SSブログ

オランダ・ベルギーの旅 6日目 [旅の記録]

【12月31日 6日目】

起きて身支度をしたら、まずは駅の中にあるカルフールでお買い物。
水とカットフルーツとお菓子などを購入。

ホテルの部屋でのんびり朝食をとっていたら呼び鈴が鳴る。
友達は別のホテルだし、何事かしらー、と思ったら、お掃除の人であった。
9時って早すぎじゃない!?
ヒルトン、もうちょっと教育頑張れ。


10時前にホテルを出発です。

DSCN0745.jpg
朝日を受ける町並みと市庁舎の塔。


まずは王立美術館へ。
10時の開館前からかなり行列ができています。
チケット売り場のお兄さんはあんまり愛想が良くなくて、フランス語なまりの英語でまくしたてるので、何言ってるのかよくわからない。
とりあえずイエス、イエスと言ってチケットを購入。

古典美術館から見ていきましょう。

DSCN0753.jpg
2階からホールを眺めた様子。


ここで一番良かったのはブリューゲル部屋でした。

こういうのとか。
DSCN0749.jpg

こういうの。
DSCN0752.jpg

ブリューゲル作品を集めて一つの展示室になっているので、真ん中のソファに座って眺めていると四方をブリューゲルに囲まれて幸せー。

一番面白いと思ったのがこの絵。
DSCN0751.jpg
天使が魔物と戦っている図なのですが、天使よりも圧倒的に魔物の方が生き生きと描かれている。
すごく面白い絵なんだけど、ブリューゲルに興味のない人にこの絵のポストカードを送ると、たぶん「なにこれ。気持ち悪い」と嫌がられるだろうから、ポストカードは買いませんでした。


その他、ルーベンスの壁画のような巨大作品も見ごたえがあって良かった。

ついでに、この子可愛い。
DSCN0755.jpg


お昼になったので、ランチをとるために近くの楽器博物館へ。
ここの最上階がレストランになっていて、入り口で「レストランに行きたいんだけど」と言うとチケットがなくても入れてくれます。

手で扉を開ける年代物のエレベーターに乗って最上階へ。
ここはガラス張りになっていて、ブリュッセル市内を眺めながら食事ができます。

頼んだのはソーセージ。
DSCN0760.jpg
どーん。

このソーセージ、残念ながら私の口には合わなかった……。
皮がぐにゅっとしてて、中の肉はかなり滑らかにすりつぶしてあって、ふわふわというかドロドロな食感で、ものすごく悪い例えをすると嘔吐物を食べているような感じなのですね。。。
そう思いながら食べるとまず間違いなく吐くな、と思って、ほとんど食べずに残しちゃいました。
申し訳ない。
ついでに付け合わせもマッシュポテトとリンゴのコンポートなもんだから、皿に乗ってるものが全部ドロドロ。
話によるとドイツのソーセージもこんな感じらしく、日本でよく売っている「あらびきウインナー」は日本人の好みに合うようにアレンジされているのかもしれないなーと思いました。


さて、今度は同じ王立美術館内のマグリット美術館へ行きましょう。
マグリット大好きー。わーい。と思っていそいそとゲートへ行くと、背の高いおいちゃんが私のチケットを見て「うーん、ちょっと待ってね」と言ってスキャンする。
ブー。入れません。
なんで!?

おいちゃんは、このチケットではマグリット美術館は入れないからあっちの近代美術館へ行きなさいと言う。
近代美術館には興味ないわい。なんで入れないのよ。このチケットで入れるはずなのよ。
でも私が間違ってマグリット美術館へは入れないチケットを買っちゃったのかもー、と思って、一度はすごすごと引き下がる。
しかし、日本からベルギーくんだりまでやってきて、ブリュッセルにはもう一生来ないか、来るとしてもどれだけ先か分からないんだから、ここはもう少し粘るべきじゃないかと思い直し、意を決して再びおいちゃんのところへ。
「このチケットでマグリット美術館には入れないの?」
おいちゃん、子供の言葉を聞くような自愛の眼差しで私のたどたどしい英語に耳を傾ける。
でもその言葉は容赦ない。
「そのチケットでは入れないから、あっちの近代美術館へ行ってね」

それ以上、何をどう主張したらいいのかわからず、しょんぼりと引き下がる。
おかしいなー、このチケットで入れるはずなんだけどなー。

納得いかなかったので、インフォメーションセンターのおばさまに聞いてみる。
「このチケットでマグリット美術館へ入れますか?」
マダム、私のチケットを手に取ってしげしげと眺め、
「あー、このチケットは11:30までにマグリット美術館へ入らないとダメなのよ」
と言って、チケットに印刷された11:30という文字に丸を付ける。
確かに書いてある。
書いてはあるが、マグリット美術館へその時間までに入れなんてどこにも書いてない!
しかし思い返してみると、チケット売り場の愛想の悪いお兄さんが何からマグリットはイレブンなんちゃらだけどそれでいいかと言っていたような気がする。。。
適当にイエスイエスと言っていたが、そんな大事なことを言っていたのか!!
やっぱり英語は(以下略)
どうやら、マグリット美術館は大変な人気でたくさんの人が来るので、入れる時間を制限して入場者の数をコントロールしているらしい。
「じゃあ、私はもうマグリット美術館へ入れないのですか?」
「トライしてみたら?」
「さっき行ったけどダメだったんです」
「じゃあダメね」
マダム、あっさりと切り捨てる。
うわーん、マグリット見たかったよーー。

そんなわけでモヤモヤしながらも潔くあきらめてしまったのですが、今にして思えばもう少しねばってみたら入れたかもしれない、と思わないでもない。
再びおいちゃんのところへ行って、
「私は日本からマグリットを見るために来たんだ。11:30までに入らなきゃいけないなんて知らなかった。私は明日の朝ここを発つ。どうしてもマグリットを見たいから入れてくれ」
とお願いすれば入れてくれたかもしれない、と思わないでもない。
まあ、こうして失敗や経験を重ねて旅の上級者になっていくのでしょう。


気を取り直して、ブリュッセルワッフルを買ってホテルで食べる。

DSCN0764.jpg
カットフルーツとクリームがたっぷり!

その後、あっちこっちでお土産のチョコを買いまくる。
現地にいた時はユーロ高のことしか頭になかったので、有名店のチョコは日本のデパートでも買えるしなー、と思ってほどほどにしておいたのですが、帰国して調べてみると、ユーロ高であっても日本のデパートで買うより4割くらい安かった。
もっと買っておくんだったー!

最後にホテルに帰る前になんとなく目にとまった Home Made Chocolate の文字につられて入った店で、自分用にチョコを10粒ほど買ってみる。
たくさん並んでいる中から、コレと、アレと、と選び、オジサンにおすすめを教えてもらったりして袋に入れてもらう。
お値段もお手頃で、本当に気軽な感じで買えます。
家に帰ってから色々と食べ比べてみた結果……実はこの店のチョコが一番おいしかった!!
しかし、その結論に至った時にはすでにその店の袋はゴミ箱に行ってしまい、店の名前はわからず、店の場所も今となってはよく覚えていない。
幻のホームメイドチョコ。
ああ、もう一度ブリュッセルに行ってあのお店に入り、「全種類を一つずつ入れて、5箱作ってください」と頼みたい!
有名店のチョコよりも私はここのチョコが好きだ。


別のお店では、奥からあんまりやる気のなさそうなお兄さんが出てきて、「クリスマスのパッケージのものは半額だよ」と教えてくれる。
クリスマスとそうでないものとの区別がよくわからず、半額でないものも抱えていたら、「それは半額じゃないよ」と教えてくれた上で、ちょっと待ってね、と2階のママンに声を掛ける。その結果、「25%引きにしてあげる」とのこと。
お兄さんありがとう!
クリスマスパッケージのものは、自宅用と、そういうの気にしない人へのお土産となりました。

有名店のチョコの中では、ダルシーが一番私の好みでした。
IMG_0126.2015-01-05_103133.jpg
見た目もきれい!


ちなみに、せっかくフランス語のシルヴプレを覚えたので使ってみたくなり、フリッツか何かを買うときに「アン ○○ シルヴプレ!」と言ってみた。
多分伝わったと思うんだけど、それに対してフランス語で答えられると何言ってるかさっぱりわからず、結局「sorry?」と聞き返すことになる。
かっこわるーい。
どこかで読んだコラムか何かで「中途半端に現地の言葉を使っても、それに対する返答の意味が分からないんだったら意味がない。それよりも英会話を磨くべし」という意見があって、もっともだと実感した。
でも、挨拶とお礼の言葉は覚えておくといいかもね。
メルシー!


本日は大晦日。
グランプラスではたくさんの人が集まって年越しのカウントダウンをするそうです。
身動き取れなくなるくらいの大変な人混みになるらしく、警察も出動して通行規制をかけていました。

DSCN0772.jpg
ライトアップされる市庁舎。

DSCN0771.jpg
同じく王の家。

今後またブリュッセルに来ることがあるかもしれないけど、ブリュッセルで年を越すことはもう一生ないんじゃないかと思い、頑張ってカウントダウンに参加しようと思っていたのですが……力尽きて寝てしまいました。
そして夜中に花火の音で目が覚める。
ホテルの窓からは広場へ向かう人々の姿が見えます。
花火の音と人々の歓声が聞こえてとても賑やかです。
グランプラスはどんな感じなんだろうと気になったけれど、着替えて出ていくのがめんどくさかったのでそのまま寝てしまった。。。
まあ、なんとなく雰囲気は感じられたってことで。


本日の夕食:アメリカンなカフェでハンバーガー……(でもこれがうまかった)



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました