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日本代表のもしも・・・ [ラグビーワールドカップ2011]

ニュージーランド対フランス戦の試合後のリッチー100キャップセレモニーを見て、正直、これがフランス戦で良かったねって思ってしまいました。
あの締まらない日本戦の後じゃなくて、手応えのあるフランスとの戦いを制した後の晴れの舞台。
うん、これで良かった。良かったよ。

日本代表に関しては色々と失望の声が多いようですが、あのトンガ戦を観てしまうと、結局日本は何がしたかったんだ?と不信感が出て来てしまうのはしょうがないように思えます。
トンガと死闘を繰り広げて、結果として負けてしまったのならば、それはそれで仕方がないと思うのだけれど、全然日本らしさを出せなくて、侍スピリットも感じられなくて、あの点差での敗戦。
そうなると、つい考えてしまうわけです。
あのニュージーランド戦の放棄はなんだったのかと。
勝てる可能性のほとんどない試合を捨てて、勝てるかもしれない試合に集中するという戦略は他のチームもやっていることであって、その考え方自体はありだと思うのだけれど、結果を見てしまうと、あまりにも情けなくなってしまう。

あの時こうだったら…というのは考えても仕方のないことなのだけれども、それでも考えてしまう。
格下の日本相手に当初はほぼベストメンバーを組んでくれたニュージーランドを相手に、日本も死力を尽くして全力で立ち向かって行ったとしたら、どうなっていただろう?
あのオールブラックス相手に戦ってみたかった選手たち、いっぱいいたと思うんだよね。
こてんぱんにやられたとしても、学ぶことはきっとたくさんあったに違いない。
勝てる可能性はほとんどないけど、それでも必死にしがみついて、一つでも多くのトライを取ってやるって、鬼の形相で立ち向かって行く選手たち。
そういう試合を観たかったわけですよ。それがラグビーですよ。
その結果、満身創痍の状態で中三日でトンガを迎えて、やっぱり力尽きちゃったとしても、それはそれで良かったと思う。
結果を見た後でなんだかんだ言うのはフェアじゃないとは思うけど、それでもやっぱり思っちゃうんだよな。
あのオールブラックスと正面からぶつかっていたらまた違った結果が出ていたかもしれないなって。
そしてその死闘の後にリッチー・マコウの100キャップセレモニーがあったら、それはそれで感動的だったなって。
まあ、今となってはすべては儚い夢物語です。


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