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幽霊話とサイエンティスト [つぶやき]

先日、アラフィフのサイエンティストと雑談をしていて、実験ホールの怪談ってないのかと聞いたところ、ないなぁ、という答えであった。
続けてそのサイエンティストは、もしそんなのがいたらエネルギー状態を観測したい、と言って笑う。
その言葉には、自分はサイエンティストであって、非科学的な話は信じない、という自負が含まれていたように思う。
その場にいた一般人の私だけでなく、アラサーの若手サイエンティストたちもちょっと白けたような反応だったのが意外だった。
それを敏感に感じ取ったのか、アラフィフのサイエンティストは、でも、とさらに続ける。
実験ホールは24時間明るいけど、休日の夜に研究室のある建物に来ると真っ暗でさすがに気持ち悪い、と。
それを聞いて私はちょっとホッとしたし、少し恥ずかしそうにそう言ったサイエンティストに好感を抱いた。

なんでも世代で区切って決めつけるのはナンセンスかもしれないけれど、私の勝手な想像では、バブル以前の右肩上がりの時代には、サイエンティストがちょっとでも「暗闇にうごめくナニモノか」の話をすると馬鹿にされる風潮があったのではないかと思う。
しかし今では、そんなちょっと怪しい話を面白がる方が、かえって「イケてる」サイエンティストのように思われるかもしれない。
そもそも怪談話って幽霊とか霊魂を信じるか信じないかとは別の次元で物語として楽しむものだし。

暗闇にちょっとゾクっとするものを感じるのは、科学的思考を持っているかどうかとは関係のない本能的なもので、そういう理屈でないものを、あるよねって認められるサイエンティストってかっこいいと私は思う。

さらには、この宇宙の96%は未知の物質とエネルギーだと言われていて、僕たちの研究対象は宇宙の4%に過ぎず、それすらも分からないことだらけなんだから、この世界に何があったっておかしくないのだ、と語るサイエンティストに尊敬の念を抱くのです。


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あちこち三国志 [つぶやき]

らせん三国志は結局途中で止まってしまい、完了するには数年どころか数十年、もしかすると数世かかるんじゃないかという気がしてきたので、ここいらでやります。

年末スペシャル
三国志のあの人はどの作品が一番ステキ?

まずは三君主から。

曹操は中国では圧倒的悪役で人気がないそうですが、日本の作品ではどれもそれぞれに魅力的で迷います。
蒼天航路の天才肌曹操も悪くはないが、私はやっぱり横光の赤マントな曹操が好きです。
だけど、迷った末、一番好きなのは目元に☆のSWEET曹操で!

劉備は大概いい人キャラでどれがステキかと言われても、ん、別に、って感じなのですが、あえて選ぶなら蒼天航路の初期のころの劉備でしょうか。
あと、あまり記憶にないですが、完全ヤクザな成り上がり者の陳舜臣・秘本劉備もいいね。
あ、思い出した! 大昔に横光模写同人誌で読んだ、頭の中お花畑な劉備がよかった。

孫権もなぁ。あんまり印象がないんだよなぁ。
あえて選ぶなら獣とお友達の蒼天孫権かなぁ。

続いて国ごとに、まずは魏の皆さん。
夏侯惇はまあなんてったって一番かっこいいのは蒼天航路の惇ニイでしょうなぁ。
蒼天一カッコいいんでなかろうか。
ああ、でも白井版の鬼太郎な惇くんも捨てがたいぞぉ。

荀彧、荀攸、郭嘉、程昱の軍師ーズの皆さんも蒼天ですね。
ていうか、横光だとほぼ個人の特定ができない。。。
許褚も蒼天かな。
当然といえば当然ですが、やはり蒼天だと魏の皆さんは比較的ステキに描かれていますね。
張遼は蒼天も捨てがたいが、元スプリングボクスのマットフィールド似のSWEET張遼でよろしく。

仲達は「げぇ、孔明!」の横光仲達もなかなかの芸達者ぶりですが、ここは、思いがけない懐の深さを見せた人間味あふれる江森仲達に軍配。

次は呉の皆さん。
イケメン周瑜がお好きな方は江森だったりレッドクリフだったりするかもしれませんが、たくさん血を吐くあなたが好き[黒ハート]な私は、なんといっても吐血の量がハンパない横光周瑜です。
魯粛殿はすべてを知りながら出過ぎたことは言わない江森魯粛かな。
諸葛瑾は江森版もなかなかいいが、やはり一番はネクラでオタクな白井版瑾兄ちゃんでしょう。

最後は蜀の皆さん。
関羽、張飛はいずれも蒼天がいいですね。
趙雲は涼しげイケメンの蒼天趙雲もステキだが、思春期に刷り込まれた横光のドカベン趙雲には一歩及ばず。
馬超は白井版もいい味出してるんだが、兜の存在感で横光の勝利。
龐統、徐庶も横光。刷り込み効果です。
魏延は言うまでもなく江森。これはもう世界を代表するイイ男だと思う。
江森三国志がなかったらここに名前が出てくることすらなかったであろう。
姜維は白井版のお子さま伯約くんもなかなかいい味出してるんだが、謎の頭巾の横光版がカワイイ。

そして最後は三国志の裏の、あるいは真の主役、孔明先生です。
蒼天孔明はキモすぎて論外として、権力闘争と愛欲と謀殺と殺戮の限りを尽くして生き切った江森孔明を選びたい気持ちもあるし、だんだん壊れてくる白井版孔明も捨てがたい。
しかしながら、もはや三国志と言ったらあのシルエットが頭に浮かぶ圧倒的認知度の横光孔明に栄光を。

あなたのお好みはどの彼でしょうか?



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何かをしなきゃいけない病 [つぶやき]

最近、あまり本を読まなくなりました。
すがりつくように本を読む必要がなくなったのかもしれませんし、インターネットとスマホに頭を毒されつつあるからかもしれません。

あるいは、このところ社内ニートな時間が減っていることも影響しているかもしれません。
社内ニートでないと本をあまり読みません。
社内ニートでないとブログも書けません。
でも忙しく目の前のことをこなしていた方が、余計なことを考えなくて済みます。

それってなんだか変だなーという気もします。
そもそも人間は昔から、常に何かをしていたのでしょうか?
生きていくのに必要な分だけ働いて、あとはぼーっとしていたのではないかと思うのです。
何もしない時間に耐えられなくなってきたのは、おそらく農耕を始めてから少しずつそういう傾向が出てきたと予想されますが、特に機械化、情報化が進むにつれて加速度が増している気がします。

なんだか常に、なにか価値のあることをしなければいけないという焦りを感じます。
読書か? 旅行か? 人とのコミュニケーションか? 金儲けか? 自己実現???
何をしたらこの焦燥感が消えるのか、よくわかりません。
なんらかの刺激によって一時的に目隠しされることはあっても、なくなることはありません。
おそらく、〇〇すれば消える、ということではないのだと思います。

もしかすると、何かしなきゃという気持ちのままで、じっと何もしないでいることで、少しずつ小さくなっていくのかもしれません。
じっと待つというのは、動物たちの知恵です。



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くたびれてますね [つぶやき]

廊下でボスその3を見かけて、
(おっさん疲れてんなー)と思ってニヤニヤしていたら、
「楽しそうですね」と声を掛けられたので、
「ボスはくたびれてますね」
……と思ったけど言わなかった。オトナだから。


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仮の姿 [つぶやき]

先日ボスその1から、
「君が見せているのは仮の姿のような気がする。本当は何者なのかと思う」
というような趣旨のことを言われた。

10年近く一緒に働いているんですが……


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リニア戦艦大和 [つぶやき]

最近、リニア新幹線の記事を度々目にすることがあって、そのいずれにもちゃんと目を通してはいないのだけれども、2027年開通9兆円プロジェクトという規模に、私はなんとなく戦艦大和を連想してしまう。
大金をつぎ込んだ割にはほとんど戦うことなくあえなく撃沈してしまった夢の戦艦大和。
リニア中央新幹線が、その開通時には時代遅れの大艦巨砲主義になっていないことを祈るばかりです。


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思考の限界 [つぶやき]

思考の限界、ということをしばしば思います。
私はとても意識優勢の人間で、なんでも理屈で説明したがる傾向があるのですが、それで色々なことがうまくいっているかというと、そうは思えない。

ネットで何か買おうと思ったら、あれもこれも見比べてだんだん訳が分からなくなって、ようやくどれを買うかを決めたら今度は「もっと安く買えるサイトがあるのではないか」と探し始め、1時間くらいさまよってようやく購入という段になって、「これは本当に私に必要なものなのだろうか」という疑いが浮かんでくる始末。
本当に、疲れます。

河合隼雄は「あれこれ考えずに偶然にゆだねた方が人生楽しい」というようなことを言っていたし、中井久夫も「でたらめやハプニングが突破口となる場合がある」というようなことを言っていた。

そこで私は考えた。
偶然とはすなわちサイコロを振ることである。
何かに迷ったときは偶然の神様にゆだねるべし。

例えば、Aの商品とBの商品で迷ったとき、Aと書いた紙片とBと書いた紙片を用意して、それを同じように折りたたんで目を閉じて混ぜ混ぜして、えいやっと放って、「右と左どっち?」と頭の中で訊ねる。そして浮かんできた考えに従って紙片を開く。

大きな買い物でやるには勇気がいるけど、小さな買い物はこれでだいぶ楽に決められるようになった。
買う段になって不安になったら「GO」と「STOP」で同じことをする。
結構楽しい。

暇なときには「本を読む」「瞑想する」「散歩に行く」など、数種類の紙を用意して、やっぱり混ぜ混ぜして目を閉じて順番に繰りながら、頭の中で「ここだ!」と思ったところで手を止めて紙を開く。

つい先ほどこれをやったら「ブログを書く」と出たので書いてみました。
ネタがないときは絞り出すのに苦労します。


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暴走を止める3将軍 [つぶやき]

Newsweek日本版の「アメリカを守る最後のとりで 米政府 危ういトランプ政権が機能しているのは3人の元将軍のおかげ」という記事が面白かった。
暴走する大統領を3人の元将軍が制御する……って、普通は逆でしょ。

ケリー、マクマスター、マティスのうち、私が就任当初から注目しているマティス国防長官は特にキャラが立っていて面白い。
脇役ながらも絶大なる人気を誇るアニメキャラにいそう。

少年時代はかなりのワルだったが、軍隊に入って一変、優秀な軍人として頭角を現す。
その戦ぶりは激しく、畏敬の念とともに「狂犬」と呼ばれる伝説の指揮官となる。
一方で、軍に人生を捧げたストイックな生き方から「戦う僧侶」というあだ名も。
退役して学究生活を送っていたこの元将軍に、悪名高い新大統領が政権入りをオファー。
それを承諾したことに周りは驚いたが、暴走気味の大統領も、この元将軍の言葉には耳を傾けるという。
冷静沈着な軍事のエキスパートは異例の大統領の政権運営にどう影響を与えるのか!?

ほら、マンガやアニメに出てきそうでしょ。
あの強面がまた絵になるよね。



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その後のクシャナとクロトワ [つぶやき]

寝ても覚めても殿下のことが頭から離れないので、クシャナ殿下とクロトワのその後について小一時間……どころか計5時間くらい考えてみた。

まず、正式な結婚、というのはなさそうだな、と思う。
イマイチ想像できない。

殿下の本心ははかりようもないが、クロトワはあきらかに下心アリアリなので、こういうことがあったりするかもしれない。

「何をする!?」
「あ、いえ、殿下の色香に惑わされまして、つい」
「…………」
「…………」
「ハハハハハ! トルメキアの白い魔女をそのような目で見る男がいたとはな」
「掃いて捨てるほどいると思いますがねぇ」
「事の最中に毒蛇の牙にかかるかもしれんぞ?」
「殿下の上で死ねるなら本望で」
「フン、正気かクロトワ」
「正気ですぜ。まあ、頭が多少、瘴気にやられているかもしれませんが」
「笑えんな。もうよい、さがれ」
「へ? おとがめはなしで?」
「このような戯言、とがめるのも馬鹿馬鹿しい」
(こちとらけっこう本気だったんだがねぇ……)

殿下は生涯独身を貫いてもカッコいいと思う。
ご幼少の頃からの経験上、殿下にとって男とは「自分の命を狙う毒蛇」「かわいい部下」「その他」でしかなかったと思われる。
殿下は男を必要としていない。
逆に言えば、殿下にとって結婚なんてのはしてもしなくてもどっちでもいいもので、トルメキア再興が軌道に乗ってきた辺りで、口うるさい王族や貴族どもを黙らせるために、家柄はいいが毒にも薬にもならないようなおとなしい男とあっさり婚礼を挙げそうな気もする。

同じ頃にクロトワも気のいい娘と結婚して、子供も生まれてそれなりに幸せな家庭を築いたりする。
でも二人ともそれぞれの配偶者といるよりも断然長い時間を一緒に過ごしていて、あの過酷な戦役を生き延びた共通の経験もあって、誰よりも通じ合っているところがある。
その二人の間に男女の関係があるかどうかは大いに悩む。
正直、今でも真剣に悩んでいる。
エカチェリーナ二世とポチョムキンみたいな関係もいいな、と思ったりもするけれど、ここはあえて、あくまで主従以上愛人未満にとどめておく。

やがてなすべき事をなし終えたクシャナは永遠の眠りにつく。
老いてなお美しいその死に顔を眺めながら、自身もまた老人と呼ばれる年齢になったクロトワは相変わらずの口調でつぶやく。
「このひとも死ぬときゃ死ぬんだねぇ」
一緒にコルベットに乗っていたあの修羅の日々が蘇る。そしてその後の再興の道。
花を手向けて飄々と立ち去る老クロトワ。
(俺が出会った中で、一番いい女だったぜ、クシャナ)
そして半月後、後を追うようにクロトワもまたこの世を去った。

……という妄想。



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ドラマ「この世にたやすい仕事はない」 [つぶやき]

津村記久子の「この世にたやすい仕事はない」がNHKでドラマ化されるってんで、どんなもんかと見てみました。
一言で言うと、津村記久子っていうか、TVドラマでした。

映画にしろドラマにしろ、原作を忠実に再現する必要はないから、コレはコレということで構やしないんだけど、私は津村記久子が好きなんであってTVドラマが好きなわけではないので、たぶんもう見ないだろうなぁと思う。

原作では36才のおそらく地味でたぶん眼鏡をかけている独身女性(男の影が一切ない)が主人公だったが、ドラマでは28才のカワイコチャン(男と同棲中)が主人公。
津村臭、限りなくゼロ。

お仕事の内容は原作の要素を活かしつつ、かなり脚色しています。
原作は原作、ドラマはドラマ。別物と思った方がいいでしょう。

以下、余談。

録画したこのドラマの1、2話を見た頃に、ちょうど木嶋佳苗の死刑確定がニュースになっていた。
週刊誌の見出し広告で、この人が獄中で2回も結婚しているということを知り、なにそれ、どういうこと!? とネットで検索してみたら、声がものすごく可愛いとか、立ち居振る舞いが優雅で上品とか、すごく優しいとか、料理がめちゃくちゃ上手いとか、言葉の選び方が巧妙とか、色々出てはきたものの、実物を見たことはないし、なんとなくイメージわかないなぁ、と思っていた。

そんな時である。
ドラマの1、2話に登場するミステリアスな先輩、江里口さんを演じるアジアン馬場園がものすごくイメージに重なった。
主人公を演じる真野恵里菜の方が断然スタイルもいいし可愛いんだけど、私が男だったら馬場園を選ぶね。
役柄というのもあるだろうけれど、「私デブだし」みたいな卑屈さをまったく感じさせず、むしろメイクもファッションもピンクでガーリーで最大限に女を楽しんでいる。
なんか受け入れてくれそうな感じ。

たぶん、木嶋佳苗もこういう雰囲気の女性なんでしょうねぇ。