スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース [歌舞伎]
新橋演舞場のワンピースを観てきました。
以下、演出的なネタバレも含みますので、新鮮な気持ちで観劇したい方はご注意ください。
ちなみに私は「もともと歌舞伎が好きで、ワンピースも一応知っている」という立場でこれを書いています。
観る前に気になっていたのは、ワンピースの世界をそのまま再現するのか、歌舞伎の世界に移植して演じるのか、ということでした。
蜷川歌舞伎はシェイクスピアを歌舞伎の世界にしてみんな着物で演じていたこともあったし。
ワンピースは衣装が多少和風になっている以外はそのまんまワンピースの世界でした。
話の内容は頂上戦争のあたりで、原作を友達に借りて読んでいた私は、話の筋とキャラクターが一応頭に入っていたので、分かりにくいところはなかったです。
説明的なセリフが多いのは仕方ないかな。
よくぞここまで詰め込んで構成したものだと思う。
ワンピースを読んだことがない人にとってはどうだったのかな。
意見を聞いてみたい。
麦わらの一味勢ぞろいはただでさえカッコイイんだけど、この華やかさは白浪五人男の勢ぞろいなんかと通ずるものがあって、歌舞伎と親和性があり、とてもぴったりはまっている。
絵になるねぇ。
春猿の小粋なネーサンぶりがナミにとてもよく合っていてステキです。
巳之助くんのゾロもなかなか雰囲気出ていてイイぞ!
チョッパーの登場は狐忠信の仕掛けを使っていますが、ここはきもちよく騙された方が楽しいですよ。
そして何と言っても隼人君のサンジが、サンジが……めちゃくちゃカッコイイ!!
若手の中では随一のイケメンの隼人くん。
なんなら本物よりカッコイイ。
ほんとカッコイイ。
二枚目役者の大看板に育ってくれることを願います。
巳之助くんはゾロも良かったけど、オカマのボン・クレーを生き生きと演じる姿が実に良かった!
こうして色んな経験を積んで、親父さんを超えるような芸達者な役者になってくれると嬉しいです。
巳之助くんと隼人くんの本水を使った立ち回りは派手で見応えがあった。
座長の猿之助なしでもここまで盛り上げられるんだから、二人とも大したものだなぁ。
もちろん、演出や一緒に立ち回りをしてくれる皆さんのおかげでしょうけれども。
立ち回りといえば、花道をバック転で引っ込んでいく場面があったけど、あれは見事だったなぁ。
下手すれば客席に落っこちて大怪我するような大変な技です。お見事。
本水の立ち回りも派手でしたが、もっとも盛り上がるのはニューカマーランドの皆さんのニューハーフショウさながらのダンスでしょう!
ここに猿之助演じるルフィの斜め宙乗りがあり、クジラの巨大風船も登場して、もう訳のわからない世界。でも楽しい。
白ひげの親父は親分の風格の右近さんにピッタリ! カッコいいぜ、親父!
スーパー歌舞伎のDNAである説教臭さも右近さんならではと言っていいでしょう。
門之助さん演じるおつるさんもカッコよかった。
まあ、この二人はもともとカッコいいキャラではあるけれど。
海軍大将の青雉クザンは大量の紙吹雪とともに宙を旋回します。
すごくいい演出。必見!
一階席のお客さんは紙吹雪にまみれる覚悟でどうぞ。
衣装もそれぞれに工夫を凝らしていて面白いです。
警官の制服を裃にした看守の衣装デザインは秀逸。
制帽まで被っていて、警官にしか見えない。
でも裃!
ナミの花魁風衣装もいい。
私としてはロビンも和服の方が良かったなー。
でもテンガロンハットはやっぱりイイね!
ロビンを見る度に欲しくなるよ。
しかし手に入れたところでどこに被って行けというのか。
しかもディズニーランド以外で売っているのを見たことがないんだけど。。。
猿之助は何役もこなしてさすがの芸達者ぶり。
休憩含めて4時間半以上にもわたる長丁場を、日によっては二回もこなす。
超人だね。
歌舞伎ファンよりはワンピースファンにオススメの舞台と思われます。
あー、でも熱心なファンだとどうなんだろ。
あんなの誰々じゃない! とか思うんだろうか。わからん。
ちなみに子連れが多いかと思ったけど、意外と年配のお客さんばかりでした。
チケット高いからなぁ。子育て世代には厳しいかもしれん。
興味のある方は是非どうぞ。
以下、演出的なネタバレも含みますので、新鮮な気持ちで観劇したい方はご注意ください。
ちなみに私は「もともと歌舞伎が好きで、ワンピースも一応知っている」という立場でこれを書いています。
観る前に気になっていたのは、ワンピースの世界をそのまま再現するのか、歌舞伎の世界に移植して演じるのか、ということでした。
蜷川歌舞伎はシェイクスピアを歌舞伎の世界にしてみんな着物で演じていたこともあったし。
ワンピースは衣装が多少和風になっている以外はそのまんまワンピースの世界でした。
話の内容は頂上戦争のあたりで、原作を友達に借りて読んでいた私は、話の筋とキャラクターが一応頭に入っていたので、分かりにくいところはなかったです。
説明的なセリフが多いのは仕方ないかな。
よくぞここまで詰め込んで構成したものだと思う。
ワンピースを読んだことがない人にとってはどうだったのかな。
意見を聞いてみたい。
麦わらの一味勢ぞろいはただでさえカッコイイんだけど、この華やかさは白浪五人男の勢ぞろいなんかと通ずるものがあって、歌舞伎と親和性があり、とてもぴったりはまっている。
絵になるねぇ。
春猿の小粋なネーサンぶりがナミにとてもよく合っていてステキです。
巳之助くんのゾロもなかなか雰囲気出ていてイイぞ!
チョッパーの登場は狐忠信の仕掛けを使っていますが、ここはきもちよく騙された方が楽しいですよ。
そして何と言っても隼人君のサンジが、サンジが……めちゃくちゃカッコイイ!!
若手の中では随一のイケメンの隼人くん。
なんなら本物よりカッコイイ。
ほんとカッコイイ。
二枚目役者の大看板に育ってくれることを願います。
巳之助くんはゾロも良かったけど、オカマのボン・クレーを生き生きと演じる姿が実に良かった!
こうして色んな経験を積んで、親父さんを超えるような芸達者な役者になってくれると嬉しいです。
巳之助くんと隼人くんの本水を使った立ち回りは派手で見応えがあった。
座長の猿之助なしでもここまで盛り上げられるんだから、二人とも大したものだなぁ。
もちろん、演出や一緒に立ち回りをしてくれる皆さんのおかげでしょうけれども。
立ち回りといえば、花道をバック転で引っ込んでいく場面があったけど、あれは見事だったなぁ。
下手すれば客席に落っこちて大怪我するような大変な技です。お見事。
本水の立ち回りも派手でしたが、もっとも盛り上がるのはニューカマーランドの皆さんのニューハーフショウさながらのダンスでしょう!
ここに猿之助演じるルフィの斜め宙乗りがあり、クジラの巨大風船も登場して、もう訳のわからない世界。でも楽しい。
白ひげの親父は親分の風格の右近さんにピッタリ! カッコいいぜ、親父!
スーパー歌舞伎のDNAである説教臭さも右近さんならではと言っていいでしょう。
門之助さん演じるおつるさんもカッコよかった。
まあ、この二人はもともとカッコいいキャラではあるけれど。
海軍大将の青雉クザンは大量の紙吹雪とともに宙を旋回します。
すごくいい演出。必見!
一階席のお客さんは紙吹雪にまみれる覚悟でどうぞ。
衣装もそれぞれに工夫を凝らしていて面白いです。
警官の制服を裃にした看守の衣装デザインは秀逸。
制帽まで被っていて、警官にしか見えない。
でも裃!
ナミの花魁風衣装もいい。
私としてはロビンも和服の方が良かったなー。
でもテンガロンハットはやっぱりイイね!
ロビンを見る度に欲しくなるよ。
しかし手に入れたところでどこに被って行けというのか。
しかもディズニーランド以外で売っているのを見たことがないんだけど。。。
猿之助は何役もこなしてさすがの芸達者ぶり。
休憩含めて4時間半以上にもわたる長丁場を、日によっては二回もこなす。
超人だね。
歌舞伎ファンよりはワンピースファンにオススメの舞台と思われます。
あー、でも熱心なファンだとどうなんだろ。
あんなの誰々じゃない! とか思うんだろうか。わからん。
ちなみに子連れが多いかと思ったけど、意外と年配のお客さんばかりでした。
チケット高いからなぁ。子育て世代には厳しいかもしれん。
興味のある方は是非どうぞ。
2015-10-12 18:12
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さっそく訪問。
私は歌舞伎もワンピースもよく知りませんが、
それでも見てみたいと思いました。
ルフィの宙乗り!
たのしそう!
スーパー歌舞伎の醍醐味でしょうね。
by けめこ (2015-10-13 09:52)
さっそくのご訪問ありがとう。
オカマたちとルフィの宙乗りのコラボはなんかもう訳わからんかったけどすごい盛り上がったよ。
でも私、ああいうので一緒に手を叩いてノることができないのです。
なんかイマイチのりきれなくて、居心地悪いの。
難儀なタチですなぁ。
by 若隠居 (2015-10-13 11:11)