したりしてブラブラ。
おしゃれカフェがたくさんあったけど、(お腹に)余裕がなかったのでどこも入れず。
また今度来ることがあればお世話になります。
そして岡山へ戻って夕方の新幹線で帰ったのでした。
次はどこへ行こうかな~。
今日は1日倉敷で過ごします。
本日は晴天なり。
水路に沿って昔ながらの家並が残る倉敷の美観地区。
船に乗ったお嫁さんもいますよ。
川沿いだけでなく、路地もいちいちかっこいい。
左手のお屋敷は、大富豪大原さんの別邸、有隣荘です。
残念ながら公開はしていません。
お店を覘いてお土産を買ったり、川舟に乗ったり、ソフトクリームを食べたりした後は、この町のシンボル大原美術館へ。
本館が本館なだけあって一番見ごたえがある。
「アルプスの真昼」「りんご採り」「ポントワーズのロンデスト家の中庭」「木を伐る人」「積みわら」「雅歌」
あたりが私の好みですな。
こちらのページで惜しみなく紹介されています。
ゴーギャンの「かぐわしき大地」はお目当ての一つだったのですが、どこかへ貸出中なのか、味気ないモノクロコピーが貼ってあるだけでした。
せめてカラーコピーで。。。
お宝中のお宝、エル・グレコの受胎告知はこれだけのために一部屋設けてある。
まあしかし、あまり私の好みではないので特に感慨もなく。
この美術館の収蔵作品の中で最も印象深かったのは、フレデリックの 「万有は死に帰す、されど神の愛は万有をして蘇らしめん」です。
この絵は7枚組の実に巨大な大作で、天井近くの壁上部にまるで壁画のように飾られています。
大原美術館建造時にはこの作品が建物の横幅を決めたと伝えられているとか。
ものすごい迫力。
大きく3つの部分に分かれていまして、左3枚では神の怒りをかった人間が死に絶える様子が描かれ、中央の1枚には神の福音を携えた白鳩と救いを求める人々が、そして右3枚で神の愛のもとに復活した人類が描かれています。
人類滅亡シーンは炎と岩の中を大量に人々が倒れている絵でして、はっきり言って日本の地獄絵図の方がよっぽど創造性がある、と思った。地獄のバリエーションの豊かさでは負けねーぜ。
真ん中の福音の図は無駄に美しい美青年が数人いて面白い。
みんな全裸なんだけど、ブロンドのヘアスタイルがやけにキマッてるんだよねー。
そして実は地獄絵図より恐ろしいのが復活の図であった。
二重の虹のかかる緑の楽園に全裸の人間の群れがうじゃうじゃ。
ホントにうじゃうじゃ。
それはまるで……そう、家畜のよう。
顔をよく見るとみんな三白眼の虚ろな表情で薄ら笑いを浮かべている。
さながら薬で洗脳されて「私は幸せです、ご主人様~」とか言わされているしもべの如し。
天上には光をまとう主の御姿が。
ひいいい、怖い!
これが噂の「人類家畜化計画(注:ドストエフスキー「悪霊」でシガリョフの語る未来計画参照)」なのか!?
でも確かに自律的な人間よりも「神のあわれみによって生かされる哀れな羊」の方が生きるのは楽だよなぁ、とか思ったり。
でもその安楽を拒否したのがニーチェの超人思想なのかなーと思ったり。
25年をかけて制作されたフレデリックの代表作なだけあって色々と考えさせられます。
彼が描きたかったこととは違う方向性だろうけど。。。
本館の他に分館、工芸・東洋館、児島虎次郎記念館があり、一通り回ったけど疲れてかなりおざなりな感じでした。
モダンアートってイマイチ良さが分からないし、陶器もよく分からない。
後漢時代の器を見て「孔明とか曹操とかはこういうの使ってたんだなー」と思ったくらいです。
大原家の美術部門総監督的な児島虎次郎の絵は良かったです。基本的に明るくて。
休憩がてらてきとーにうどん屋さんへ入る。
このぶっかけうどんがうまかった!
つゆと天かすとの相性が良くて、具材も盛りだくさん。(トッピングを追加したから)
セットのままかり寿司もおいしくて、割と小食なワタクシですがぺろりと平らげました。
観光地のうどん屋さんだからあんまり期待していなかったんだけど当たりでした。
昨日のばら寿司より安いのにこちらの方がずっと満足度は高い。
電車の時間までまだちょっと時間があったので、路地を散策したりお土産を物色したりしてブラブラ。
おしゃれカフェがたくさんあったけど、(お腹に)余裕がなかったのでどこも入れず。
また今度来ることがあればお世話になります。
そして岡山へ戻って夕方の新幹線で帰ったのでした。
次はどこへ行こうかな~。
岡山2日間 その1 [旅の記録]
4/18-19で岡山へ行ってまいりました。
きっかけは新聞の日曜版に載っていた吉備津神社の記事。
旅の供はもちろん「雨月物語」で。
以下、2日間の記録。
【4/18(金)】
12:55 岡山着。
天気予報では曇りでしたが、晴れ間が見え始める。
さすがは晴れの国・岡山! と喜んでいたのですが、それは一時のことでした。。。
岡山から吉備線に乗り換えて吉備津へ向かいます。
社内で料金を払うシステムがよくわからずドキドキ。
無事にこの旅の目的、吉備津神社へ到着です。
国宝の本殿は屋根が立派ですな。
曇天も見事である。
ぐるっと回廊をめぐっていくと、ありましたよ、噂のお釜殿。
しかし金曜定休日!
お釜だって休みたいんだい!
定休日は扉も閉めちゃうぞ。
うぬぬぬ。。。
常陸国から遥々来たのに、定休日。
そういえばホームページでこの情報を見て「金曜日じゃない日に行った方がいいなー」と思ったような気がしないでもない定休日。
神事をお願いする気はないけれど、うまくいけば誰かが神事をお願いしているところに行き合わせて、あわよくば私も「牛の吼ゆるが如」き釜の音を聞けるかもしれない、なんて都合のいいことを考えていたのに定休日。
ぴったりと閉ざされた扉に顔を押し付けて爪先立ちになり、隙間から執念で覗き込む。
うむ、見えた。あれがお釜を据えるかまどであるな。
薄暗いし半分しか見えないけど、まあいいや。
ご縁があればまたお会いしましょう。
若干消化不良ながらも、吉備路サイクリングロードを備前一宮駅方面へ向かって歩き出す。
途中、帰宅途中の地元小学生とさわやかに挨拶を交わしつつ、吉備津彦神社へ到着。
駐車場で桃太郎像発見。
お顔がひょうきんでイイ。
こちらの本殿も立派です。
門前には島のある素敵なお池がありますよ。
吉備線に乗って岡山へ戻る。
ホテルにチェックインして岡山城へ。
曇天にそびえる岡山城。
特別展の期間中で入場料が高いので、時間もないことだし天守閣へは登りません。
御殿跡地の地面には○○の間、縁側、などと地面に間取りがそのまま示してあって面白い。
日本の建築っていうのは、部屋が独立していないのが面白いよね。
奥へ行くためには部屋を通過して行かないといけない。
すぱーん、すぱーん、すぱーん、と襖を開けて勢いよく乗り込んでいく、なんてことは実際にはなかったかもしれないけど、確かにそういう間取りではあるんだよね。
昔のお殿様の暮らしや仕える人々の暮らしに思いを馳せる。
続いてお隣の後楽園へ。
さすがは日本三大庭園の一つ、立派な庭園でございます。
お庭を回っているうちに太陽が出てきて、晴れの国の実力を見た! と思いましたよ。
途中、園内に生息すると思われる猫に呼び止められ、足に絡まってくるので仕方なく相手をしてやることに。
膝の上に落ち着いて降りてくれない。。。
ガイジンがやってきて「君の猫かい☆」
いいえ、この庭の猫デス……
こいつはこの後、自分よりでかい鯉を狙って池の淵を歩いていた。
このお庭の中で私が一番気に入ったのはこれ。
ちょっと分かりにくいですが、東屋の中に水の流れを引いていて、足湯的な水場になっています。
夏は気持ちよさそうだな!
黄昏の後楽園とその奥に佇む岡山城。
岡山城もそうですが、後楽園の中の建物もほとんどが「戦災によって焼失して再建」となっていて、こういうのを見るとホント、「鬼畜米英!!」と罵られてもしょうがないよね! と思う。
ぷんすか。
ホテルへ戻って、紹介してもらったお店でばら寿司を食す。
本物のばら寿司はちらし寿司とはまったく違う、食べればわかる、とのことなのですが、私が食べたばら寿司はちらし寿司とあんまり変わらんでした。
ままかりとさわらがのってるのが珍しいくらいよね。。。
明日に備えて早めに就寝。
2日目に続く。
きっかけは新聞の日曜版に載っていた吉備津神社の記事。
旅の供はもちろん「雨月物語」で。
以下、2日間の記録。
【4/18(金)】
12:55 岡山着。
天気予報では曇りでしたが、晴れ間が見え始める。
さすがは晴れの国・岡山! と喜んでいたのですが、それは一時のことでした。。。
岡山から吉備線に乗り換えて吉備津へ向かいます。
社内で料金を払うシステムがよくわからずドキドキ。
無事にこの旅の目的、吉備津神社へ到着です。
国宝の本殿は屋根が立派ですな。
曇天も見事である。
ぐるっと回廊をめぐっていくと、ありましたよ、噂のお釜殿。
しかし金曜定休日!
お釜だって休みたいんだい!
定休日は扉も閉めちゃうぞ。
うぬぬぬ。。。
常陸国から遥々来たのに、定休日。
そういえばホームページでこの情報を見て「金曜日じゃない日に行った方がいいなー」と思ったような気がしないでもない定休日。
神事をお願いする気はないけれど、うまくいけば誰かが神事をお願いしているところに行き合わせて、あわよくば私も「牛の吼ゆるが如」き釜の音を聞けるかもしれない、なんて都合のいいことを考えていたのに定休日。
ぴったりと閉ざされた扉に顔を押し付けて爪先立ちになり、隙間から執念で覗き込む。
うむ、見えた。あれがお釜を据えるかまどであるな。
薄暗いし半分しか見えないけど、まあいいや。
ご縁があればまたお会いしましょう。
若干消化不良ながらも、吉備路サイクリングロードを備前一宮駅方面へ向かって歩き出す。
途中、帰宅途中の地元小学生とさわやかに挨拶を交わしつつ、吉備津彦神社へ到着。
駐車場で桃太郎像発見。
お顔がひょうきんでイイ。
こちらの本殿も立派です。
門前には島のある素敵なお池がありますよ。
吉備線に乗って岡山へ戻る。
ホテルにチェックインして岡山城へ。
曇天にそびえる岡山城。
特別展の期間中で入場料が高いので、時間もないことだし天守閣へは登りません。
御殿跡地の地面には○○の間、縁側、などと地面に間取りがそのまま示してあって面白い。
日本の建築っていうのは、部屋が独立していないのが面白いよね。
奥へ行くためには部屋を通過して行かないといけない。
すぱーん、すぱーん、すぱーん、と襖を開けて勢いよく乗り込んでいく、なんてことは実際にはなかったかもしれないけど、確かにそういう間取りではあるんだよね。
昔のお殿様の暮らしや仕える人々の暮らしに思いを馳せる。
続いてお隣の後楽園へ。
さすがは日本三大庭園の一つ、立派な庭園でございます。
お庭を回っているうちに太陽が出てきて、晴れの国の実力を見た! と思いましたよ。
途中、園内に生息すると思われる猫に呼び止められ、足に絡まってくるので仕方なく相手をしてやることに。
膝の上に落ち着いて降りてくれない。。。
ガイジンがやってきて「君の猫かい☆」
いいえ、この庭の猫デス……
こいつはこの後、自分よりでかい鯉を狙って池の淵を歩いていた。
このお庭の中で私が一番気に入ったのはこれ。
ちょっと分かりにくいですが、東屋の中に水の流れを引いていて、足湯的な水場になっています。
夏は気持ちよさそうだな!
黄昏の後楽園とその奥に佇む岡山城。
岡山城もそうですが、後楽園の中の建物もほとんどが「戦災によって焼失して再建」となっていて、こういうのを見るとホント、「鬼畜米英!!」と罵られてもしょうがないよね! と思う。
ぷんすか。
ホテルへ戻って、紹介してもらったお店でばら寿司を食す。
本物のばら寿司はちらし寿司とはまったく違う、食べればわかる、とのことなのですが、私が食べたばら寿司はちらし寿司とあんまり変わらんでした。
ままかりとさわらがのってるのが珍しいくらいよね。。。
明日に備えて早めに就寝。
2日目に続く。
念願のアンコールワット! [旅の記録]
10年来ずっとあこがれていたアンコールワットへついに行ってまいりました。
たいへんたいへんすばらしかったです。
以下、その旅の記録。
【4/6】
自分で運転して成田へ行くのも、一人でチェックインするのも、搭乗するのも、ぜーんぶ初めて。
しかし、まあなんとかなるものだ。
案ずるより産むが易し。
出国審査の前と後で為替レートが変わっていたので非常に悔しかったんだけど、計算したら100円も違わなかったから許すことにした。
経由地のホーチミンへ到着。
入国審査のオッチャンも売店のネーチャンもお掃除のオバチャンもやる気ナシ。
おしゃべりしたり、ケイタイいじったり、ゲームやったり。
いいよねー、人間、こうあるべきだよね。
日本だったら暇でも暇じゃないフリしないといけないけど、ベトナムの空港の人びとは全身全霊ヒマそうだった。
乗り換えてシュムリアップへ到着。
おおー、南国風。
可愛らしい空港です。
お迎えのガイドさんに連れられて5つ星ホテルのレストランへ。
飛行機で軽食を食べた辺りから嫌な予感はしてたんだけど、頭痛に伴う吐き気にさいなまれてろくに食べられず。
無念なり。
こうして飽食の日本人の悪いイメージが深まっていくのね。。。
食事を終えてプリンスダンコールホテルへ到着。
そこそこの高級ホテル。
簡単な日本語ならたいていのスタッフがしゃべれます。
デラックスルームにしてもらったので、部屋は無駄に広い。
部屋に落ち着いたら、まず吐いた。
ゲエー。
そしてけろっとすっきり
明日に備えて、早めにおやすみなさーい。
【4/7】
ツアーに参加して朝から観光です。
まずはもちろんアンコールワットですとも。そうですとも。
お堀の向こうに尖塔が見えたとたん、わあー、ついに来たんだー!と感動。
期待を裏切らない美しいお姿です。
遠くから眺めてよし、近くで彫刻を鑑賞してまたよし。
回廊の中はひんやりしていて宗教空間独特の空気がとても心地良いです。
ぼんやりと休みながら一日見ていられると思いました。
続いてタ・プロム寺院へ。
ガジュマルの木が遺跡に絡むあれです、あれ。
残念ながらいい写真はない。
ランチをとってホテルでお昼寝タイム。
熱い国の観光ならではです。
足のマッサージもしてもらって元気に午後の観光へ出発~。
まずは琵琶湖の4倍の広さがあるというトンレサップ湖へ。
雨期になるとさらにこの倍の大きさになるそうです。
今は乾季なので、湖岸はカラカラ。
水は濁った泥水です。
人びとは濾過して飲み水にも利用しているそうです。
胃腸が鍛えられそうです。
雨期になるとマングローブが水に浸って頭だけポコポコ出た状態になります。
こっちの方が不思議な光景でよさそう。
乾季に行くとただのきったない湖です。
そして暑いです。
その後、丘へ登って夕日を鑑賞……するはずだったのですが、曇っていて見えず。
あきらめて早々に帰ります。
とりあえず水田の広がる景色が見られたのでいいです。
ちょっぴり遺跡もあります。
湖が近いので損傷が激しいそうです。
夕食はアプサラダンスショーを楽しみながらいただきます。
いかにも宮殿で王様を楽しませるための踊りです。
おそらくこの中から気に入った踊り子を選んで寝室へ呼ぶのよ。
まさにそんな感じ。
女性の美しさを引き立てるすばらしい踊りです。
見惚れちゃうよ。
ホテルへ戻って明日に備えて早めに就寝。
【4/8】
朝日を背に受けて浮かび上がるアンコールワットの美しいお姿を拝むために5時半出発。
眠いけどへっちゃらです。
朝早いけど観光客がわさわさいます。
そして待つこと40分以上。
……雲のせいで朝日拝めず。
無念なり。。。
友達が感動のあまり泣いたというそのお姿、見たかったなぁ。
ホテルへ戻って朝食をとって次の遺跡へ。
アンコールトムは昔の都で、いくつかの遺跡が集まっています。
一番有名なのはにっこりアルカイックスマイルを浮かべる観音様のお顔で有名なバイヨン寺院。
これ。
この顔がいっぱいある。
カンボジア史上もっとも人気のある王の時代に作られたそうで、みんな幸せそうな笑みを浮かべています。
遺跡全体の印象はスプリガンの御神苗優とジャン・ジャックモンドが戦ってそうな場所です。
どうよ?
昼食をとって、続いてバンテアイ・スレイへ。
東洋のモナリザと言われる美しい彫刻が見られます。
ガイドさんが一生懸命説明してくれます。
しかし暑い。
熱帯の太陽が容赦なく照りつけるなか、正直、説明なんてどうでもよくなってきます。
彫刻はたいへん美しいので、もっと元気のある時にじっくり見たい遺跡です。
お土産屋さんではお姉さんが「カンボジアの経済のためにー」とアピールしていました。
そう言われると何か買わなくては申し訳ない気がしてくる。
買わなかったけど。
最後になにやら言われるままに植樹を行い、言われるままにおじさんにチップを渡し、暑さに朦朧としながらホテルへ帰りました。
シャワーを浴びて、ホテルの横のお土産屋さんでボラれるのを承知の上で買い物して、空港へ。
ああ、さようなら、カンボジア。
また来るよ、カンボジア。
早く直行便できたらいいのに。
【4/9】
無事帰宅。
海外旅行2回目の私は半分死ぬ覚悟で行ったので、姉に遺品の整理を依頼しておきました。
「私が死んだらまずはパソコンのデータを消してくれ」
必要なくてよかったです。
あと、中身を見ずに捨てて欲しいものはゴミ袋にまとめて入れておきました。
帰ってから取り出しました。
お土産のアンコールクッキーとノム・トム・ムーンは家族に好評。
おすすめです。
シルク製品も安く買えますが、よく見ないと汚れていたりするのでご注意を。
ツアーへの一人参加だったのですが、お金と元気のありあまったオジサマ・オバサマに親切にしてもらい、かわいらしい女の子二人組にも仲良くしてもらい、大満足の旅となりました。
あー、楽しかった!!
たいへんたいへんすばらしかったです。
以下、その旅の記録。
【4/6】
自分で運転して成田へ行くのも、一人でチェックインするのも、搭乗するのも、ぜーんぶ初めて。
しかし、まあなんとかなるものだ。
案ずるより産むが易し。
出国審査の前と後で為替レートが変わっていたので非常に悔しかったんだけど、計算したら100円も違わなかったから許すことにした。
経由地のホーチミンへ到着。
入国審査のオッチャンも売店のネーチャンもお掃除のオバチャンもやる気ナシ。
おしゃべりしたり、ケイタイいじったり、ゲームやったり。
いいよねー、人間、こうあるべきだよね。
日本だったら暇でも暇じゃないフリしないといけないけど、ベトナムの空港の人びとは全身全霊ヒマそうだった。
乗り換えてシュムリアップへ到着。
おおー、南国風。
可愛らしい空港です。
お迎えのガイドさんに連れられて5つ星ホテルのレストランへ。
飛行機で軽食を食べた辺りから嫌な予感はしてたんだけど、頭痛に伴う吐き気にさいなまれてろくに食べられず。
無念なり。
こうして飽食の日本人の悪いイメージが深まっていくのね。。。
食事を終えてプリンスダンコールホテルへ到着。
そこそこの高級ホテル。
簡単な日本語ならたいていのスタッフがしゃべれます。
デラックスルームにしてもらったので、部屋は無駄に広い。
部屋に落ち着いたら、まず吐いた。
ゲエー。
そしてけろっとすっきり
明日に備えて、早めにおやすみなさーい。
【4/7】
ツアーに参加して朝から観光です。
まずはもちろんアンコールワットですとも。そうですとも。
お堀の向こうに尖塔が見えたとたん、わあー、ついに来たんだー!と感動。
期待を裏切らない美しいお姿です。
遠くから眺めてよし、近くで彫刻を鑑賞してまたよし。
回廊の中はひんやりしていて宗教空間独特の空気がとても心地良いです。
ぼんやりと休みながら一日見ていられると思いました。
続いてタ・プロム寺院へ。
ガジュマルの木が遺跡に絡むあれです、あれ。
残念ながらいい写真はない。
ランチをとってホテルでお昼寝タイム。
熱い国の観光ならではです。
足のマッサージもしてもらって元気に午後の観光へ出発~。
まずは琵琶湖の4倍の広さがあるというトンレサップ湖へ。
雨期になるとさらにこの倍の大きさになるそうです。
今は乾季なので、湖岸はカラカラ。
水は濁った泥水です。
人びとは濾過して飲み水にも利用しているそうです。
胃腸が鍛えられそうです。
雨期になるとマングローブが水に浸って頭だけポコポコ出た状態になります。
こっちの方が不思議な光景でよさそう。
乾季に行くとただのきったない湖です。
そして暑いです。
その後、丘へ登って夕日を鑑賞……するはずだったのですが、曇っていて見えず。
あきらめて早々に帰ります。
とりあえず水田の広がる景色が見られたのでいいです。
ちょっぴり遺跡もあります。
湖が近いので損傷が激しいそうです。
夕食はアプサラダンスショーを楽しみながらいただきます。
いかにも宮殿で王様を楽しませるための踊りです。
おそらくこの中から気に入った踊り子を選んで寝室へ呼ぶのよ。
まさにそんな感じ。
女性の美しさを引き立てるすばらしい踊りです。
見惚れちゃうよ。
ホテルへ戻って明日に備えて早めに就寝。
【4/8】
朝日を背に受けて浮かび上がるアンコールワットの美しいお姿を拝むために5時半出発。
眠いけどへっちゃらです。
朝早いけど観光客がわさわさいます。
そして待つこと40分以上。
……雲のせいで朝日拝めず。
無念なり。。。
友達が感動のあまり泣いたというそのお姿、見たかったなぁ。
ホテルへ戻って朝食をとって次の遺跡へ。
アンコールトムは昔の都で、いくつかの遺跡が集まっています。
一番有名なのはにっこりアルカイックスマイルを浮かべる観音様のお顔で有名なバイヨン寺院。
これ。
この顔がいっぱいある。
カンボジア史上もっとも人気のある王の時代に作られたそうで、みんな幸せそうな笑みを浮かべています。
遺跡全体の印象はスプリガンの御神苗優とジャン・ジャックモンドが戦ってそうな場所です。
どうよ?
昼食をとって、続いてバンテアイ・スレイへ。
東洋のモナリザと言われる美しい彫刻が見られます。
ガイドさんが一生懸命説明してくれます。
しかし暑い。
熱帯の太陽が容赦なく照りつけるなか、正直、説明なんてどうでもよくなってきます。
彫刻はたいへん美しいので、もっと元気のある時にじっくり見たい遺跡です。
お土産屋さんではお姉さんが「カンボジアの経済のためにー」とアピールしていました。
そう言われると何か買わなくては申し訳ない気がしてくる。
買わなかったけど。
最後になにやら言われるままに植樹を行い、言われるままにおじさんにチップを渡し、暑さに朦朧としながらホテルへ帰りました。
シャワーを浴びて、ホテルの横のお土産屋さんでボラれるのを承知の上で買い物して、空港へ。
ああ、さようなら、カンボジア。
また来るよ、カンボジア。
早く直行便できたらいいのに。
【4/9】
無事帰宅。
海外旅行2回目の私は半分死ぬ覚悟で行ったので、姉に遺品の整理を依頼しておきました。
「私が死んだらまずはパソコンのデータを消してくれ」
必要なくてよかったです。
あと、中身を見ずに捨てて欲しいものはゴミ袋にまとめて入れておきました。
帰ってから取り出しました。
お土産のアンコールクッキーとノム・トム・ムーンは家族に好評。
おすすめです。
シルク製品も安く買えますが、よく見ないと汚れていたりするのでご注意を。
ツアーへの一人参加だったのですが、お金と元気のありあまったオジサマ・オバサマに親切にしてもらい、かわいらしい女の子二人組にも仲良くしてもらい、大満足の旅となりました。
あー、楽しかった!!
一生に一度はお伊勢参り [旅の記録]
何事のおわしますかは知らねども
かたじけなさに涙こぼるる
と西行法師が詠んだというお伊勢様。
ええじゃないかええじゃないかと踊りながら、一生に一度は行ってみたいな、お伊勢参り。
急に思い立って行ってきましたよ。GW最後の思い出に。
以下、備忘録的な旅の記録。
【5/6】
12:00
名古屋から近鉄特急で伊勢市へ
13:30
伊勢市着。
ホテルでチェックインだけ済ませて河崎の町並み見物。
昔ながらの街並みが保存されています。
でもまあ、どうということもない(正直)。
そのまま歩いて徴古館へ向かう。
15:00
伊勢の道は歩行者に優しくない。
道が狭いくせに交通量が多い。
車一台しか通れない道でもバスが走る。
危なっかしく道端を歩きながら、途中、二軒茶屋餅を買う。
倭姫宮にお参りしてから徴古館到着。
お伊勢様について事前学習。
20年に一度、お社を全とっかえする遷宮祭ってのは、技術の伝承という点ですごいシステムだよね。
平安当時の暮らしぶりが世代を継いでそのまま残っていくんだもんねぇ。
20年っていうのは、技術を確実に残していくギリギリのスパンなのかもしれない。
お伊勢参りの賑わいを描いた江戸時代の資料はあまりにもわんさか人が描かれていて笑えた。
どんだけ人がいるの。
青海波の資料のところで「源氏物語の中で光源氏とそのライバルである頭中将が舞う場面は有名」と書かれていたのを見て、はてそんなシーンあったかな、忘れちった、と思いつつ、それって今だとちょーモエな場面だよね、と思ったりした。
16:30
閉館ギリギリまで観て、再び伊勢市駅へ向かって歩く。
そしてホテルで一休み。
17:30
伊勢うどんを食べに出かける。
お目当ての店は臨時休業。ちぇー。
第二候補のお店へ。
もちもちというよりはぶどぶどしたうどん。茹ですぎ?
伊勢うどんとはこういうものなのか、この店のゆで方なのか。
確認のためもう一件行く気もなかったので、謎は謎のまま。
18:00
散歩がてら月夜見宮へ。
夕闇の中のお社もなかなかよろし。
境内の大木は高さ5メートル位から鳥かごのように枝が分かれていて、中心に小屋を建てたくなる感じ。
トム・ソーヤのイメージで。
ついでに足をのばして外宮を下見。
かなり暗くなっていたので正宮だけお参りして帰る。
正宮の中は見せてもらえません。撮影も禁止。
お賽銭箱の前には白い薄絹が垂れていてその先の門が透かし見える。
風に揺れる薄絹越しの風景はチラリズムのロマン。
いいねぇ、神がおわすって感じ。
写真はお守りとか売ってる所。
明日に備えて早めに就寝。
【5/7】
6:00
朝食前に外宮へお参り。
この時間でもすでにちらほらお参りの人がいる。
一通り回ってホテルへ戻る。
7:30
朝食を済ませて出発。
近鉄で五十鈴川駅へ。
ここから内宮へ向けて旧参道を歩く。ひたすら歩く。江戸時代の旅人になった気持ちで歩く。
昨日から歩き詰めで足が痛いのもまた一興。
まあ、歩いてさほど楽しい道でもないので、バスに乗った方がお利口だと思われます。
内宮の直前で猿田彦神社へお参り。
ちょうど朝の祝詞を上げていた。雰囲気あっていいねー。
9:00
内宮到着。宇治橋を渡っていざ!
正宮までは結構歩く。木立の間から社殿が垣間見えてくる。
実は、この小さく垣間見える社殿が一番良かったりもする。
石段を上がってお賽銭箱の前まで行くと、そこから先は一般人は入れません。
柵の間から微かに様子が伺えるのみ。
このずっと奥まったところに神様がいらっしゃるのだなぁ。
…と、思わせる演出がニクイね。
パントマイムでそこに壁があるように見えたり、重い物を持ち上げているように見えたりするのと一緒のような気がする。
周りを作り上げることでその中に神が現れる。
そんな気がしました。
明け方の雨は上がっていたものの、空はどんよりとした曇り空。
神々のお住まいを守る鎮守の森はじっとり暗い。
朝日の当たる晴れやかで神々しいお社を期待していたのだけれど、
この日はむしろ、じめじめとおどろおどろしい神のお住まいでありました。
まあ、日本の神様ってのは基本、そっちの方が似合うよね。
苔むす原生林こそが神の土地ですから。
写真は五十鈴川。
一通り中をお参りして、意外と時間余っちゃったなー、どうすっかなーと思いながら、おはらい町・おかげ横丁へ。
ここが伊勢参りのハイライトであった!
お土産物やら食べ物やら色々あってちょー楽しい。
わざとごみごみ作ってあるおかげ横丁は特にワクワクします。
くまなく楽しもうと思ったら、食事込みで3時間は必要です。
内宮参拝1時間、おはらい町3時間。
江戸の人々も絶対そうだったと思う。
お昼はすし久のてこね寿司。まぐろの漬け丼みたい。うまかった!
13:00
バスで二見浦へ向けて出発
13:30
二見浦到着。
なんとなく侘しい観光地。
かつての栄華が偲ばれるのがかえって一層侘しい。
二見興玉神社へお参りして、名勝・夫婦岩を拝む。
写真を友達へ送ったら返事は
「ありがとう。でもこの夫婦なんだか寒そうよ」
うん、曇天だからね・・・。
続いてかつての高級宿泊施設、賓日館を見学。
今は資料館になっています。
静かで落ち着いた雰囲気の建物内をゆったりぼんやり見学。
優雅な気持ちになります。
和紙人形展もすばらしかった!
電車の時間まで余裕があったので、防波堤に座って昨日買った二軒茶屋餅を食す。
海を眺めてのどかなひと時。
16:15
二見浦駅は無人駅。
JRで名古屋へ向かって帰ります。
お疲れさまでしたー。
かたじけなさに涙こぼるる
と西行法師が詠んだというお伊勢様。
ええじゃないかええじゃないかと踊りながら、一生に一度は行ってみたいな、お伊勢参り。
急に思い立って行ってきましたよ。GW最後の思い出に。
以下、備忘録的な旅の記録。
【5/6】
12:00
名古屋から近鉄特急で伊勢市へ
13:30
伊勢市着。
ホテルでチェックインだけ済ませて河崎の町並み見物。
昔ながらの街並みが保存されています。
でもまあ、どうということもない(正直)。
そのまま歩いて徴古館へ向かう。
15:00
伊勢の道は歩行者に優しくない。
道が狭いくせに交通量が多い。
車一台しか通れない道でもバスが走る。
危なっかしく道端を歩きながら、途中、二軒茶屋餅を買う。
倭姫宮にお参りしてから徴古館到着。
お伊勢様について事前学習。
20年に一度、お社を全とっかえする遷宮祭ってのは、技術の伝承という点ですごいシステムだよね。
平安当時の暮らしぶりが世代を継いでそのまま残っていくんだもんねぇ。
20年っていうのは、技術を確実に残していくギリギリのスパンなのかもしれない。
お伊勢参りの賑わいを描いた江戸時代の資料はあまりにもわんさか人が描かれていて笑えた。
どんだけ人がいるの。
青海波の資料のところで「源氏物語の中で光源氏とそのライバルである頭中将が舞う場面は有名」と書かれていたのを見て、はてそんなシーンあったかな、忘れちった、と思いつつ、それって今だとちょーモエな場面だよね、と思ったりした。
16:30
閉館ギリギリまで観て、再び伊勢市駅へ向かって歩く。
そしてホテルで一休み。
17:30
伊勢うどんを食べに出かける。
お目当ての店は臨時休業。ちぇー。
第二候補のお店へ。
もちもちというよりはぶどぶどしたうどん。茹ですぎ?
伊勢うどんとはこういうものなのか、この店のゆで方なのか。
確認のためもう一件行く気もなかったので、謎は謎のまま。
18:00
散歩がてら月夜見宮へ。
夕闇の中のお社もなかなかよろし。
境内の大木は高さ5メートル位から鳥かごのように枝が分かれていて、中心に小屋を建てたくなる感じ。
トム・ソーヤのイメージで。
ついでに足をのばして外宮を下見。
かなり暗くなっていたので正宮だけお参りして帰る。
正宮の中は見せてもらえません。撮影も禁止。
お賽銭箱の前には白い薄絹が垂れていてその先の門が透かし見える。
風に揺れる薄絹越しの風景はチラリズムのロマン。
いいねぇ、神がおわすって感じ。
写真はお守りとか売ってる所。
明日に備えて早めに就寝。
【5/7】
6:00
朝食前に外宮へお参り。
この時間でもすでにちらほらお参りの人がいる。
一通り回ってホテルへ戻る。
7:30
朝食を済ませて出発。
近鉄で五十鈴川駅へ。
ここから内宮へ向けて旧参道を歩く。ひたすら歩く。江戸時代の旅人になった気持ちで歩く。
昨日から歩き詰めで足が痛いのもまた一興。
まあ、歩いてさほど楽しい道でもないので、バスに乗った方がお利口だと思われます。
内宮の直前で猿田彦神社へお参り。
ちょうど朝の祝詞を上げていた。雰囲気あっていいねー。
9:00
内宮到着。宇治橋を渡っていざ!
正宮までは結構歩く。木立の間から社殿が垣間見えてくる。
実は、この小さく垣間見える社殿が一番良かったりもする。
石段を上がってお賽銭箱の前まで行くと、そこから先は一般人は入れません。
柵の間から微かに様子が伺えるのみ。
このずっと奥まったところに神様がいらっしゃるのだなぁ。
…と、思わせる演出がニクイね。
パントマイムでそこに壁があるように見えたり、重い物を持ち上げているように見えたりするのと一緒のような気がする。
周りを作り上げることでその中に神が現れる。
そんな気がしました。
明け方の雨は上がっていたものの、空はどんよりとした曇り空。
神々のお住まいを守る鎮守の森はじっとり暗い。
朝日の当たる晴れやかで神々しいお社を期待していたのだけれど、
この日はむしろ、じめじめとおどろおどろしい神のお住まいでありました。
まあ、日本の神様ってのは基本、そっちの方が似合うよね。
苔むす原生林こそが神の土地ですから。
写真は五十鈴川。
一通り中をお参りして、意外と時間余っちゃったなー、どうすっかなーと思いながら、おはらい町・おかげ横丁へ。
ここが伊勢参りのハイライトであった!
お土産物やら食べ物やら色々あってちょー楽しい。
わざとごみごみ作ってあるおかげ横丁は特にワクワクします。
くまなく楽しもうと思ったら、食事込みで3時間は必要です。
内宮参拝1時間、おはらい町3時間。
江戸の人々も絶対そうだったと思う。
お昼はすし久のてこね寿司。まぐろの漬け丼みたい。うまかった!
13:00
バスで二見浦へ向けて出発
13:30
二見浦到着。
なんとなく侘しい観光地。
かつての栄華が偲ばれるのがかえって一層侘しい。
二見興玉神社へお参りして、名勝・夫婦岩を拝む。
写真を友達へ送ったら返事は
「ありがとう。でもこの夫婦なんだか寒そうよ」
うん、曇天だからね・・・。
続いてかつての高級宿泊施設、賓日館を見学。
今は資料館になっています。
静かで落ち着いた雰囲気の建物内をゆったりぼんやり見学。
優雅な気持ちになります。
和紙人形展もすばらしかった!
電車の時間まで余裕があったので、防波堤に座って昨日買った二軒茶屋餅を食す。
海を眺めてのどかなひと時。
16:15
二見浦駅は無人駅。
JRで名古屋へ向かって帰ります。
お疲れさまでしたー。