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さよなら愛しの裁判官 [裁判傍聴]

今日はひっさびさに東京地裁へ行って参りました。

続けて傍聴していた集団強姦の判決を聞く。
実際に強姦した被告人は懲役4年。
強姦はしてないけどその場にいて協力した被告人は懲役3年。
いずれも初犯で実刑です。

被害者にしてみたら3年や4年では軽すぎると感じるだろう。
被告人にしてみたらお先真っ暗だと感じるだろう。
どっちにしたって、犯罪が起こって裁判が開かれて、幸せになれる人なんていないんだよなぁ。

私のお気に入りの裁判官は結局最後まで一言も喋らなかった。
残念!非常に残念!
私、来月から働き始めるからもう傍聴に行かれないんです!
これで見納めかもしれません!
お元気で〜〜〜!!!
と、涙にむせびながら、去って行く黒い背中を見送りました。
また会えるといい。

判決の合間に地下のカフェで「無職小川の会」を開催。
本日の課題本は田山花袋の「蒲団」です。

つまらない、気持ち悪い、へたくそ。
と、散々です。

この小説に関して語ることはあまりなく、それぞれ小説に求めるものなどを語り合う。
私は小説に現実逃避を求める。
友達は小説にリアリティと哲学を求める。
私たちはあらゆる面において好みがまったく違う。
あ、でもお気に入りの裁判官は一緒だ。
あの裁判官はもしかしてすべての人に普遍的に愛される裁判官なのだろうか!?

裁判所を出た後はファーストキッチンでまたしばらく語り合う。
やっぱり宗教の話が中心。
不可知論と無神論と宇宙。
宗教を持っている人間の方が強いと思うけど、今更なにかの宗教にはまるのは怖い。


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