福岡・長崎の旅 4日目 [旅の記録]
【6月9日(火)】
長崎は今日も(また)雨だった。
本日は浦上方面へ参ります。
そろそろ疲れがたまってきて少々やる気がないですが、頑張って行ってみましょう。
今日巡るところは「疲れたー。めんどくさーい」とか言ってるのが失礼な場所ですからね!
今日は原爆被害の記憶を辿る旅。
関東地方の公立高校は修学旅行で広島・長崎に行くことが多いようですが、私の高校は修学旅行がなかったのでね……。
来たことなかったのですよ。
路面電車の松山町で降りるとすぐにあるのがこちらの公園。
原爆の爆心地です。
爆心地と言われると、地上に落ちて爆発するのかと思ってしまうのですが(私はそう思っていた)、実際は地上500mのところで爆発するそうです。
今の長崎の街を見ると、原爆で壊滅状態にされた場所だということを忘れてしまいそうになりますが、こういうのを見ると、改めてここが原爆被害の街だということを実感します。
そして原爆資料館へ。
いつもは人でごった返しているということですが、幸い、私が行ったときは人がほとんどいなくて、静かに原爆被害の記憶と向き合うことができました。
約15万人の人々が、たった一つの原爆の投下によって命を奪われる。
よくもまあ、これほどのおぞましい行為をやらかそうと考えたものだと呆れてしまう。
正気の沙汰じゃないね。
朝鮮人差別についての展示もあって、ある種の「配慮」を感じたりもしました。
最後、売店前の壁に展示されている「焼き場に立つ少年」の写真は必見。
10歳くらいの裸足の少年が、幼い弟か妹を負ぶって、唇をかみしめ、神妙な顔つきで気をつけをしている。
パネルの説明と共によく見てほしい。
日本人なら、日本人でなくても、一度は行くべき場所ですね。
展示を見終った後はカフェでひと休み。
長崎へ来たからにはカステラを食べるべし。
続いてお隣の長崎原爆死没者追悼平和祈念館へまいります。
ここはちょっとすごかった。
まさに祈りの場。
そのために作られた空間。
地下から地上へ伸びる12本の光の柱。
その正面に、原爆で亡くなった方々の名簿が収まった塔が建つ。
たまたま私が行ったときは他に人がいなかったこともあるかもしれないけれど、祈りの場特有の、圧迫感のある静謐さが空間に満ちている。
名簿の塔に向かって、ただただ手を合わせる。
何も考えず、ただ、手を合わせるのみ。
上の階から写した様子がこちら。
特定の宗教色を出さずに、こういう祈りの空間を作り出すのは並大抵のことじゃないと思う。
建物内には、あちらこちらに静かに水を湛える水盤が配置されて、水を求めて亡くなっていった人々の霊を慰める。
今回の旅で最も心を動かされた建物でした。
続きましては、浦上天主堂へ。
まあ別にどうということもない教会です。(失礼)
永井隆が住んだという「如己堂」を見る。
この二畳一間に子供と住んだという。
二畳はさすがに狭いと思うけど、なかなか居心地が良さそうな庵ではある。
最後は平和公園へ。
有名なこの像は思った以上にデカかった。
平和公園から電停へ行く途中に防空壕跡があり、これもなかなか興味深かった。
後にアメリカがこの防空壕内での被害について熱心に調査していったとか。
どの場所にいた人がどれほどの被害を受けて、どういう場所にいた人は被害を免れたのか。
核戦争に備えた核シェルターの研究のために。
アメリカにとっては、広島・長崎は垂涎のデータの宝庫だったことでしょう。
以上で原爆被害の記憶を巡る旅は終了。
長崎駅へ戻って、皿うどんを食す。
うまかったけど、体力の落ちている体には量が多すぎた。
再び、特急かもめに乗って福岡へ。
このあたりから、なんだか嫌な予感。
頭痛と吐き気の予感。
空港で時間があったのでマッサージを受けてみたけれど、効果なく……。
飛行機の中でついに発症。
うーん。。。
帰宅して、とりあえず、げぇぇーー。
旅行するたびに体調を崩す、この体力のなさをなんとかしたい。
以上、福岡・長崎の旅でした!
げぇぇぇーー。
長崎は今日も(また)雨だった。
本日は浦上方面へ参ります。
そろそろ疲れがたまってきて少々やる気がないですが、頑張って行ってみましょう。
今日巡るところは「疲れたー。めんどくさーい」とか言ってるのが失礼な場所ですからね!
今日は原爆被害の記憶を辿る旅。
関東地方の公立高校は修学旅行で広島・長崎に行くことが多いようですが、私の高校は修学旅行がなかったのでね……。
来たことなかったのですよ。
路面電車の松山町で降りるとすぐにあるのがこちらの公園。
原爆の爆心地です。
爆心地と言われると、地上に落ちて爆発するのかと思ってしまうのですが(私はそう思っていた)、実際は地上500mのところで爆発するそうです。
今の長崎の街を見ると、原爆で壊滅状態にされた場所だということを忘れてしまいそうになりますが、こういうのを見ると、改めてここが原爆被害の街だということを実感します。
そして原爆資料館へ。
いつもは人でごった返しているということですが、幸い、私が行ったときは人がほとんどいなくて、静かに原爆被害の記憶と向き合うことができました。
約15万人の人々が、たった一つの原爆の投下によって命を奪われる。
よくもまあ、これほどのおぞましい行為をやらかそうと考えたものだと呆れてしまう。
正気の沙汰じゃないね。
朝鮮人差別についての展示もあって、ある種の「配慮」を感じたりもしました。
最後、売店前の壁に展示されている「焼き場に立つ少年」の写真は必見。
10歳くらいの裸足の少年が、幼い弟か妹を負ぶって、唇をかみしめ、神妙な顔つきで気をつけをしている。
パネルの説明と共によく見てほしい。
日本人なら、日本人でなくても、一度は行くべき場所ですね。
展示を見終った後はカフェでひと休み。
長崎へ来たからにはカステラを食べるべし。
続いてお隣の長崎原爆死没者追悼平和祈念館へまいります。
ここはちょっとすごかった。
まさに祈りの場。
そのために作られた空間。
地下から地上へ伸びる12本の光の柱。
その正面に、原爆で亡くなった方々の名簿が収まった塔が建つ。
たまたま私が行ったときは他に人がいなかったこともあるかもしれないけれど、祈りの場特有の、圧迫感のある静謐さが空間に満ちている。
名簿の塔に向かって、ただただ手を合わせる。
何も考えず、ただ、手を合わせるのみ。
上の階から写した様子がこちら。
特定の宗教色を出さずに、こういう祈りの空間を作り出すのは並大抵のことじゃないと思う。
建物内には、あちらこちらに静かに水を湛える水盤が配置されて、水を求めて亡くなっていった人々の霊を慰める。
今回の旅で最も心を動かされた建物でした。
続きましては、浦上天主堂へ。
まあ別にどうということもない教会です。(失礼)
永井隆が住んだという「如己堂」を見る。
この二畳一間に子供と住んだという。
二畳はさすがに狭いと思うけど、なかなか居心地が良さそうな庵ではある。
最後は平和公園へ。
有名なこの像は思った以上にデカかった。
平和公園から電停へ行く途中に防空壕跡があり、これもなかなか興味深かった。
後にアメリカがこの防空壕内での被害について熱心に調査していったとか。
どの場所にいた人がどれほどの被害を受けて、どういう場所にいた人は被害を免れたのか。
核戦争に備えた核シェルターの研究のために。
アメリカにとっては、広島・長崎は垂涎のデータの宝庫だったことでしょう。
以上で原爆被害の記憶を巡る旅は終了。
長崎駅へ戻って、皿うどんを食す。
うまかったけど、体力の落ちている体には量が多すぎた。
再び、特急かもめに乗って福岡へ。
このあたりから、なんだか嫌な予感。
頭痛と吐き気の予感。
空港で時間があったのでマッサージを受けてみたけれど、効果なく……。
飛行機の中でついに発症。
うーん。。。
帰宅して、とりあえず、げぇぇーー。
旅行するたびに体調を崩す、この体力のなさをなんとかしたい。
以上、福岡・長崎の旅でした!
げぇぇぇーー。
福岡・長崎の旅 3日目 [旅の記録]
【6月8日(月)】
長崎は今日も雨だった。(梅雨だから)
今日は早いよ。
8時すぎには大浦天主堂へ到着。
曇天にザビエルそびえる大浦天主堂。
ステンドグラスを通して差し込む光が美しいらしいが、曇天の朝のため、ただの薄暗い空間でした。
続いてすぐ隣のグラバー園へ。
私のイメージでは、グラバーさんというのは薩長に武器を売りつけて大儲けした死の商人、なのですが、長崎の人々はグラバーさんを敬愛しているように見受けられます。
死後100年以上経っても、いまなお「グラバー園」として金を稼ぎ続けるグラバーさん。
さすがである。
柱や窓やバルコニーは洋風なんだけど、屋根には瓦が乗っている、和洋折衷の建物が面白い。
ベッドの枕元に屏風。
ホントにこういう風に使ってたのかなぁ?
それとも、それっぽく見せるためのあざとい演出なのかなぁ??
これこれ。この長椅子。
アンニュイな美青年が靴をはいたままここに横たわって、軽く足を交差させて、庭を眺めながら恋人が来るのを待っている感じ。
あるある。
あるよねー。
グラバー邸外観。
外観の写真がことごとく暗いのが残念だ。。。
グラバー園を後にして、オランダ坂の方へ。
うむ、石畳の坂だ。
かなりの急こう配だ。
でも車がガンガン通ります。
東山手洋風住宅群の中にある「地球館」というところにカフェがあって、そこで一休み。
カフェって言うか、コミュニティセンターの一角でお茶も出します、という感じ。
2階では英会話教室が行われている。
出てきたケーキは、お菓子作りが好きだけどあまり上手ではないお母さんが作ったケーキ、って感じだった。
まあ、こういうところに多くを望んではいけない。
長崎は本当に坂の街だ。
細い路地の坂道や石段が多い。
続いて、唐人屋敷跡へ。
なーんか、禍々しい感じがするの。
なんでだろう??
あんまり好きじゃない。
再びオランダ坂エリアに戻る。
モノクロで撮ったわけではないが、結果的にモノクロのようになった写真。
これはこれで、なかなかカッコイイ。
時間に余裕があったので、大浦天主堂方面へ戻り、角煮まんじゅうとびわジュースをいただく。
店内のテーブルに座っていたら、中国だか台湾だかの観光客グループがやってきて、私のいるテーブルにも平気で座る。
彼らは他人との距離感が日本人よりも近いということを実感する。
彼らが去っていき、私が一人残って角煮まんじゅうを食していると、ガイドさんが私もグループの一員と勘違いしたのか、異国の言葉で私に向かって何か呼びかけているような……。
早く来ないと置いてくよ、とかなんとか、そんなことを言っているのであろうか?
しかし、どう対応したらいいのかわからない。
そもそも、何を言っているのか、私に向かって言っているのかも分からない。
とりあえず素知らぬふりをしてみたら、しばらくして行ってしまった。
さて、そろそろ港の方へ参りましょうか。
港には豪華客船のコスタ・セレーナが停泊しています!
でかい!
でかい!
で・か・い!!
巨大なショッピングモールが海に浮かんでいる感じ。
あんなデカイものが浮かんでいるのが不思議だーー。
今回の旅で一番興奮したのがコスタでした。
しかし、コスタに乗れるわけではないので、今回の目玉、軍艦島上陸ツアーへ参りましょうか!
軍艦島コンジェルジュという会社のツアーで行ったのですが、いつもの船はドック入りしているらしく、小型の船で参ります。
待合室で待っている時から、3才くらいの子供がずっとぐずって泣いている。
船でも泣いている。
説明がよく聞こえない。。。
しかしまあ、子供の方だって、こんな雨の日に船に乗せられて、よく分からん場所へ連れていかれて、いい迷惑だよなぁ。
小さな子供を連れての旅行というのは、多分にして親のエゴであるなぁ。
さてさて、生憎の雨ですが、無事に軍艦島へ上陸です!
現在進行形で崩れ続ける廃墟の島。
この階段は「命の階段」と呼ばれ、鉱員たちは毎日ここを上り下りして地下へ潜り、そして帰ってきました。
スカイツリーよりも高い636mを、壁のないカゴのようなものに乗ってほとんどフリーフォール状態で降りて行ったとか。
す、すごい。。。
しかもそこからさらに300mほど徒歩で降りて行った先が作業場だったらしい。
温度40度以上、湿度90%以上。
落盤や有毒ガスの危険があり、死と隣り合わせの作業場。
そこから帰ってきた鉱員たちは、あの炭で真っ黒になった階段を通って地上へ戻ってきます。
ゆえに「命の階段」。
うーん、すごい。
最後に軍艦島全景。
世界遺産に登録されるといいですね。
島で雨に濡れた上、船の中が寒い。。。
すっかり体力を奪われ、上陸後、すぐ近くにあったガストでとりあえず温かいスープを飲むことに。
長崎まで来てガスト……。
まあいいけど。
当初の予定では、この後、出島を見て帰るつもりだったのですが、完全にやる気をなくしてそのままホテルへ帰りました。
はー、寝っぺ、寝っぺ。
長崎は今日も雨だった。(梅雨だから)
今日は早いよ。
8時すぎには大浦天主堂へ到着。
曇天に
ステンドグラスを通して差し込む光が美しいらしいが、曇天の朝のため、ただの薄暗い空間でした。
続いてすぐ隣のグラバー園へ。
私のイメージでは、グラバーさんというのは薩長に武器を売りつけて大儲けした死の商人、なのですが、長崎の人々はグラバーさんを敬愛しているように見受けられます。
死後100年以上経っても、いまなお「グラバー園」として金を稼ぎ続けるグラバーさん。
さすがである。
柱や窓やバルコニーは洋風なんだけど、屋根には瓦が乗っている、和洋折衷の建物が面白い。
ベッドの枕元に屏風。
ホントにこういう風に使ってたのかなぁ?
それとも、それっぽく見せるためのあざとい演出なのかなぁ??
これこれ。この長椅子。
アンニュイな美青年が靴をはいたままここに横たわって、軽く足を交差させて、庭を眺めながら恋人が来るのを待っている感じ。
あるある。
あるよねー。
グラバー邸外観。
外観の写真がことごとく暗いのが残念だ。。。
グラバー園を後にして、オランダ坂の方へ。
うむ、石畳の坂だ。
かなりの急こう配だ。
でも車がガンガン通ります。
東山手洋風住宅群の中にある「地球館」というところにカフェがあって、そこで一休み。
カフェって言うか、コミュニティセンターの一角でお茶も出します、という感じ。
2階では英会話教室が行われている。
出てきたケーキは、お菓子作りが好きだけどあまり上手ではないお母さんが作ったケーキ、って感じだった。
まあ、こういうところに多くを望んではいけない。
長崎は本当に坂の街だ。
細い路地の坂道や石段が多い。
続いて、唐人屋敷跡へ。
なーんか、禍々しい感じがするの。
なんでだろう??
あんまり好きじゃない。
再びオランダ坂エリアに戻る。
モノクロで撮ったわけではないが、結果的にモノクロのようになった写真。
これはこれで、なかなかカッコイイ。
時間に余裕があったので、大浦天主堂方面へ戻り、角煮まんじゅうとびわジュースをいただく。
店内のテーブルに座っていたら、中国だか台湾だかの観光客グループがやってきて、私のいるテーブルにも平気で座る。
彼らは他人との距離感が日本人よりも近いということを実感する。
彼らが去っていき、私が一人残って角煮まんじゅうを食していると、ガイドさんが私もグループの一員と勘違いしたのか、異国の言葉で私に向かって何か呼びかけているような……。
早く来ないと置いてくよ、とかなんとか、そんなことを言っているのであろうか?
しかし、どう対応したらいいのかわからない。
そもそも、何を言っているのか、私に向かって言っているのかも分からない。
とりあえず素知らぬふりをしてみたら、しばらくして行ってしまった。
さて、そろそろ港の方へ参りましょうか。
港には豪華客船のコスタ・セレーナが停泊しています!
でかい!
でかい!
で・か・い!!
巨大なショッピングモールが海に浮かんでいる感じ。
あんなデカイものが浮かんでいるのが不思議だーー。
今回の旅で一番興奮したのがコスタでした。
しかし、コスタに乗れるわけではないので、今回の目玉、軍艦島上陸ツアーへ参りましょうか!
軍艦島コンジェルジュという会社のツアーで行ったのですが、いつもの船はドック入りしているらしく、小型の船で参ります。
待合室で待っている時から、3才くらいの子供がずっとぐずって泣いている。
船でも泣いている。
説明がよく聞こえない。。。
しかしまあ、子供の方だって、こんな雨の日に船に乗せられて、よく分からん場所へ連れていかれて、いい迷惑だよなぁ。
小さな子供を連れての旅行というのは、多分にして親のエゴであるなぁ。
さてさて、生憎の雨ですが、無事に軍艦島へ上陸です!
現在進行形で崩れ続ける廃墟の島。
この階段は「命の階段」と呼ばれ、鉱員たちは毎日ここを上り下りして地下へ潜り、そして帰ってきました。
スカイツリーよりも高い636mを、壁のないカゴのようなものに乗ってほとんどフリーフォール状態で降りて行ったとか。
す、すごい。。。
しかもそこからさらに300mほど徒歩で降りて行った先が作業場だったらしい。
温度40度以上、湿度90%以上。
落盤や有毒ガスの危険があり、死と隣り合わせの作業場。
そこから帰ってきた鉱員たちは、あの炭で真っ黒になった階段を通って地上へ戻ってきます。
ゆえに「命の階段」。
うーん、すごい。
最後に軍艦島全景。
世界遺産に登録されるといいですね。
島で雨に濡れた上、船の中が寒い。。。
すっかり体力を奪われ、上陸後、すぐ近くにあったガストでとりあえず温かいスープを飲むことに。
長崎まで来てガスト……。
まあいいけど。
当初の予定では、この後、出島を見て帰るつもりだったのですが、完全にやる気をなくしてそのままホテルへ帰りました。
はー、寝っぺ、寝っぺ。
福岡・長崎の旅 2日目 [旅の記録]
【6月7日(日)】
朝、7時過ぎに先生に起こしていただく。。。
昨夜の睡眠導入剤が効きすぎたらしい。
朝食後、慌ただしく準備してシャトルバスで博多へ。
先生の案内で街中を散策。
7月の博多祇園山笠の飾り山。
見事である!
遅い昼食をとって、先生とはここでお別れ。
お忙しい中、たくさん時間をとっていただいてありがとうございました!
さて、ここからは一人旅。
これまでは旅というよりは先生とお会いすることが目的だったので、写真もそれほど撮ってないし、アレコレ余計なものに注目したりはしませんでしたが、さあ、これからいつも通りの感じでいきますよ。
博多から長崎へは特急かもめに乗ってまいります。
座席についているテーブル。
初めて乗る列車はこういう装備品がイチイチ新鮮で面白い。
夕方、長崎に到着。
斜面にへばりつくように家々が建っている光景というのは、関東平野に住む人間にとってはとても珍しい。
見晴らしは良さそうだけど、あんな上に家があったらなかなか大変だなぁ。
足腰が相当鍛えられそうだ。
ホテルにチェックインして、まだ元気があったので、フラフラと散歩に出かけてみる。
眼鏡橋。
夕食はもちろん、ちゃんぽん!
暮れなずむ長崎の夜景を眺めながらホテルに帰って就寝。
朝、7時過ぎに先生に起こしていただく。。。
昨夜の睡眠導入剤が効きすぎたらしい。
朝食後、慌ただしく準備してシャトルバスで博多へ。
先生の案内で街中を散策。
7月の博多祇園山笠の飾り山。
見事である!
遅い昼食をとって、先生とはここでお別れ。
お忙しい中、たくさん時間をとっていただいてありがとうございました!
さて、ここからは一人旅。
これまでは旅というよりは先生とお会いすることが目的だったので、写真もそれほど撮ってないし、アレコレ余計なものに注目したりはしませんでしたが、さあ、これからいつも通りの感じでいきますよ。
博多から長崎へは特急かもめに乗ってまいります。
座席についているテーブル。
初めて乗る列車はこういう装備品がイチイチ新鮮で面白い。
夕方、長崎に到着。
斜面にへばりつくように家々が建っている光景というのは、関東平野に住む人間にとってはとても珍しい。
見晴らしは良さそうだけど、あんな上に家があったらなかなか大変だなぁ。
足腰が相当鍛えられそうだ。
ホテルにチェックインして、まだ元気があったので、フラフラと散歩に出かけてみる。
眼鏡橋。
夕食はもちろん、ちゃんぽん!
暮れなずむ長崎の夜景を眺めながらホテルに帰って就寝。
福岡・長崎の旅 1日目 [旅の記録]
お待たせいたしました。
一部の人に大人気(ていうか、姉のみ)の旅の記録シリーズです。
今回は福岡・長崎の旅。
九州初上陸でございます。
そもそものきっかけは、福岡在住の恩師から「福岡へ遊びに来ない?」と誘っていただいたこと。
私としてはホントに恩師に会うためだけに行って、なんならその日のうちに帰って来てもいいくらいだったのですが、「せっかくだから観光して行って!」というお言葉に従って、ついでに観光してきました。
【6月6日(土)】
空港まで迎えに来てくださった先生と一緒に、まずは太宰府天満宮へ参ります。
山からの風が吹いて来て、とても気持ちのいい場所です。
本殿裏手の夫婦楠。
九州はかつて、楠木に覆われていたとか。
花菖蒲も綺麗でした。
近くのお寺のお庭が静かでステキ。
この辺りは屋敷町のようで、立派なお家が多いです。
ここへ来たら、もちろん梅ヶ枝餅を食べないとね!
お抹茶と一緒にいただきます。
アジサイが付いていてかわいい。
テラス席で気持ちよく美味しくいただきました。
夜は宗像市のホテルへ宿泊。
おいしくてきれいな和食をいただきながらおしゃべり。
なんという贅沢!
観光と言うよりは、主におしゃべりしてこの日は終了。
一部の人に大人気(ていうか、姉のみ)の旅の記録シリーズです。
今回は福岡・長崎の旅。
九州初上陸でございます。
そもそものきっかけは、福岡在住の恩師から「福岡へ遊びに来ない?」と誘っていただいたこと。
私としてはホントに恩師に会うためだけに行って、なんならその日のうちに帰って来てもいいくらいだったのですが、「せっかくだから観光して行って!」というお言葉に従って、ついでに観光してきました。
【6月6日(土)】
空港まで迎えに来てくださった先生と一緒に、まずは太宰府天満宮へ参ります。
山からの風が吹いて来て、とても気持ちのいい場所です。
本殿裏手の夫婦楠。
九州はかつて、楠木に覆われていたとか。
花菖蒲も綺麗でした。
近くのお寺のお庭が静かでステキ。
この辺りは屋敷町のようで、立派なお家が多いです。
ここへ来たら、もちろん梅ヶ枝餅を食べないとね!
お抹茶と一緒にいただきます。
アジサイが付いていてかわいい。
テラス席で気持ちよく美味しくいただきました。
夜は宗像市のホテルへ宿泊。
おいしくてきれいな和食をいただきながらおしゃべり。
なんという贅沢!
観光と言うよりは、主におしゃべりしてこの日は終了。
オランダ・ベルギーの旅 7日目 [旅の記録]
【1月1日 7日目】
あけましておめでとうございます!
本日、日本に向けて帰ります。
7時過ぎにホテルをチェックアウトして目の前の中央駅へ。
駅の入り口にはちょっと怖い感じの人たちがたむろしていて物騒な雰囲気。。。
でも勇気を出してその間を通り抜けていく。
何事もなくて良かったです。
チケットの購入もスムーズで、どの電車に乗ればいいのかも教えてもらったし、電車はすぐに来たし、問題なくブリュッセル国際空港に到着。
セルフチェックイン機でピッピとやっていると、お姉さんがやってきて「May I help you?」
画面は日本語を選択していたので、正直手助けはいらなかったのだけれど、No, thank youというのも失礼かと思い、日本人はついYesと答えてしまう。
しかし画面は日本語表記である。
お姉さん、「言葉が分からないけど、たぶんこっち」とか言って、適当に進めてしまう。
いや、たぶんそっちじゃないと思う!
私、日本語分かるから自分でやらせてーー。
結局お姉さんは他のお客さんのお手伝いに回り、私は無事に自分でチェックインができたのでした。
さて、だいぶ時間に余裕があるので、ここで軽く朝食をとりましょう。
Panosという、ブリュッセル市内でもあっちこっちで見かけたチェーン店なんだけど、ここのクロワッサンサンドがもんのすごくうまかった!
クロワッサンにチーズとベーコンがはさんであって、食べる前に温めてくれたのでクロワッサンからバターが溶け出し、チーズもとろーり、ベーコンはカリカリ。
夢中で食べました。
ああ、もう一度食べたい。。。
その後、スムージーを飲んだり、コーヒーを飲んだりして時間をつぶす。
紙コップで出てくる自動販売機のコーヒーが予想外においしかった。
溜まってしまった少額のセントコインも心置きなく使えるし、おすすめです。
ブリュッセルからアムステルダムへ移動し、ハローアゲイン、オランダ!
ベルギーからオランダはEU圏内なので出国審査はなかったけど、今度はパスポートを見せて出国審査を受けます。
しかし、なんだかここの窓口のお兄さん、やけにニコニコして陽気なんですが……
並び合う二つの窓口のお兄さん、二人とも何やらご機嫌である。(ちなみに二人ともイケメンだ)
なんか、二人で歌い始めたんですけど……
思わず私もニヤニヤしながら窓口にパスポートを差し出す。
お兄さん、ランラララーンと歌いながらノリノリで出国スタンプを押してくれる。
そんなんで大丈夫なのか、オランダ出国審査。
隣の窓口のお兄さん、私に向かって何やら話しかける。
よくわからないが、ハッピーニューイヤーで嬉しいらしい。
イケメンにニコニコされて私も嬉しい。
ハッピーニューイヤー! と返してゲートを出ました。
ちなみに、出国審査はユルユルだったけど、搭乗前に再度セキュリティ検査があって、ここが厳しかったです。
金属探知機だけじゃなくて、全員がボディチェックを受けます。
空港内で買った水も没収されました。
さあ、いよいよオランダともお別れ。
飛行機に乗って日本へ帰ります。
この帰りの機内食がやたらとうまかったんだよなぁ。
それと、ブリュッセル-アムステルダムの飛行機で出たお菓子がすんごいおいしかった!
これ。
オランダ名物のキャラメルワッフルのワッフル部分がビスケットになっているお菓子。
日本では売ってなくて、オランダのサイトから通販で取り寄せるしかない。
どうしても食べたいので購入検討中です。
そして日本時間の2日朝に無事帰国。
お疲れ様でしたー。
あけましておめでとうございます!
本日、日本に向けて帰ります。
7時過ぎにホテルをチェックアウトして目の前の中央駅へ。
駅の入り口にはちょっと怖い感じの人たちがたむろしていて物騒な雰囲気。。。
でも勇気を出してその間を通り抜けていく。
何事もなくて良かったです。
チケットの購入もスムーズで、どの電車に乗ればいいのかも教えてもらったし、電車はすぐに来たし、問題なくブリュッセル国際空港に到着。
セルフチェックイン機でピッピとやっていると、お姉さんがやってきて「May I help you?」
画面は日本語を選択していたので、正直手助けはいらなかったのだけれど、No, thank youというのも失礼かと思い、日本人はついYesと答えてしまう。
しかし画面は日本語表記である。
お姉さん、「言葉が分からないけど、たぶんこっち」とか言って、適当に進めてしまう。
いや、たぶんそっちじゃないと思う!
私、日本語分かるから自分でやらせてーー。
結局お姉さんは他のお客さんのお手伝いに回り、私は無事に自分でチェックインができたのでした。
さて、だいぶ時間に余裕があるので、ここで軽く朝食をとりましょう。
Panosという、ブリュッセル市内でもあっちこっちで見かけたチェーン店なんだけど、ここのクロワッサンサンドがもんのすごくうまかった!
クロワッサンにチーズとベーコンがはさんであって、食べる前に温めてくれたのでクロワッサンからバターが溶け出し、チーズもとろーり、ベーコンはカリカリ。
夢中で食べました。
ああ、もう一度食べたい。。。
その後、スムージーを飲んだり、コーヒーを飲んだりして時間をつぶす。
紙コップで出てくる自動販売機のコーヒーが予想外においしかった。
溜まってしまった少額のセントコインも心置きなく使えるし、おすすめです。
ブリュッセルからアムステルダムへ移動し、ハローアゲイン、オランダ!
ベルギーからオランダはEU圏内なので出国審査はなかったけど、今度はパスポートを見せて出国審査を受けます。
しかし、なんだかここの窓口のお兄さん、やけにニコニコして陽気なんですが……
並び合う二つの窓口のお兄さん、二人とも何やらご機嫌である。(ちなみに二人ともイケメンだ)
なんか、二人で歌い始めたんですけど……
思わず私もニヤニヤしながら窓口にパスポートを差し出す。
お兄さん、ランラララーンと歌いながらノリノリで出国スタンプを押してくれる。
そんなんで大丈夫なのか、オランダ出国審査。
隣の窓口のお兄さん、私に向かって何やら話しかける。
よくわからないが、ハッピーニューイヤーで嬉しいらしい。
イケメンにニコニコされて私も嬉しい。
ハッピーニューイヤー! と返してゲートを出ました。
ちなみに、出国審査はユルユルだったけど、搭乗前に再度セキュリティ検査があって、ここが厳しかったです。
金属探知機だけじゃなくて、全員がボディチェックを受けます。
空港内で買った水も没収されました。
さあ、いよいよオランダともお別れ。
飛行機に乗って日本へ帰ります。
この帰りの機内食がやたらとうまかったんだよなぁ。
それと、ブリュッセル-アムステルダムの飛行機で出たお菓子がすんごいおいしかった!
これ。
オランダ名物のキャラメルワッフルのワッフル部分がビスケットになっているお菓子。
日本では売ってなくて、オランダのサイトから通販で取り寄せるしかない。
どうしても食べたいので購入検討中です。
そして日本時間の2日朝に無事帰国。
お疲れ様でしたー。
オランダ・ベルギーの旅 6日目 [旅の記録]
【12月31日 6日目】
起きて身支度をしたら、まずは駅の中にあるカルフールでお買い物。
水とカットフルーツとお菓子などを購入。
ホテルの部屋でのんびり朝食をとっていたら呼び鈴が鳴る。
友達は別のホテルだし、何事かしらー、と思ったら、お掃除の人であった。
9時って早すぎじゃない!?
ヒルトン、もうちょっと教育頑張れ。
10時前にホテルを出発です。
朝日を受ける町並みと市庁舎の塔。
まずは王立美術館へ。
10時の開館前からかなり行列ができています。
チケット売り場のお兄さんはあんまり愛想が良くなくて、フランス語なまりの英語でまくしたてるので、何言ってるのかよくわからない。
とりあえずイエス、イエスと言ってチケットを購入。
古典美術館から見ていきましょう。
2階からホールを眺めた様子。
ここで一番良かったのはブリューゲル部屋でした。
こういうのとか。
こういうの。
ブリューゲル作品を集めて一つの展示室になっているので、真ん中のソファに座って眺めていると四方をブリューゲルに囲まれて幸せー。
一番面白いと思ったのがこの絵。
天使が魔物と戦っている図なのですが、天使よりも圧倒的に魔物の方が生き生きと描かれている。
すごく面白い絵なんだけど、ブリューゲルに興味のない人にこの絵のポストカードを送ると、たぶん「なにこれ。気持ち悪い」と嫌がられるだろうから、ポストカードは買いませんでした。
その他、ルーベンスの壁画のような巨大作品も見ごたえがあって良かった。
ついでに、この子可愛い。
お昼になったので、ランチをとるために近くの楽器博物館へ。
ここの最上階がレストランになっていて、入り口で「レストランに行きたいんだけど」と言うとチケットがなくても入れてくれます。
手で扉を開ける年代物のエレベーターに乗って最上階へ。
ここはガラス張りになっていて、ブリュッセル市内を眺めながら食事ができます。
頼んだのはソーセージ。
どーん。
このソーセージ、残念ながら私の口には合わなかった……。
皮がぐにゅっとしてて、中の肉はかなり滑らかにすりつぶしてあって、ふわふわというかドロドロな食感で、ものすごく悪い例えをすると嘔吐物を食べているような感じなのですね。。。
そう思いながら食べるとまず間違いなく吐くな、と思って、ほとんど食べずに残しちゃいました。
申し訳ない。
ついでに付け合わせもマッシュポテトとリンゴのコンポートなもんだから、皿に乗ってるものが全部ドロドロ。
話によるとドイツのソーセージもこんな感じらしく、日本でよく売っている「あらびきウインナー」は日本人の好みに合うようにアレンジされているのかもしれないなーと思いました。
さて、今度は同じ王立美術館内のマグリット美術館へ行きましょう。
マグリット大好きー。わーい。と思っていそいそとゲートへ行くと、背の高いおいちゃんが私のチケットを見て「うーん、ちょっと待ってね」と言ってスキャンする。
ブー。入れません。
なんで!?
おいちゃんは、このチケットではマグリット美術館は入れないからあっちの近代美術館へ行きなさいと言う。
近代美術館には興味ないわい。なんで入れないのよ。このチケットで入れるはずなのよ。
でも私が間違ってマグリット美術館へは入れないチケットを買っちゃったのかもー、と思って、一度はすごすごと引き下がる。
しかし、日本からベルギーくんだりまでやってきて、ブリュッセルにはもう一生来ないか、来るとしてもどれだけ先か分からないんだから、ここはもう少し粘るべきじゃないかと思い直し、意を決して再びおいちゃんのところへ。
「このチケットでマグリット美術館には入れないの?」
おいちゃん、子供の言葉を聞くような自愛の眼差しで私のたどたどしい英語に耳を傾ける。
でもその言葉は容赦ない。
「そのチケットでは入れないから、あっちの近代美術館へ行ってね」
それ以上、何をどう主張したらいいのかわからず、しょんぼりと引き下がる。
おかしいなー、このチケットで入れるはずなんだけどなー。
納得いかなかったので、インフォメーションセンターのおばさまに聞いてみる。
「このチケットでマグリット美術館へ入れますか?」
マダム、私のチケットを手に取ってしげしげと眺め、
「あー、このチケットは11:30までにマグリット美術館へ入らないとダメなのよ」
と言って、チケットに印刷された11:30という文字に丸を付ける。
確かに書いてある。
書いてはあるが、マグリット美術館へその時間までに入れなんてどこにも書いてない!
しかし思い返してみると、チケット売り場の愛想の悪いお兄さんが何からマグリットはイレブンなんちゃらだけどそれでいいかと言っていたような気がする。。。
適当にイエスイエスと言っていたが、そんな大事なことを言っていたのか!!
やっぱり英語は(以下略)
どうやら、マグリット美術館は大変な人気でたくさんの人が来るので、入れる時間を制限して入場者の数をコントロールしているらしい。
「じゃあ、私はもうマグリット美術館へ入れないのですか?」
「トライしてみたら?」
「さっき行ったけどダメだったんです」
「じゃあダメね」
マダム、あっさりと切り捨てる。
うわーん、マグリット見たかったよーー。
そんなわけでモヤモヤしながらも潔くあきらめてしまったのですが、今にして思えばもう少しねばってみたら入れたかもしれない、と思わないでもない。
再びおいちゃんのところへ行って、
「私は日本からマグリットを見るために来たんだ。11:30までに入らなきゃいけないなんて知らなかった。私は明日の朝ここを発つ。どうしてもマグリットを見たいから入れてくれ」
とお願いすれば入れてくれたかもしれない、と思わないでもない。
まあ、こうして失敗や経験を重ねて旅の上級者になっていくのでしょう。
気を取り直して、ブリュッセルワッフルを買ってホテルで食べる。
カットフルーツとクリームがたっぷり!
その後、あっちこっちでお土産のチョコを買いまくる。
現地にいた時はユーロ高のことしか頭になかったので、有名店のチョコは日本のデパートでも買えるしなー、と思ってほどほどにしておいたのですが、帰国して調べてみると、ユーロ高であっても日本のデパートで買うより4割くらい安かった。
もっと買っておくんだったー!
最後にホテルに帰る前になんとなく目にとまった Home Made Chocolate の文字につられて入った店で、自分用にチョコを10粒ほど買ってみる。
たくさん並んでいる中から、コレと、アレと、と選び、オジサンにおすすめを教えてもらったりして袋に入れてもらう。
お値段もお手頃で、本当に気軽な感じで買えます。
家に帰ってから色々と食べ比べてみた結果……実はこの店のチョコが一番おいしかった!!
しかし、その結論に至った時にはすでにその店の袋はゴミ箱に行ってしまい、店の名前はわからず、店の場所も今となってはよく覚えていない。
幻のホームメイドチョコ。
ああ、もう一度ブリュッセルに行ってあのお店に入り、「全種類を一つずつ入れて、5箱作ってください」と頼みたい!
有名店のチョコよりも私はここのチョコが好きだ。
別のお店では、奥からあんまりやる気のなさそうなお兄さんが出てきて、「クリスマスのパッケージのものは半額だよ」と教えてくれる。
クリスマスとそうでないものとの区別がよくわからず、半額でないものも抱えていたら、「それは半額じゃないよ」と教えてくれた上で、ちょっと待ってね、と2階のママンに声を掛ける。その結果、「25%引きにしてあげる」とのこと。
お兄さんありがとう!
クリスマスパッケージのものは、自宅用と、そういうの気にしない人へのお土産となりました。
有名店のチョコの中では、ダルシーが一番私の好みでした。
見た目もきれい!
ちなみに、せっかくフランス語のシルヴプレを覚えたので使ってみたくなり、フリッツか何かを買うときに「アン ○○ シルヴプレ!」と言ってみた。
多分伝わったと思うんだけど、それに対してフランス語で答えられると何言ってるかさっぱりわからず、結局「sorry?」と聞き返すことになる。
かっこわるーい。
どこかで読んだコラムか何かで「中途半端に現地の言葉を使っても、それに対する返答の意味が分からないんだったら意味がない。それよりも英会話を磨くべし」という意見があって、もっともだと実感した。
でも、挨拶とお礼の言葉は覚えておくといいかもね。
メルシー!
本日は大晦日。
グランプラスではたくさんの人が集まって年越しのカウントダウンをするそうです。
身動き取れなくなるくらいの大変な人混みになるらしく、警察も出動して通行規制をかけていました。
ライトアップされる市庁舎。
同じく王の家。
今後またブリュッセルに来ることがあるかもしれないけど、ブリュッセルで年を越すことはもう一生ないんじゃないかと思い、頑張ってカウントダウンに参加しようと思っていたのですが……力尽きて寝てしまいました。
そして夜中に花火の音で目が覚める。
ホテルの窓からは広場へ向かう人々の姿が見えます。
花火の音と人々の歓声が聞こえてとても賑やかです。
グランプラスはどんな感じなんだろうと気になったけれど、着替えて出ていくのがめんどくさかったのでそのまま寝てしまった。。。
まあ、なんとなく雰囲気は感じられたってことで。
本日の夕食:アメリカンなカフェでハンバーガー……(でもこれがうまかった)
起きて身支度をしたら、まずは駅の中にあるカルフールでお買い物。
水とカットフルーツとお菓子などを購入。
ホテルの部屋でのんびり朝食をとっていたら呼び鈴が鳴る。
友達は別のホテルだし、何事かしらー、と思ったら、お掃除の人であった。
9時って早すぎじゃない!?
ヒルトン、もうちょっと教育頑張れ。
10時前にホテルを出発です。
朝日を受ける町並みと市庁舎の塔。
まずは王立美術館へ。
10時の開館前からかなり行列ができています。
チケット売り場のお兄さんはあんまり愛想が良くなくて、フランス語なまりの英語でまくしたてるので、何言ってるのかよくわからない。
とりあえずイエス、イエスと言ってチケットを購入。
古典美術館から見ていきましょう。
2階からホールを眺めた様子。
ここで一番良かったのはブリューゲル部屋でした。
こういうのとか。
こういうの。
ブリューゲル作品を集めて一つの展示室になっているので、真ん中のソファに座って眺めていると四方をブリューゲルに囲まれて幸せー。
一番面白いと思ったのがこの絵。
天使が魔物と戦っている図なのですが、天使よりも圧倒的に魔物の方が生き生きと描かれている。
すごく面白い絵なんだけど、ブリューゲルに興味のない人にこの絵のポストカードを送ると、たぶん「なにこれ。気持ち悪い」と嫌がられるだろうから、ポストカードは買いませんでした。
その他、ルーベンスの壁画のような巨大作品も見ごたえがあって良かった。
ついでに、この子可愛い。
お昼になったので、ランチをとるために近くの楽器博物館へ。
ここの最上階がレストランになっていて、入り口で「レストランに行きたいんだけど」と言うとチケットがなくても入れてくれます。
手で扉を開ける年代物のエレベーターに乗って最上階へ。
ここはガラス張りになっていて、ブリュッセル市内を眺めながら食事ができます。
頼んだのはソーセージ。
どーん。
このソーセージ、残念ながら私の口には合わなかった……。
皮がぐにゅっとしてて、中の肉はかなり滑らかにすりつぶしてあって、ふわふわというかドロドロな食感で、ものすごく悪い例えをすると嘔吐物を食べているような感じなのですね。。。
そう思いながら食べるとまず間違いなく吐くな、と思って、ほとんど食べずに残しちゃいました。
申し訳ない。
ついでに付け合わせもマッシュポテトとリンゴのコンポートなもんだから、皿に乗ってるものが全部ドロドロ。
話によるとドイツのソーセージもこんな感じらしく、日本でよく売っている「あらびきウインナー」は日本人の好みに合うようにアレンジされているのかもしれないなーと思いました。
さて、今度は同じ王立美術館内のマグリット美術館へ行きましょう。
マグリット大好きー。わーい。と思っていそいそとゲートへ行くと、背の高いおいちゃんが私のチケットを見て「うーん、ちょっと待ってね」と言ってスキャンする。
ブー。入れません。
なんで!?
おいちゃんは、このチケットではマグリット美術館は入れないからあっちの近代美術館へ行きなさいと言う。
近代美術館には興味ないわい。なんで入れないのよ。このチケットで入れるはずなのよ。
でも私が間違ってマグリット美術館へは入れないチケットを買っちゃったのかもー、と思って、一度はすごすごと引き下がる。
しかし、日本からベルギーくんだりまでやってきて、ブリュッセルにはもう一生来ないか、来るとしてもどれだけ先か分からないんだから、ここはもう少し粘るべきじゃないかと思い直し、意を決して再びおいちゃんのところへ。
「このチケットでマグリット美術館には入れないの?」
おいちゃん、子供の言葉を聞くような自愛の眼差しで私のたどたどしい英語に耳を傾ける。
でもその言葉は容赦ない。
「そのチケットでは入れないから、あっちの近代美術館へ行ってね」
それ以上、何をどう主張したらいいのかわからず、しょんぼりと引き下がる。
おかしいなー、このチケットで入れるはずなんだけどなー。
納得いかなかったので、インフォメーションセンターのおばさまに聞いてみる。
「このチケットでマグリット美術館へ入れますか?」
マダム、私のチケットを手に取ってしげしげと眺め、
「あー、このチケットは11:30までにマグリット美術館へ入らないとダメなのよ」
と言って、チケットに印刷された11:30という文字に丸を付ける。
確かに書いてある。
書いてはあるが、マグリット美術館へその時間までに入れなんてどこにも書いてない!
しかし思い返してみると、チケット売り場の愛想の悪いお兄さんが何からマグリットはイレブンなんちゃらだけどそれでいいかと言っていたような気がする。。。
適当にイエスイエスと言っていたが、そんな大事なことを言っていたのか!!
やっぱり英語は(以下略)
どうやら、マグリット美術館は大変な人気でたくさんの人が来るので、入れる時間を制限して入場者の数をコントロールしているらしい。
「じゃあ、私はもうマグリット美術館へ入れないのですか?」
「トライしてみたら?」
「さっき行ったけどダメだったんです」
「じゃあダメね」
マダム、あっさりと切り捨てる。
うわーん、マグリット見たかったよーー。
そんなわけでモヤモヤしながらも潔くあきらめてしまったのですが、今にして思えばもう少しねばってみたら入れたかもしれない、と思わないでもない。
再びおいちゃんのところへ行って、
「私は日本からマグリットを見るために来たんだ。11:30までに入らなきゃいけないなんて知らなかった。私は明日の朝ここを発つ。どうしてもマグリットを見たいから入れてくれ」
とお願いすれば入れてくれたかもしれない、と思わないでもない。
まあ、こうして失敗や経験を重ねて旅の上級者になっていくのでしょう。
気を取り直して、ブリュッセルワッフルを買ってホテルで食べる。
カットフルーツとクリームがたっぷり!
その後、あっちこっちでお土産のチョコを買いまくる。
現地にいた時はユーロ高のことしか頭になかったので、有名店のチョコは日本のデパートでも買えるしなー、と思ってほどほどにしておいたのですが、帰国して調べてみると、ユーロ高であっても日本のデパートで買うより4割くらい安かった。
もっと買っておくんだったー!
最後にホテルに帰る前になんとなく目にとまった Home Made Chocolate の文字につられて入った店で、自分用にチョコを10粒ほど買ってみる。
たくさん並んでいる中から、コレと、アレと、と選び、オジサンにおすすめを教えてもらったりして袋に入れてもらう。
お値段もお手頃で、本当に気軽な感じで買えます。
家に帰ってから色々と食べ比べてみた結果……実はこの店のチョコが一番おいしかった!!
しかし、その結論に至った時にはすでにその店の袋はゴミ箱に行ってしまい、店の名前はわからず、店の場所も今となってはよく覚えていない。
幻のホームメイドチョコ。
ああ、もう一度ブリュッセルに行ってあのお店に入り、「全種類を一つずつ入れて、5箱作ってください」と頼みたい!
有名店のチョコよりも私はここのチョコが好きだ。
別のお店では、奥からあんまりやる気のなさそうなお兄さんが出てきて、「クリスマスのパッケージのものは半額だよ」と教えてくれる。
クリスマスとそうでないものとの区別がよくわからず、半額でないものも抱えていたら、「それは半額じゃないよ」と教えてくれた上で、ちょっと待ってね、と2階のママンに声を掛ける。その結果、「25%引きにしてあげる」とのこと。
お兄さんありがとう!
クリスマスパッケージのものは、自宅用と、そういうの気にしない人へのお土産となりました。
有名店のチョコの中では、ダルシーが一番私の好みでした。
見た目もきれい!
ちなみに、せっかくフランス語のシルヴプレを覚えたので使ってみたくなり、フリッツか何かを買うときに「アン ○○ シルヴプレ!」と言ってみた。
多分伝わったと思うんだけど、それに対してフランス語で答えられると何言ってるかさっぱりわからず、結局「sorry?」と聞き返すことになる。
かっこわるーい。
どこかで読んだコラムか何かで「中途半端に現地の言葉を使っても、それに対する返答の意味が分からないんだったら意味がない。それよりも英会話を磨くべし」という意見があって、もっともだと実感した。
でも、挨拶とお礼の言葉は覚えておくといいかもね。
メルシー!
本日は大晦日。
グランプラスではたくさんの人が集まって年越しのカウントダウンをするそうです。
身動き取れなくなるくらいの大変な人混みになるらしく、警察も出動して通行規制をかけていました。
ライトアップされる市庁舎。
同じく王の家。
今後またブリュッセルに来ることがあるかもしれないけど、ブリュッセルで年を越すことはもう一生ないんじゃないかと思い、頑張ってカウントダウンに参加しようと思っていたのですが……力尽きて寝てしまいました。
そして夜中に花火の音で目が覚める。
ホテルの窓からは広場へ向かう人々の姿が見えます。
花火の音と人々の歓声が聞こえてとても賑やかです。
グランプラスはどんな感じなんだろうと気になったけれど、着替えて出ていくのがめんどくさかったのでそのまま寝てしまった。。。
まあ、なんとなく雰囲気は感じられたってことで。
本日の夕食:アメリカンなカフェでハンバーガー……(でもこれがうまかった)
オランダ・ベルギーの旅 5日目 [旅の記録]
【12月30日 5日目】
本日アムステルダムに別れを告げて、タリスに乗ってブリュッセルへ行きますよ。
アムステルダム中央駅構内。
この赤い列車に乗るのです!
一等席なのだー。
軽食が出るのだー。
2時間後、タリスはブリュッセル南駅に到着。
ここからローカル列車に乗り換えてブリュッセル中央駅に向かいます。
前に行った人から「ここの乗り継ぎが分かりにくくて大変だった」と聞いていたのですが、事前にどの列車に乗ればいいのか調べておいたので、特に問題なく中央駅に行けました。
無事到着はしたのだけれど、この駅、構造が複雑で出口が分かりにくい。
間違えて違う出口へ出てしまった。
でもホテルは見えていたので迷うことなく行けました。
ホテルは中央駅目の前のヒルトンだ!
私はここでポーターにチップを渡すという行為を生まれて初めて行ったぞ。
室内はこんな感じ。
ついでに廊下はこんな感じね。
テレビのスタート画面には
「Welcome, wakainkyo! ご利用いただきまことにありがとうございます」
というような表示が出ていて流石だと思いました。
荷物を置いたら早速観光に参りましょう。
まずはグランプラス!
こんな感じの建物に囲まれた広場で、真ん中にはクリスマスツリーが飾られています。
キリスト生誕のシーンを描いたこんなのもありました。
中には本物のヒツジがいる。
(2015年が未年だからというわけでもなかろうが)
このライオンの脚がなんか可愛らしい。
グランプラスを一通り眺めたら、次はワッフルを食べに行きます!
すぐ近くの有名店ダンドワへ。
チョコレートソースとバニラアイスのトッピングで。
すんごいうまかった!
他の人のを見たらかなり大きめだったので3人で2枚にしておいたのですが、これだったら一人一枚食べられたような気もする。
あー、うまかった。
ついでに噂の小便小僧も見ておきましょうか。
世界三大がっかりの一つと言われる彼。
確かに、「あー、これね」という感じでした。
でもやっぱりみんな一度は見ておきたいようで、大変な人だかりでした。
再びグランプラスを通って、今度はオシャレなアーケード街のサンチュベールへ。
ショーウィンドウのディスプレイがどれも可愛くて、見ているだけで楽しい商店街です。
サンチュベールを抜けたところでおもむろに出現する謎の猫。
右手の方に歩いていくと、サン・ミッシェル大聖堂があります。
中はパイプオルガンの音色が流れていてなかなか雰囲気があります。
でも中にはこんな奇妙な展示も。
ガイジンの中途半端な日本理解にしては細部が微妙に忠実だったりする。
よく見ると、どうやら製作者は日本人のようです。
このへんで一旦休憩しましょう。
ベルギーに来たらやはりフリッツ(フライドポテト)は食べたいよね!
ここではマヨネーズで食べるのが王道のようです。
写真は撮るの忘れました。
近くのお店でフリッツを買ってホテルで食べる。
ホクホクでうまい!
でも量が多い!
とても一人で食べきれる量ではない。
二人で食べてもちょっと持て余し気味。
お腹に余裕があれば別のソースでも食べてみたかったなー。
ホテルを出てぐーっと南の方へ歩いていくと教会が見えたのでとりあえず行ってみる。
Chapel Churchというらしい。
ここは中に入れませんでした。
近くになんだかステキな雰囲気の坂の路地があったので、そこを上がっていくとグラン・サブロン広場でした。
この辺りはチョコレート屋さんがたくさん。
見てるだけでワクワクします。
買い物はまた後で、ということで目の前に見えるグラン・サブロン教会へ入ってみましょう。
天上が高くて素敵な雰囲気です。
一番前で熱心にお祈りしている男性がいたので、静かにね。
教会を出て、なんだかさっきから気になっていたデカい建物に行ってみようということに。
どうやら最高裁判所のようです。
入るとその空間の大きさに圧倒されます。
遠近感が分からなくなるくらい天井がもんのすごーーーーく高い。
巨大な柱が何本も立っていて、まるで神殿のような雰囲気です。
写真ではなかなか伝わらないと思うのですが……。
オレンジ色のランプにぼんやりと照らされるテーブルやベンチもものすごく雰囲気があって、子供の頃に読んだファンタジーの世界を想起します。
ゴシックホラーのアドベンチャーゲームの世界に入り込んだみたい!
最高裁判所を見た後は再びグラン・サブロン広場へ戻ってレオニダスでホットチョコレートを買う。
濃厚ですごくおいしい!
ホットチョコレートを飲みながら、イルミネーションに彩られた街を歩いていると、ものすごくヨーロッパを満喫してる感じがして、かなりの満足感があります。
芸術の丘を通ってホテルに帰る。
あれこれ食べてお腹いっぱいになったので夕食は食べられませんでした。
本日アムステルダムに別れを告げて、タリスに乗ってブリュッセルへ行きますよ。
アムステルダム中央駅構内。
この赤い列車に乗るのです!
一等席なのだー。
軽食が出るのだー。
2時間後、タリスはブリュッセル南駅に到着。
ここからローカル列車に乗り換えてブリュッセル中央駅に向かいます。
前に行った人から「ここの乗り継ぎが分かりにくくて大変だった」と聞いていたのですが、事前にどの列車に乗ればいいのか調べておいたので、特に問題なく中央駅に行けました。
無事到着はしたのだけれど、この駅、構造が複雑で出口が分かりにくい。
間違えて違う出口へ出てしまった。
でもホテルは見えていたので迷うことなく行けました。
ホテルは中央駅目の前のヒルトンだ!
私はここでポーターにチップを渡すという行為を生まれて初めて行ったぞ。
室内はこんな感じ。
ついでに廊下はこんな感じね。
テレビのスタート画面には
「Welcome, wakainkyo! ご利用いただきまことにありがとうございます」
というような表示が出ていて流石だと思いました。
荷物を置いたら早速観光に参りましょう。
まずはグランプラス!
こんな感じの建物に囲まれた広場で、真ん中にはクリスマスツリーが飾られています。
キリスト生誕のシーンを描いたこんなのもありました。
中には本物のヒツジがいる。
(2015年が未年だからというわけでもなかろうが)
このライオンの脚がなんか可愛らしい。
グランプラスを一通り眺めたら、次はワッフルを食べに行きます!
すぐ近くの有名店ダンドワへ。
チョコレートソースとバニラアイスのトッピングで。
すんごいうまかった!
他の人のを見たらかなり大きめだったので3人で2枚にしておいたのですが、これだったら一人一枚食べられたような気もする。
あー、うまかった。
ついでに噂の小便小僧も見ておきましょうか。
世界三大がっかりの一つと言われる彼。
確かに、「あー、これね」という感じでした。
でもやっぱりみんな一度は見ておきたいようで、大変な人だかりでした。
再びグランプラスを通って、今度はオシャレなアーケード街のサンチュベールへ。
ショーウィンドウのディスプレイがどれも可愛くて、見ているだけで楽しい商店街です。
サンチュベールを抜けたところでおもむろに出現する謎の猫。
右手の方に歩いていくと、サン・ミッシェル大聖堂があります。
中はパイプオルガンの音色が流れていてなかなか雰囲気があります。
でも中にはこんな奇妙な展示も。
ガイジンの中途半端な日本理解にしては細部が微妙に忠実だったりする。
よく見ると、どうやら製作者は日本人のようです。
このへんで一旦休憩しましょう。
ベルギーに来たらやはりフリッツ(フライドポテト)は食べたいよね!
ここではマヨネーズで食べるのが王道のようです。
写真は撮るの忘れました。
近くのお店でフリッツを買ってホテルで食べる。
ホクホクでうまい!
でも量が多い!
とても一人で食べきれる量ではない。
二人で食べてもちょっと持て余し気味。
お腹に余裕があれば別のソースでも食べてみたかったなー。
ホテルを出てぐーっと南の方へ歩いていくと教会が見えたのでとりあえず行ってみる。
Chapel Churchというらしい。
ここは中に入れませんでした。
近くになんだかステキな雰囲気の坂の路地があったので、そこを上がっていくとグラン・サブロン広場でした。
この辺りはチョコレート屋さんがたくさん。
見てるだけでワクワクします。
買い物はまた後で、ということで目の前に見えるグラン・サブロン教会へ入ってみましょう。
天上が高くて素敵な雰囲気です。
一番前で熱心にお祈りしている男性がいたので、静かにね。
教会を出て、なんだかさっきから気になっていたデカい建物に行ってみようということに。
どうやら最高裁判所のようです。
入るとその空間の大きさに圧倒されます。
遠近感が分からなくなるくらい天井がもんのすごーーーーく高い。
巨大な柱が何本も立っていて、まるで神殿のような雰囲気です。
写真ではなかなか伝わらないと思うのですが……。
オレンジ色のランプにぼんやりと照らされるテーブルやベンチもものすごく雰囲気があって、子供の頃に読んだファンタジーの世界を想起します。
ゴシックホラーのアドベンチャーゲームの世界に入り込んだみたい!
最高裁判所を見た後は再びグラン・サブロン広場へ戻ってレオニダスでホットチョコレートを買う。
濃厚ですごくおいしい!
ホットチョコレートを飲みながら、イルミネーションに彩られた街を歩いていると、ものすごくヨーロッパを満喫してる感じがして、かなりの満足感があります。
芸術の丘を通ってホテルに帰る。
あれこれ食べてお腹いっぱいになったので夕食は食べられませんでした。
オランダ・ベルギーの旅 4日目 [旅の記録]
【12月29日 4日目】
本日はアムステルダム市内をブラブラと観光します。
が、大抵の美術館などは開館が10時からなので、その前に近所のスーパーへ買い物に行きましょう。
外国人にとっては物珍しいものがたくさんあって楽しい!
水やお土産用のチョコレートなどと共にティーバッグも買いました。
日本人にとっては斬新な発想のGreen Tea with Lemon。
これがホテルの部屋に置いてあって、予想外に美味しかったのです。
他にも色んな種類があってたくさん買いたかったのですが、オランダ土産にお茶っていうのもあんまりピンとこなくて、一箱しか買わなかったのでした。
しかしこれは間違っていた!
帰国後に知ったのですがPickwickってオランダの会社だったのですね。
ヨーロッパに最初にお茶を広めたのは実はイギリスではなくオランダだったのだとか。
うーん、それを知っていたらもう少し買っておくんだったなぁ……。
しかも日本で買うと2倍以上する。。。
レジに行って、日本の感覚でカゴごと渡したらお姉さんが不服そうに何やら言っている。が、何言ってるか分からない。
お姉さん、あきらめたような顔でカゴの中の商品をベルトコンベアー上に取り出す。
あ、そうなのね。全部出さなきゃいけなかったのね。
海外のスーパーで買い物するの初めてなのよー。許してね。
ついでにベルトコンベアーに載せた後は、「私の物はここまで!」という印に細い積み木のようなバーを置くシステムらしいです。
ホテルの部屋に荷物を置いたら、さあ出掛けましょう!
朝のアムステルダム中央駅とトラム。
まずは駅前を通って聖ニコラス教会へ。
どうやら中に入れるのは12時半からのようです。
写真だけ撮って次へ行きましょう。
噂の飾り窓地区は路地が狭くて何やら怪しげな雰囲気。
ただ人通りは多いので、昼間に歩くぶんには特に危ないことはないと思います。
なんとなく歩いていたら旧教会を発見。開くのを待って中へ入ります。
きゃー、心霊写真!
…ではなくて、教会内にプロジェクターで映像を映す前衛的な作品展示です。
こういうのとかね。
はっきり言ってキモい。
ここ飾り窓地区は昔の日本で言う吉原みたいなところで、商売の女性が飾り窓と呼ばれるショーウィンドウのような所に下着姿で並んでいらっしゃいます。気に入ったコがいたら値段の交渉をして中へ、というそういう場所です。
旧教会のすぐ隣にも飾り窓はあって、月曜の朝から営業していることにも驚いたが、入っていく客もいてすげぇなと思った。
かなり巨体なお姉さんの下着姿はなかなか圧倒的でした。
写真を撮るのはマナー違反なのでやめましょう。
次はすぐ近くのMuseum Ons' Lieve Heer op Solder(日本語訳わからず)です。
ここは運河沿いに建つ細長い伝統的な家・カナルハウスの内部が見られる博物館。
日本で言う「うなぎの寝床」のような、間口が狭くて奥行きのある建物でして、狭くて急な階段を上り下りして中を回ります。
これが結構複雑な構造になっていて、小さく区切られた部屋を通ったり複数ある階段を上ったり下りたりしているうちに、自分が何階のどの部分にいるのかわからなくなる。
ちょっと探検アトラクションみたいで楽しい。
これ、寝床なんだけど、あきらかに小さい。
どれもこのサイズだから子供用ってわけではないと思うんだけど。
丸まって寝ることが前提にされているのか。
押し入れで寝るみたいでちょっとワクワクするよねー。
続いてニューマルクト広場を通ってレンブラントの家へ。
レンブラントが一時期住んでいた建物がミュージアムになっています。
内部はこんな感じで当時の様子を再現。
多数のエッチングも展示されています。
さあ、どんどん次へ行きましょう。
運河沿いに並ぶ蚤の市をチラチラ見ながら歩きます。
お、ニット帽売ってる。ニット帽を買いたいと言っていたあの人はもう買ったのかしら?
…なーんて思った時、ふと、自分が帽子を被っていないことに気付く。
まずい、リュックの中にも入ってないぞ!
さっきのレンブラントハウスに忘れてきてしまったに違いない。
きっとロッカーの中に置いてきちゃったんだーー。
慌てて戻ると、私が使っていたロッカーはすでに別の人が使っている。
勇気を出してお姉さんに訴えます。
「あの中にニット帽を忘れちゃったんです」
すると上の階からおいちゃんが降りてきてロッカーを開けてくれる。
……でも、ない。
しょんぼりとお礼を言って、あきらめて帰ろうと思ったとき、ここを出る直前にベンチで休憩したことを思い出した。
もしや……
あった!!
まだ残っていたおいちゃんのところへ行って謝ります。
「ごめんなさい。あそこにありました……」
おいちゃんは「もうーー」という表情とジェスチャーで許してくれました。
ごめんちゃい。
気を取り直してエルミタージュ美術館へ。
ここはサンクトペテルブルグにあるエルミタージュの別館。
本館の方も行ってみたいよねぇ。
展示エリアは大きく二つに分かれていて、入って左手の展示室は肖像画を中心とした絵画が展示されています。
この集団肖像画の部屋が圧巻。
私はどうやらオジサンたちの集団肖像画が好きらしい、ということに気付いた。
もう一つの展示エリアは豪華な食器類の特別展です。
華やか!
こんな感じで展示ホール全体がとても綺麗でステキです。
エルミタージュを出て、どこかで一休みしてお昼でも食べたいわねー、と歩いていると、運河沿いのベンチに身を寄せ合って座る青年二人。
そう、アムステルダムはゲイに優しい町。
ゲイ記念碑もあります。
仲の良い友達同士なのかもしれないけど、カップルかもしれない。
ちなみに二人とも美形でした。
そのつもりで街ゆく人々を眺めると、腕を組んで歩く男性二人とか、ぴったりした服に身を包んだフェミニンな男性とか、そうなのかなー、という感じの人々が結構いる。
行き交う人々を眺めているだけでも色んな発見がある楽しい街です。
お腹空いたなー、と思いながら歩いていたら、初日の夜に行ったクリスマスマーケットにたどり着いた。
昼間のレンブラント像と夜警の人々。
ここでとんがり帽子のような形の揚げ物を買って食べる。
ご飯の中にコンビーフとチーズが入っていてうまい!
この時、私はこれをオランダ名物・クロケットなのだと勝手に思い込んでいたのだけれど、今にして思えばこれはイタリアのライスコロッケであった。
だって屋台にItalyって書いてあったもの。。。
さらに、初日に買えなかったワッフルを今日こそ食べる!
焼き立てで表面はカリカリ、間のキャラメルはとろーり。
あったかくておいしーーい!!
食べられてよかったー。
いったんホテルへ戻って、今度は逆に西の方を散策します。
オシャレなカフェを発見したのでお茶にしましょう。
うまーい。
この辺りのヨルダーン地区は静かでオシャレな雰囲気の、散策にぴったりな場所です。
家の中をのぞき込むとおじいちゃんがソファで寛いでいたりして、普通に生活の場となっています。
人様の家だからそんなにジロジロ見られないけど、すごくシャレていて居心地の良さそうな部屋です。
訪問してお茶でもいただいてみたいものだ。
本日の夕食:昼間色々食べ過ぎたので抜き。
最後にアムステルダムの街の印象について。
ホテルの窓から見えた通りの様子。
車が止まってくれるのはハーグと一緒。
でも結構ギリギリのところを走ってくるので怖いこともあります。
これは運河沿いの建物の様子。
建物が傾いているのが分かるでしょうか。
大部分が干拓地のため地盤が緩く、建物は明らかに傾いていて建物同士で支え合っているように見えます。
地震がないから建っていられるんでしょうね。
そして気になるのはマリファナの臭い。
オランダはマリファナが合法で、Coffee Shop というところで買うことができます。
紛らわしいのですが、コーヒーを飲みたい時はカフェに行きましょう。
このマリファナの臭い、今まで嗅いだことがない人は当然すぐには分からないのですが、アムステルダムの街の中を歩いていると度々同じ独特の臭いを嗅ぐことがあって、しばらくすると「ああ、これが噂のマリファナの臭いか」と分かるようになります。
同行の人々は「この臭いダメ。気持ち悪くなる」と言っていましたが、私はそこまで拒絶感はなかったんだよねぇ。
そりゃ、いい匂いだとは思わなかったけれども、それほど悪くもないと思ったような……
依存症になったら日本では暮らせないのでもちろんやりません。
ありがとう、アムステルダム!! 楽しかったよーー。
本日はアムステルダム市内をブラブラと観光します。
が、大抵の美術館などは開館が10時からなので、その前に近所のスーパーへ買い物に行きましょう。
外国人にとっては物珍しいものがたくさんあって楽しい!
水やお土産用のチョコレートなどと共にティーバッグも買いました。
日本人にとっては斬新な発想のGreen Tea with Lemon。
これがホテルの部屋に置いてあって、予想外に美味しかったのです。
他にも色んな種類があってたくさん買いたかったのですが、オランダ土産にお茶っていうのもあんまりピンとこなくて、一箱しか買わなかったのでした。
しかしこれは間違っていた!
帰国後に知ったのですがPickwickってオランダの会社だったのですね。
ヨーロッパに最初にお茶を広めたのは実はイギリスではなくオランダだったのだとか。
うーん、それを知っていたらもう少し買っておくんだったなぁ……。
しかも日本で買うと2倍以上する。。。
レジに行って、日本の感覚でカゴごと渡したらお姉さんが不服そうに何やら言っている。が、何言ってるか分からない。
お姉さん、あきらめたような顔でカゴの中の商品をベルトコンベアー上に取り出す。
あ、そうなのね。全部出さなきゃいけなかったのね。
海外のスーパーで買い物するの初めてなのよー。許してね。
ついでにベルトコンベアーに載せた後は、「私の物はここまで!」という印に細い積み木のようなバーを置くシステムらしいです。
ホテルの部屋に荷物を置いたら、さあ出掛けましょう!
朝のアムステルダム中央駅とトラム。
まずは駅前を通って聖ニコラス教会へ。
どうやら中に入れるのは12時半からのようです。
写真だけ撮って次へ行きましょう。
噂の飾り窓地区は路地が狭くて何やら怪しげな雰囲気。
ただ人通りは多いので、昼間に歩くぶんには特に危ないことはないと思います。
なんとなく歩いていたら旧教会を発見。開くのを待って中へ入ります。
きゃー、心霊写真!
…ではなくて、教会内にプロジェクターで映像を映す前衛的な作品展示です。
こういうのとかね。
はっきり言ってキモい。
ここ飾り窓地区は昔の日本で言う吉原みたいなところで、商売の女性が飾り窓と呼ばれるショーウィンドウのような所に下着姿で並んでいらっしゃいます。気に入ったコがいたら値段の交渉をして中へ、というそういう場所です。
旧教会のすぐ隣にも飾り窓はあって、月曜の朝から営業していることにも驚いたが、入っていく客もいてすげぇなと思った。
かなり巨体なお姉さんの下着姿はなかなか圧倒的でした。
写真を撮るのはマナー違反なのでやめましょう。
次はすぐ近くのMuseum Ons' Lieve Heer op Solder(日本語訳わからず)です。
ここは運河沿いに建つ細長い伝統的な家・カナルハウスの内部が見られる博物館。
日本で言う「うなぎの寝床」のような、間口が狭くて奥行きのある建物でして、狭くて急な階段を上り下りして中を回ります。
これが結構複雑な構造になっていて、小さく区切られた部屋を通ったり複数ある階段を上ったり下りたりしているうちに、自分が何階のどの部分にいるのかわからなくなる。
ちょっと探検アトラクションみたいで楽しい。
これ、寝床なんだけど、あきらかに小さい。
どれもこのサイズだから子供用ってわけではないと思うんだけど。
丸まって寝ることが前提にされているのか。
押し入れで寝るみたいでちょっとワクワクするよねー。
続いてニューマルクト広場を通ってレンブラントの家へ。
レンブラントが一時期住んでいた建物がミュージアムになっています。
内部はこんな感じで当時の様子を再現。
多数のエッチングも展示されています。
さあ、どんどん次へ行きましょう。
運河沿いに並ぶ蚤の市をチラチラ見ながら歩きます。
お、ニット帽売ってる。ニット帽を買いたいと言っていたあの人はもう買ったのかしら?
…なーんて思った時、ふと、自分が帽子を被っていないことに気付く。
まずい、リュックの中にも入ってないぞ!
さっきのレンブラントハウスに忘れてきてしまったに違いない。
きっとロッカーの中に置いてきちゃったんだーー。
慌てて戻ると、私が使っていたロッカーはすでに別の人が使っている。
勇気を出してお姉さんに訴えます。
「あの中にニット帽を忘れちゃったんです」
すると上の階からおいちゃんが降りてきてロッカーを開けてくれる。
……でも、ない。
しょんぼりとお礼を言って、あきらめて帰ろうと思ったとき、ここを出る直前にベンチで休憩したことを思い出した。
もしや……
あった!!
まだ残っていたおいちゃんのところへ行って謝ります。
「ごめんなさい。あそこにありました……」
おいちゃんは「もうーー」という表情とジェスチャーで許してくれました。
ごめんちゃい。
気を取り直してエルミタージュ美術館へ。
ここはサンクトペテルブルグにあるエルミタージュの別館。
本館の方も行ってみたいよねぇ。
展示エリアは大きく二つに分かれていて、入って左手の展示室は肖像画を中心とした絵画が展示されています。
この集団肖像画の部屋が圧巻。
私はどうやらオジサンたちの集団肖像画が好きらしい、ということに気付いた。
もう一つの展示エリアは豪華な食器類の特別展です。
華やか!
こんな感じで展示ホール全体がとても綺麗でステキです。
エルミタージュを出て、どこかで一休みしてお昼でも食べたいわねー、と歩いていると、運河沿いのベンチに身を寄せ合って座る青年二人。
そう、アムステルダムはゲイに優しい町。
ゲイ記念碑もあります。
仲の良い友達同士なのかもしれないけど、カップルかもしれない。
ちなみに二人とも美形でした。
そのつもりで街ゆく人々を眺めると、腕を組んで歩く男性二人とか、ぴったりした服に身を包んだフェミニンな男性とか、そうなのかなー、という感じの人々が結構いる。
行き交う人々を眺めているだけでも色んな発見がある楽しい街です。
お腹空いたなー、と思いながら歩いていたら、初日の夜に行ったクリスマスマーケットにたどり着いた。
昼間のレンブラント像と夜警の人々。
ここでとんがり帽子のような形の揚げ物を買って食べる。
ご飯の中にコンビーフとチーズが入っていてうまい!
この時、私はこれをオランダ名物・クロケットなのだと勝手に思い込んでいたのだけれど、今にして思えばこれはイタリアのライスコロッケであった。
だって屋台にItalyって書いてあったもの。。。
さらに、初日に買えなかったワッフルを今日こそ食べる!
焼き立てで表面はカリカリ、間のキャラメルはとろーり。
あったかくておいしーーい!!
食べられてよかったー。
いったんホテルへ戻って、今度は逆に西の方を散策します。
オシャレなカフェを発見したのでお茶にしましょう。
うまーい。
この辺りのヨルダーン地区は静かでオシャレな雰囲気の、散策にぴったりな場所です。
家の中をのぞき込むとおじいちゃんがソファで寛いでいたりして、普通に生活の場となっています。
人様の家だからそんなにジロジロ見られないけど、すごくシャレていて居心地の良さそうな部屋です。
訪問してお茶でもいただいてみたいものだ。
本日の夕食:昼間色々食べ過ぎたので抜き。
最後にアムステルダムの街の印象について。
ホテルの窓から見えた通りの様子。
車が止まってくれるのはハーグと一緒。
でも結構ギリギリのところを走ってくるので怖いこともあります。
これは運河沿いの建物の様子。
建物が傾いているのが分かるでしょうか。
大部分が干拓地のため地盤が緩く、建物は明らかに傾いていて建物同士で支え合っているように見えます。
地震がないから建っていられるんでしょうね。
そして気になるのはマリファナの臭い。
オランダはマリファナが合法で、Coffee Shop というところで買うことができます。
紛らわしいのですが、コーヒーを飲みたい時はカフェに行きましょう。
このマリファナの臭い、今まで嗅いだことがない人は当然すぐには分からないのですが、アムステルダムの街の中を歩いていると度々同じ独特の臭いを嗅ぐことがあって、しばらくすると「ああ、これが噂のマリファナの臭いか」と分かるようになります。
同行の人々は「この臭いダメ。気持ち悪くなる」と言っていましたが、私はそこまで拒絶感はなかったんだよねぇ。
そりゃ、いい匂いだとは思わなかったけれども、それほど悪くもないと思ったような……
依存症になったら日本では暮らせないのでもちろんやりません。
ありがとう、アムステルダム!! 楽しかったよーー。
オランダ・ベルギーの旅 3日目 [旅の記録]
【12月28日 3日目】
今日は、クレラー・ミュラーへ行くみんなとは別に、一人でハーグへ行ってみます。
駅で窓口のおっちゃんにメモを渡す。
おっちゃん、わざわざそのメモを読み上げる。
Den Haag CS
1 person
round-trip
おっちゃんが言うには、8:27発の2a番線の列車に乗れとのこと。
切符にメモしてくれたから間違いない。
証拠写真。
私としては事前に調べて7:57の列車に乗るつもりで早く出てきたんだけど、おそらく運休になったかなにかでしょう。
そうなると30分以上待たなければいけない。
そんなわけで暇だから駅構内をプラプラ歩いているうちに、私が行くべき駅は正しくはDen Haag HSだったんじゃないか!? という気がしてきた。
そうだそうだ、多分そうなのだ。きっとそうに違いない。危ないところだった!
慌てて案内の人に切符を見せて、この切符を買っちゃったんだけど、本当はDen Haag HSに行きたい、と言うと、その切符で問題ないと言う。
一安心してHS行きの列車を待っている間に、いやいや、やっぱりCSで正しかったんじゃないか!? と言う気がしてきて、慌てて資料を確認すると……やっぱりCSが正しかった。
もっと自分を信じるべきであった。
ハーグには駅が二つあって、観光地にはCS(Central Station)が近い。
HS(何の略か知らん)の方は観光には不便な上に治安が悪いので行かない方がいいらしい。
あやうくそっちの危ない方へ行ってしまうところだったわ。
急いで、最初におっちゃんが教えてくれた列車に乗るべく2aのホームへ行くものの、なんかこの列車、さっきからずっと動く気配なく止まってるよねぇ。。。
次の列車が来る様子もないし。
と思っているうちに、なぜか人々がホームを下りていく。
こういう場合は人の流れに乗ってみた方がいいので、私もホームを下りて、再度案内所へ。
「Den Haag CSへ行きたいんですが」
「それだったら、スキポール空港駅に行って、乗り換えです」
「8:27の列車はどうなったの?」
「トラブルで動いてないよ」
え、そうなの……。
しょっちゅうホームが変わったり運休になるとは聞いていたけれど、ここまでいい加減とは。
乗り換えについては耳で聞いただけでは不安だったので、メモに書いてもらって、またまた別のホームへ。
駅に着いてから約1時間後、ようやく電車に乗れたのでした。。。
オランダの列車はよく運休になったり変更になったりするという話ですが、本当にそうでした。
朝はなかなか明るくならないのでいまいちテンションが上がってなかったんだけど、電車に乗ってるうちになんだか楽しくなってきた!
海外旅行3回目で英語も大して話せない私が、一人で外国の列車に乗っているなんてねー。うふふ。
オランダは本当にまったいらである。
お兄さんのメモのおかげでスキポール空港での乗り換えもスムーズにこなし、1時間ほどでハーグに到着。
駅の案内所でおばさまにマウリッツハイスへの道を聞く。
聞いてはみたものの、半分くらい分からん。
どうやら、右へ行って何かを渡って、どうかすると看板が見えてくるらしい。
もう一度聞き返しても良かったんだけど、聞いたところでやっぱりよく分からないだろうから、とりあえず言われた通り駅を出て右の方へ。
少し先に踏切がある。
たぶんこれを渡れと言っていたのだろう。
で、渡る。
渡ったら、どうしたらいいんだっけ?
もうここからは手元の地図と勘を頼りに歩きます。
道路には昨日の雪が凍り付いてツルツルになっていて危ない危ない。
しかしそんな中もオランダ人は自転車でガンガン走っている。
しばらく歩いて、なんか違うような気がするなー、と思い始めたところで標識発見。
ちょっと行き過ぎていたようです……。
しかしまあ、無事着いたから結果オーライ。
何やらマウリッツハイスと書いてある建物があるんだけど、入り口が美術館っぽくなかったため、別館か何かかと思って一度通り過ぎる。
古くて雰囲気ある建物があるなー、とか眺めながら歩いていたら、大通りに出てしまってなんか違う。
おかしいなーと思って戻ってみたら、やっぱりさっきの建物がマウリッツハイス美術館でした。
この美術館はマウリッツさんのお屋敷だった建物を利用しているので、美術館というよりもたくさん絵が飾ってあるお屋敷という感じで、とても雰囲気があっていいです。
こんな感じね。
マウリッツハイスと言えばフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が有名ですが、私はやっぱりレンブラント!
キタ! レンブラント部屋!!
メインの「テュルプ博士の解剖学講義」はもちろん素晴らしいけれど、なんか、ドアの上にかかってるあの人が気になるんです……。
You! やっちゃいなよ。
こういう人をドアの上に配置するこのセンス、イカス。
レンブラントを堪能した後はエッシャー美術館へ。
こちらは王太后の別邸だった建物を利用しているとのこと。
クリスマスツリーもかわいいぞ。
3階ではエッシャーのだまし絵の世界を体験できます。
球体に写る私。
続いてはパノラマ・メスダフへ。
中を見る前にカフェでちょっと休憩。
トマトスープとパンを頂きます。
一息ついたところで、さあ、中へ入りましょうか。
この美術館はちょっと変わったところで、メスダフさんの描いたパノラマ画が展示されています。
ちょっと写真では伝わりにくいと思うのですが、こんな感じの壁画が360度ぐるっと回っていて、手前の砂とか椅子などは実物です。
遠近法を使ってものすごく巧妙に作ってあって、ぼーっと眺めていると、絵ではなくて本当に丘の上から景色を眺めているようなリラックスした気分になります。
近くに住んでいたら度々通いたくなるような不思議な空間です。
けっこう色々見て回った気がしますが、まだ時間に余裕があるので平和宮まで足を延ばしてみましょう。
国際司法裁判所が入っている建物です。
逆光でよく見えない。。。
時間の決まっているガイドツアーに参加すれば中の見学もできるのですが、私が行ったときはすでにガイドが出発した後でした。
とりあえず入り口にある資料館のようなところだけ見ておきました。
いかにも裁判官な人々。
駅へ帰る途中でマウリッツハイスに寄り、カフェでアップルパイとカフェラテをいただく。
うまい。
帰りはアムステルダムまで直通の電車に乗れました。
最後にハーグの街の印象について。
王宮や各国大使館のある街なので、なんとなくハイソな雰囲気です。
街を歩く人々もどことなく品のいい感じ。(思い込み?)
高級店も多いしね。
しかし、そんな街になぜ昼間でも歩かない方がいいような治安の悪い地区があるのかよく分からんが。
ハーグでは道路を渡ろうとしていると、車は必ずと言っていいほど止まってくれます。
歩行者用の信号が赤なのにわざわざ止まって「どうぞ」とやってくれることすらあります。
なので、現地の歩行者は信号を守りません。
赤信号でもどんどん渡ります。当然、横断歩道じゃないところもガンガン渡ります。
アムステルダムの車もよく止まってくれたけど、ハーグの車は更に歩行者に優しい印象。
日本でも街中ではこういう優しい運転をしたいものだ。
本日の夕食:ステーキ(日本の感覚でミディアムレアにしてもらったら、相当レアだった……)
今日は、クレラー・ミュラーへ行くみんなとは別に、一人でハーグへ行ってみます。
駅で窓口のおっちゃんにメモを渡す。
おっちゃん、わざわざそのメモを読み上げる。
Den Haag CS
1 person
round-trip
おっちゃんが言うには、8:27発の2a番線の列車に乗れとのこと。
切符にメモしてくれたから間違いない。
証拠写真。
私としては事前に調べて7:57の列車に乗るつもりで早く出てきたんだけど、おそらく運休になったかなにかでしょう。
そうなると30分以上待たなければいけない。
そんなわけで暇だから駅構内をプラプラ歩いているうちに、私が行くべき駅は正しくはDen Haag HSだったんじゃないか!? という気がしてきた。
そうだそうだ、多分そうなのだ。きっとそうに違いない。危ないところだった!
慌てて案内の人に切符を見せて、この切符を買っちゃったんだけど、本当はDen Haag HSに行きたい、と言うと、その切符で問題ないと言う。
一安心してHS行きの列車を待っている間に、いやいや、やっぱりCSで正しかったんじゃないか!? と言う気がしてきて、慌てて資料を確認すると……やっぱりCSが正しかった。
もっと自分を信じるべきであった。
ハーグには駅が二つあって、観光地にはCS(Central Station)が近い。
HS(何の略か知らん)の方は観光には不便な上に治安が悪いので行かない方がいいらしい。
あやうくそっちの危ない方へ行ってしまうところだったわ。
急いで、最初におっちゃんが教えてくれた列車に乗るべく2aのホームへ行くものの、なんかこの列車、さっきからずっと動く気配なく止まってるよねぇ。。。
次の列車が来る様子もないし。
と思っているうちに、なぜか人々がホームを下りていく。
こういう場合は人の流れに乗ってみた方がいいので、私もホームを下りて、再度案内所へ。
「Den Haag CSへ行きたいんですが」
「それだったら、スキポール空港駅に行って、乗り換えです」
「8:27の列車はどうなったの?」
「トラブルで動いてないよ」
え、そうなの……。
しょっちゅうホームが変わったり運休になるとは聞いていたけれど、ここまでいい加減とは。
乗り換えについては耳で聞いただけでは不安だったので、メモに書いてもらって、またまた別のホームへ。
駅に着いてから約1時間後、ようやく電車に乗れたのでした。。。
オランダの列車はよく運休になったり変更になったりするという話ですが、本当にそうでした。
朝はなかなか明るくならないのでいまいちテンションが上がってなかったんだけど、電車に乗ってるうちになんだか楽しくなってきた!
海外旅行3回目で英語も大して話せない私が、一人で外国の列車に乗っているなんてねー。うふふ。
オランダは本当にまったいらである。
お兄さんのメモのおかげでスキポール空港での乗り換えもスムーズにこなし、1時間ほどでハーグに到着。
駅の案内所でおばさまにマウリッツハイスへの道を聞く。
聞いてはみたものの、半分くらい分からん。
どうやら、右へ行って何かを渡って、どうかすると看板が見えてくるらしい。
もう一度聞き返しても良かったんだけど、聞いたところでやっぱりよく分からないだろうから、とりあえず言われた通り駅を出て右の方へ。
少し先に踏切がある。
たぶんこれを渡れと言っていたのだろう。
で、渡る。
渡ったら、どうしたらいいんだっけ?
もうここからは手元の地図と勘を頼りに歩きます。
道路には昨日の雪が凍り付いてツルツルになっていて危ない危ない。
しかしそんな中もオランダ人は自転車でガンガン走っている。
しばらく歩いて、なんか違うような気がするなー、と思い始めたところで標識発見。
ちょっと行き過ぎていたようです……。
しかしまあ、無事着いたから結果オーライ。
何やらマウリッツハイスと書いてある建物があるんだけど、入り口が美術館っぽくなかったため、別館か何かかと思って一度通り過ぎる。
古くて雰囲気ある建物があるなー、とか眺めながら歩いていたら、大通りに出てしまってなんか違う。
おかしいなーと思って戻ってみたら、やっぱりさっきの建物がマウリッツハイス美術館でした。
この美術館はマウリッツさんのお屋敷だった建物を利用しているので、美術館というよりもたくさん絵が飾ってあるお屋敷という感じで、とても雰囲気があっていいです。
こんな感じね。
マウリッツハイスと言えばフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が有名ですが、私はやっぱりレンブラント!
キタ! レンブラント部屋!!
メインの「テュルプ博士の解剖学講義」はもちろん素晴らしいけれど、なんか、ドアの上にかかってるあの人が気になるんです……。
You! やっちゃいなよ。
こういう人をドアの上に配置するこのセンス、イカス。
レンブラントを堪能した後はエッシャー美術館へ。
こちらは王太后の別邸だった建物を利用しているとのこと。
クリスマスツリーもかわいいぞ。
3階ではエッシャーのだまし絵の世界を体験できます。
球体に写る私。
続いてはパノラマ・メスダフへ。
中を見る前にカフェでちょっと休憩。
トマトスープとパンを頂きます。
一息ついたところで、さあ、中へ入りましょうか。
この美術館はちょっと変わったところで、メスダフさんの描いたパノラマ画が展示されています。
ちょっと写真では伝わりにくいと思うのですが、こんな感じの壁画が360度ぐるっと回っていて、手前の砂とか椅子などは実物です。
遠近法を使ってものすごく巧妙に作ってあって、ぼーっと眺めていると、絵ではなくて本当に丘の上から景色を眺めているようなリラックスした気分になります。
近くに住んでいたら度々通いたくなるような不思議な空間です。
けっこう色々見て回った気がしますが、まだ時間に余裕があるので平和宮まで足を延ばしてみましょう。
国際司法裁判所が入っている建物です。
逆光でよく見えない。。。
時間の決まっているガイドツアーに参加すれば中の見学もできるのですが、私が行ったときはすでにガイドが出発した後でした。
とりあえず入り口にある資料館のようなところだけ見ておきました。
いかにも裁判官な人々。
駅へ帰る途中でマウリッツハイスに寄り、カフェでアップルパイとカフェラテをいただく。
うまい。
帰りはアムステルダムまで直通の電車に乗れました。
最後にハーグの街の印象について。
王宮や各国大使館のある街なので、なんとなくハイソな雰囲気です。
街を歩く人々もどことなく品のいい感じ。(思い込み?)
高級店も多いしね。
しかし、そんな街になぜ昼間でも歩かない方がいいような治安の悪い地区があるのかよく分からんが。
ハーグでは道路を渡ろうとしていると、車は必ずと言っていいほど止まってくれます。
歩行者用の信号が赤なのにわざわざ止まって「どうぞ」とやってくれることすらあります。
なので、現地の歩行者は信号を守りません。
赤信号でもどんどん渡ります。当然、横断歩道じゃないところもガンガン渡ります。
アムステルダムの車もよく止まってくれたけど、ハーグの車は更に歩行者に優しい印象。
日本でも街中ではこういう優しい運転をしたいものだ。
本日の夕食:ステーキ(日本の感覚でミディアムレアにしてもらったら、相当レアだった……)
オランダ・ベルギーの旅 2日目 [旅の記録]
【12月27日 2日目】
今日はこの旅の第一の目的と言ってもいい、国立ミュージアムへまいります!
おおー、巨大なレンブラントの自画像がお出迎え。
そう、私はレンブラントを見るためにオランダくんだりまでやってきたのよ!
建物内部はこんな感じで、建物自体も素敵です。
こういう図書室モエる。
しかしまずはレンブラントだよね、そうだよね。
いそいそと二階へまいります。
お、あれは噂の「夜警」ではないですか!
予想以上にデカいぞ。
この絵は目の前でじっくり細部を眺めるのもいいですが、遠くの方から人々が群がっている様子を見るのもまたいい。
というか、私はむしろその方が好きだったりする。
まあ、夜警もいいけど、早くアレ見たい、アレ。
「アムステルダムの織物商組合の見本調査官たち」
私はこの絵を見るためにアムステルダムまで来たのですよ!
この美術館にあるはずなのよ。
でもないのよ。
レンブラントエリアにないのよ。
どういうことどういうこと。
いやまさか、そんなはずは……嫌な予感が頭をよぎる。
しかし探しても見つからないものは見つからないので、素敵なヒゲのオジサマに聞いてみる。
「この絵はありますか?」 ←スマホで画像を表示して見せながら
「ああ、この絵ね。これはねー、今ロンドンにあるよ」
「ロンドン!?」
嫌な予感的中。
そうなのです、有名な絵画は特別展のために他所の美術館に貸し出されることが多いのです。
まあ大丈夫だろう、と高を括って調べないで来てしまったのですが、まんまとこの罠にひっかかりました。。。
「この絵は2月に戻ってくるよ。大きなイベントをやるからね」
「2月ですか……」
がっかり。がっかりであります!
しかしまあ、事前にこの絵がないことを知っていたとしても、やっぱりオランダに来ていただろうと思う。
今回たまたま機会があって来ることができたわけで、この絵がないなら行かない、とはならなかったはず。
そう考えればそれほど悔しくもない。
いつかこの絵が日本に来ることがあるかもしれないし、私が再びオランダに行ったっていいわけだし。
そんなわけで、割とあっさりあきらめがつきました。
ちなみに「ユダヤの花嫁」もあるはずなのに見つからなかったので、おそらく一緒にロンドンへ行っていると思われます。
気を取り直して色々と見てまいりましょう。
てっぺんの顔が怖い。
この無駄に曲線を使った収納家具というのは日本人の発想にはないよね。
姪っ子に似てる。
メッシに似てる。
なんか気色悪い。
さて、一通り見たので、友達と合流して美術館のカフェでランチです。
チーズのオープンサンドを食べる。
うまかったけどパンの耳がかたくてなかなか切れなくて食べるのに苦労した。
上に乗っている黄緑色の小さい玉はタマネギのようなラッキョウのような味がしました。
私は割と好き。
お昼過ぎに国立ミュージアムを出たのですが、その頃には入場待ちのながーい列ができてました。
そして改めて見れば、出迎えてくれたレンブラントの巨大な自画像は確かに2月から5月までの特別展の案内であった。。。
ところで、後々まで同行の人たちと話題になったのですが、ここのスタッフはイケメン率高し!
青年もオジサマも、白人も黒人も、見た目のレベルが高い。
しかも上下黒のスーツで身を固めているので1割増しカッコよく見える。
そんな人たちが多数あっちこっちを巡回している。
展示品の数々はもちろんのこと、イケメンスタッフも必見です!
さてさて、続いてゴッホ美術館へ。
入場で並ぶとは聞いていましたが、確かに長い列が出来ている。
そして雪が降っている……。
入場制限がかかっているので、一定の人数が入ったら止められてしまいます。
30分近く待った上、運悪く私たちの目の前で「はい、ここまでね」と切られてしまう。
ちぇー、と思いながら待っている間、目の前にいるスタッフのお兄さんを観察していると……
まず状況説明として、入場待ちの列は3本あります。
チケットを持っていない人の列、事前購入のチケットやパスの類いを持っている人の列、時間指定のe-ticketを持っている人の列、に分かれています。
しかし、列が長すぎてどの列に並んだらいいのか分かりにくい。
なので人々は一番前に来て聞きます。
「私はどの列に並んだらいいの?」
列の先頭にいるのはお兄さん一人。
次々と人が来て尋ねます。
「私はどの列に並んだらいいの?」
おそらくお兄さんの仕事は人々を案内することではなくて、「はい、ここまでね」と列を切ることです。
でも人々は次々やって来て尋ねます。
「私はどの列に並んだらいいの?」
その度にお兄さんは答えます。
「チケット持ってない人は向こう、チケットを持ってる人は真ん中、時間指定のe-ticketを持ってる人はここ」
それでもまだまだ人々はやって来て同じ質問をします。
「私はどの列に並んだらいいの?」
だんだんお兄さんがうんざりしてきているのがわかります。答えがぶっきらぼうになってきます。
しまいには、無言で列を指さすだけになる。
(そしてその指の先には私がいる……)
「チケットを持ってるんだけど……」と尋ねる人に対して、「あなたが何のチケットを持っているのか俺は知らない。チケットには色々ある」と言って片っ端からチケットの種類を羅列する。これは完全に八つ当たりである。
人が途絶えたところで、お兄さん自棄になったのかおもむろに歌いだす。
それでも人々はお兄さんを呼んで尋ねる。
「私はどの列に並んだらいいの?」
お兄さん、ついには答えることを放棄する。
「この列の後ろに俺の同僚がいるからそいつに聞け」
同僚に丸投げ!
面白すぎる!!
そんなやさぐれたお兄さんのところへ、一人のおばちゃんがやって来てカタコトの英語で訴える。
「チケットある!」
「時間指定のチケットを持っている人しか入れられません」
「チケット持ってる! 入れろ!」
「ダメ! 不平は聞かない! 俺は忙しい!」
お兄さん、うんざりしてその場を離れる。おばちゃんあきらめてその場を去る。
お兄さん、大変だねぇ……と声をかけてあげたかったけれど、そんな気の利いた英語表現は知らないので、ただただ笑わせてもらいました。
私にとっては、このお兄さんのやさぐれぶりが面白かったことと、クロークのお兄さんが超イケメンだったことがゴッホ美術館の記憶です。
まあ、とりあえず壁にデザインされたセミのデッサンなんぞを載せてみる。
(この美術館は作品の写真撮影は禁止ですが、壁の撮影は可)
その後、カフェでちょっと一休みしてから、皆と別れて一人ファン・ローン博物館へ。
入り口で€1が云々と言われる。
私はミュージアムカードを持っていたので、それでチケットを買う必要はないはずなのだけれど、特別展をやっているから別途かかるとかそういうことなのかしら、と思い、まあ€1なら、と払っておく。
後で考えてみたら任意だったような気がしないでもない。
やはりもうちょっと正確に英語は理解できるようになっておいた方が良さそうだ。
それか「その€1は払わないといけないの?」と聞ける逞しさか。
まあ€1くらいいいんだけどさ。
さて、ここは豪商ファン・ローンさんのお屋敷が博物館になったもの。
中はこんな感じの豪華なお屋敷です。
なんというか、私にとってはファンタジーの舞台のような空間でした。
かつてこのお屋敷に生身の人間が実際に生活していたことがとても不思議な気がするのです。
その後、適当にブラブラと歩いてホテルに帰りました。
トラムに乗ろうと思って帰りの分のチケットも買ってあったんだけれど、行きに使ったチケットと途中でわかんなくなっちゃって、歩いて帰れる距離だったので結局トラムには乗りませんでした。
タッチするだけなので、回収されるでもなし、刻印されるでもなし。
紛らわしくて困るわー。
本日の夕食:アルゼンチンレストランでハンバーガー
今日はこの旅の第一の目的と言ってもいい、国立ミュージアムへまいります!
おおー、巨大なレンブラントの自画像がお出迎え。
そう、私はレンブラントを見るためにオランダくんだりまでやってきたのよ!
建物内部はこんな感じで、建物自体も素敵です。
こういう図書室モエる。
しかしまずはレンブラントだよね、そうだよね。
いそいそと二階へまいります。
お、あれは噂の「夜警」ではないですか!
予想以上にデカいぞ。
この絵は目の前でじっくり細部を眺めるのもいいですが、遠くの方から人々が群がっている様子を見るのもまたいい。
というか、私はむしろその方が好きだったりする。
まあ、夜警もいいけど、早くアレ見たい、アレ。
「アムステルダムの織物商組合の見本調査官たち」
私はこの絵を見るためにアムステルダムまで来たのですよ!
この美術館にあるはずなのよ。
でもないのよ。
レンブラントエリアにないのよ。
どういうことどういうこと。
いやまさか、そんなはずは……嫌な予感が頭をよぎる。
しかし探しても見つからないものは見つからないので、素敵なヒゲのオジサマに聞いてみる。
「この絵はありますか?」 ←スマホで画像を表示して見せながら
「ああ、この絵ね。これはねー、今ロンドンにあるよ」
「ロンドン!?」
嫌な予感的中。
そうなのです、有名な絵画は特別展のために他所の美術館に貸し出されることが多いのです。
まあ大丈夫だろう、と高を括って調べないで来てしまったのですが、まんまとこの罠にひっかかりました。。。
「この絵は2月に戻ってくるよ。大きなイベントをやるからね」
「2月ですか……」
がっかり。がっかりであります!
しかしまあ、事前にこの絵がないことを知っていたとしても、やっぱりオランダに来ていただろうと思う。
今回たまたま機会があって来ることができたわけで、この絵がないなら行かない、とはならなかったはず。
そう考えればそれほど悔しくもない。
いつかこの絵が日本に来ることがあるかもしれないし、私が再びオランダに行ったっていいわけだし。
そんなわけで、割とあっさりあきらめがつきました。
ちなみに「ユダヤの花嫁」もあるはずなのに見つからなかったので、おそらく一緒にロンドンへ行っていると思われます。
気を取り直して色々と見てまいりましょう。
てっぺんの顔が怖い。
この無駄に曲線を使った収納家具というのは日本人の発想にはないよね。
姪っ子に似てる。
メッシに似てる。
なんか気色悪い。
さて、一通り見たので、友達と合流して美術館のカフェでランチです。
チーズのオープンサンドを食べる。
うまかったけどパンの耳がかたくてなかなか切れなくて食べるのに苦労した。
上に乗っている黄緑色の小さい玉はタマネギのようなラッキョウのような味がしました。
私は割と好き。
お昼過ぎに国立ミュージアムを出たのですが、その頃には入場待ちのながーい列ができてました。
そして改めて見れば、出迎えてくれたレンブラントの巨大な自画像は確かに2月から5月までの特別展の案内であった。。。
ところで、後々まで同行の人たちと話題になったのですが、ここのスタッフはイケメン率高し!
青年もオジサマも、白人も黒人も、見た目のレベルが高い。
しかも上下黒のスーツで身を固めているので1割増しカッコよく見える。
そんな人たちが多数あっちこっちを巡回している。
展示品の数々はもちろんのこと、イケメンスタッフも必見です!
さてさて、続いてゴッホ美術館へ。
入場で並ぶとは聞いていましたが、確かに長い列が出来ている。
そして雪が降っている……。
入場制限がかかっているので、一定の人数が入ったら止められてしまいます。
30分近く待った上、運悪く私たちの目の前で「はい、ここまでね」と切られてしまう。
ちぇー、と思いながら待っている間、目の前にいるスタッフのお兄さんを観察していると……
まず状況説明として、入場待ちの列は3本あります。
チケットを持っていない人の列、事前購入のチケットやパスの類いを持っている人の列、時間指定のe-ticketを持っている人の列、に分かれています。
しかし、列が長すぎてどの列に並んだらいいのか分かりにくい。
なので人々は一番前に来て聞きます。
「私はどの列に並んだらいいの?」
列の先頭にいるのはお兄さん一人。
次々と人が来て尋ねます。
「私はどの列に並んだらいいの?」
おそらくお兄さんの仕事は人々を案内することではなくて、「はい、ここまでね」と列を切ることです。
でも人々は次々やって来て尋ねます。
「私はどの列に並んだらいいの?」
その度にお兄さんは答えます。
「チケット持ってない人は向こう、チケットを持ってる人は真ん中、時間指定のe-ticketを持ってる人はここ」
それでもまだまだ人々はやって来て同じ質問をします。
「私はどの列に並んだらいいの?」
だんだんお兄さんがうんざりしてきているのがわかります。答えがぶっきらぼうになってきます。
しまいには、無言で列を指さすだけになる。
(そしてその指の先には私がいる……)
「チケットを持ってるんだけど……」と尋ねる人に対して、「あなたが何のチケットを持っているのか俺は知らない。チケットには色々ある」と言って片っ端からチケットの種類を羅列する。これは完全に八つ当たりである。
人が途絶えたところで、お兄さん自棄になったのかおもむろに歌いだす。
それでも人々はお兄さんを呼んで尋ねる。
「私はどの列に並んだらいいの?」
お兄さん、ついには答えることを放棄する。
「この列の後ろに俺の同僚がいるからそいつに聞け」
同僚に丸投げ!
面白すぎる!!
そんなやさぐれたお兄さんのところへ、一人のおばちゃんがやって来てカタコトの英語で訴える。
「チケットある!」
「時間指定のチケットを持っている人しか入れられません」
「チケット持ってる! 入れろ!」
「ダメ! 不平は聞かない! 俺は忙しい!」
お兄さん、うんざりしてその場を離れる。おばちゃんあきらめてその場を去る。
お兄さん、大変だねぇ……と声をかけてあげたかったけれど、そんな気の利いた英語表現は知らないので、ただただ笑わせてもらいました。
私にとっては、このお兄さんのやさぐれぶりが面白かったことと、クロークのお兄さんが超イケメンだったことがゴッホ美術館の記憶です。
まあ、とりあえず壁にデザインされたセミのデッサンなんぞを載せてみる。
(この美術館は作品の写真撮影は禁止ですが、壁の撮影は可)
その後、カフェでちょっと一休みしてから、皆と別れて一人ファン・ローン博物館へ。
入り口で€1が云々と言われる。
私はミュージアムカードを持っていたので、それでチケットを買う必要はないはずなのだけれど、特別展をやっているから別途かかるとかそういうことなのかしら、と思い、まあ€1なら、と払っておく。
後で考えてみたら任意だったような気がしないでもない。
やはりもうちょっと正確に英語は理解できるようになっておいた方が良さそうだ。
それか「その€1は払わないといけないの?」と聞ける逞しさか。
まあ€1くらいいいんだけどさ。
さて、ここは豪商ファン・ローンさんのお屋敷が博物館になったもの。
中はこんな感じの豪華なお屋敷です。
なんというか、私にとってはファンタジーの舞台のような空間でした。
かつてこのお屋敷に生身の人間が実際に生活していたことがとても不思議な気がするのです。
その後、適当にブラブラと歩いてホテルに帰りました。
トラムに乗ろうと思って帰りの分のチケットも買ってあったんだけれど、行きに使ったチケットと途中でわかんなくなっちゃって、歩いて帰れる距離だったので結局トラムには乗りませんでした。
タッチするだけなので、回収されるでもなし、刻印されるでもなし。
紛らわしくて困るわー。
本日の夕食:アルゼンチンレストランでハンバーガー