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国立劇場五月文楽公演第二部 [文楽]

三年ぶりに文楽を観てきました。
「妹背山婦女庭訓」です。

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目玉はなんといっても妹山背山の段ですよね!
上のチラシがまさにその写真なのですが、真ん中に川が流れていて、両岸にはいがみ合う家同士の館が向かい合っている。
親同士はいがみ合っているけれど、子は恋人同士というドラマチックな設定です。
さらに、通常は向かって右にしかない、大夫さんと三味線の方が座る「床」と呼ばれるものが、この段では両側にあって、妹山背山で掛け合いながら語られます。
すごい豪華!
大夫さん三味線さんの熱演が素晴らしかったです。
お人形は柱に寄りかかる雛鳥の形の美しさったらなかったね。

四段目はお三輪ちゃんが気の毒でなぁ……。
娘らしい悋気が可愛らしいだけに、利用されるだけ利用されて命まで捧げて愛しい人のお役に立てるなら有難や、って最期が哀れで……。
道行恋苧環での三人が大変美しゅうございました。
勘十郎さんやはり大好きです。

一部もチャンスがあれば観たいですが、もうチケットないだろうな。。。


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