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嫉妬の対象には二つある [二次創作Twitter]

私はしばしば嫉妬心に悩まされる人間なので、その対処法について本やインターネットなどで見ることがよくあるのだけれど、「なるほどなー」と思う時と「なんか違うんだよなー」と思う時があった。
それを私は自分の器の小ささと紐づけて考えていたのだが、そもそも前提が違うんじゃないかということに思い至った。
たぶん嫉妬の対象には二種類あって、一見同じようで実はかなり性質の違うものなんじゃないのか。

どうしてもTwitterでの二次創作の話になってしまって恐縮なのだけれど、私にとって劣等感と嫉妬にもっとも苦しめられた場なのでしょうがない。
私の場合、他の人の作品そのもの、その人の才能や技術に嫉妬したことはほとんどなかった。
「この表現すごいなー」「さすが○○さんだな」「やられたー」と思うことはあっても、嫉妬するということはほとんどなかった。
その代わり、その人がもらっている数字や絶賛コメントといった「他者からの評価」には激しく嫉妬した。

よくある嫉妬心への対処法として「相手のすごさを認めて学びの糧とする」「目をそらさずに向き合う」というのがある。
このアプローチはおそらく相手の才能や技術、作品そのものに嫉妬した場合には有効なのだろうと思う。
注意したいのは、評価に嫉妬した場合はこのアプローチは機能しない。下手すると悪化する。

「嫉妬心は向上心がある証拠」という言葉があるけれど、これは前者の場合に限られると思う。
一方で、評価に対する嫉妬心は「認められたい」「すごいと思われたい」という気持ちに起因する。
これは持って生まれた性格や比較され評価されて育ってきた生育環境に由来するので、そう簡単になんとかできるものではない。
他者から評価されていることを「すごい」と認め、真正面から向き合ってしまうと、ますます評価されることの渦に巻き込まれて翻弄されてしまう。

これに対してできることは「まともにとりあわない」ということに尽きるんじゃないだろうか。
認められたいという気持ちは誰にもある。
なくそうとしてなくなるもんじゃない。
でも、まともに相手にすると増長する。
だから、相手にしないに限る。

経験上有効だったのは、まずは「見ないこと」。
これが基本だと思う。

それから、とある動画のコメント欄で知ってとても有効だと思った方法がある。
それは、心の中の幼児に「マ”マ”ーーー!!あ”れ”ほ”し”い”~~~ほ”し”い”よ”ぉぉぉ~~~!!!」と思いっきり駄々をこねさせること。
やってみると、なんだか自分がばからしくなってくる。
実にいい方法を教えてもらった。おすすめ。



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